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PERUN搭載で500丁限定のARCTURUS PPK20 AEG PEエディションのレビュー

記事作成日:2023年8月16日

ARCTURUS製電動ガン、『PPK20 AEG PE(AT-PPK20-PE)』のレビューを三山商事株式会社よりご依頼頂き、製品をお借りしたのでレビューしていきます。

こちらはPP-19シリーズ(Bizon/Vityaz)の後継機種としてカラシニコフ社が発表したPPK-20を再現した電動ガンになります。
外装に関してはARCTURUS PP19-01 Vityazベースでグリップとストックが変更されている製品で、内部に関してはPERUN ETU、13:1強化ギア、21TPA ネオジウム ハイトルクモーターが組み込まれているPEエディション仕様となっており、今回ご紹介するのは500丁限定のリミテッドエディションとなります。

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付属品とアクセサリーについて

内容物はこんな感じ。
付属品はクリーニングロッドとおなじみのロゴステッカー、説明書、初速証明及び品質証明書、PERUN設定マニュアル、ノベルティグッズ(PPK20ラバーパッチ、ロゴラバーパッチ、マグネットステッカー)、ディーンズ→タミヤミニ変換コネクタ、マグウェル、L字レンチです。

PERUN ETUのマニュアルはこんな感じで、ARCTURUS製品用にアレンジされた『ARCTURUS V3PE』というETUが搭載されています。
ETUのベースとなっているのはスタンダード電動ガン Ver3用のPerun V3 HYBRIDです。
こちらのマニュアルはステッカーになっている物とカードになっている物が入っています。

セレクターレバーを動かしながらトリガーを引き、LEDの色とビープ音聞きながら調整する形で、セレクターレバーの順番、アクティブブレーキの強さ、プリコック位置、連射速度制御、トリガー感度、バッテリー電圧アラートなどの設定を行えます。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: DSC4916.jpg
トリガーとメカボックスの隙間からLEDの色を確認可能

取扱説明書はPP19シリーズ共通の物で、基本的な操作説明の他にバレル・チャンバーやQDスプリングガイドを外し、ピストンスプリングを取り外す方法などが記載されています。
最後の方にパーツリストも存在します(PPK20以外の製品のパーツリストも記載)

尚、同社製AKシリーズはトップカバーを外してストックを折りたたむだけでピストンスプリングにアクセスする事が出来るのですが、このPPK20でもその構造は健在です。
色々弄る人間からすると有り難い構造です。

そのほかの付属品としてはマガジン2本(共にノーマルマガジン)とサプレッサー、マグウェルがあります。

PPK20に付属するマガジンは同社のPP19-01 Vityazと同じポリマーマガジンで、装弾数は95発ですが、マガジンバンパーを外してインナーに付いているスイッチを動かす事で30発(リアルカウント)に切り替える事も可能になっています。

サプレッサーはZenitCo DTK Saiga 9タイプの物が同梱されています。
刻印の内容はアレンジされていますが、先端部分に入っています。

中には消音材は入っておらず空洞になっています。
内径は約35mmなのでそのサイズの消音材を詰め込んだり、トレーサーユニットを組み込む事が出来ます。

マグウェルはこんな感じの樹脂製の物が付属します。
こちらのマグウェルは2本のイモネジでPPK20のマグウェル部に固定させる仕様となっており、取り付ける事でマガジンを入れやすくなります。

ARCTURUS PPK20の外観レビュー

という訳で、ARCTURUS PPK20 AEG PEエディションの外観を見ていきます。

フラッシュハイダーはバードケージタイプの物が付いています。
こちらは14mm逆ネジで付いており、フラッシュハイダー下部のイモネジを緩める事で取り外す事が出来ます。

付属のサプレッサーを取り付けるとこんな感じ。

フロントサイトは下部にライトモジュールを取り付けたりする為のレールが付いています。
尚、フロントサイトは専用治具を使う事で上下左右に動かす事が出来ます。

ハンドガードは同社のPP19-01 Vityazと同じポリマー製で、アンダーレールと右側にだけサイドレールが付いています。

リアサイトブロックとリアサイトはこんな感じ。

尚、リアサイトブロックの反対側にはPP19の折りたたみストックをロックする為のパーツが残っています。

9mm弾を使用する製品という事もあり、ピストル弾用の近距離用サイトが付いています。

サイトピクチャーはこんな感じ。

レシーバーはこんな感じ。
マグウェルやグリップ以外はスチールで出来ている事もあり、ずっしり感と硬さが凄いです。
また、PP19-01 Vityazで付いていたサイドレールが無くなっています。

マグウェルはこんな感じ。
ここに付属のマグウェルを大型化させるパーツを取り付ける事で、マガジンが差し込みやすくなります。

大型なマグウェルを外した状態と付けた状態でマガジンを差し込むとそれぞれこんな感じの見た目になります。

ただし、マガジンを抜く時のレバー操作がマグウェルが付いているせいで少しやり辛くなっています。
マガジンキャッチレバーを延長させるようなパーツがあると良いのですが…。

エジェクションポート周りはこんな感じ。
ピストル弾を使用するモデルなので、AK系よりも小さなエジェクションポートが付いています。
ボルトハンドルを引く事でドラム式のHOP調節ダイヤルにアクセスする事が出来ます。

HOPダイヤルは無段階調整が可能です。

トップカバーには20mmレールが付いています。
トップカバーとレシーバーのロックはしっかりしており、ほぼガタツキはありません。

セレクターレバーはこんな感じで、上からセーフティ、フルオート、セミオートになっています。
各ポジションでしっかりカチッと硬くなる感触がある、良いセレクターレバーです。

SAFE
FULL
SEMI

トリガーガードの下にはARCTURUSのロゴとシリアルNOが入っています。
トリガーはシンプルな三日月状です。

グリップはAK12などで採用されているポリマーグリップに変更されています。

フィンガーチャンネル付きなので手の大きさによっては握りづらさを感じる事もあるかも知れませんが、全体的に丸みを帯びているので手の小さい私でも握り心地はそこまで悪くはないです。
ちょっと太い感じはありますが、モーターが入っている事を考えると仕方がないでしょう。

ストックはこんな感じで折りたたみと伸縮が可能なポリマーストックが付いています。
こちらは最新のAK12で採用されているタイプのストックですね。

ストックの折りたたみはAK74系から変わっておらず、レシーバー脇のボタンを押しながらストックを畳みます。
折りたたむとこんな感じ。

尚、折りたたむ際はレシーバー側面のボタンを押す必要がありますが、戻す時はそのまま引っ張れば戻せます。
ただ、ヒンジの動きが渋い場合はロックレバーを操作してやる必要があります。(何度か動かしているとスムーズに開閉出来るようになるはず)

ストックの根本にはQDスイベルホールが、バットプレート側下部にはスリングを通す穴が空いています。

ストックを伸縮させるにはバットプレート側の付いているレバーを押しながらストックを引っ張ります。
ストックのポジションは6段階あります。

ストックの長さは約20cmから約26cmに伸ばす事が出来ます。

バットプレートは肉厚で程よい弾力とグリップ力のあるラバーが付いています。

バッテリーの取り付けと対応するサイズについて

バッテリーを入れるにはトップカバー後ろのボタンを押しながらトップカバーを開きます。
バッテリーサイズはトップカバー内に入れる事が出来る厚みの少ないストックチューブインサイズやスティックタイプが使えます。

配線は取り回しの良い柔らかめの物で、バッテリーコネクタはディーンズコネクタ(T字コネクタ)です。
コネクタはAmass製のディーンズコネクタが搭載されています。

長細いLiPoバッテリー(AKタイプやスティックタイプなどと呼ばれる物)はガスチューブ側に逃がす事が可能で、薄型のストックチューブインサイズの物はHOPダイヤルの上辺りに配置する事で取り付ける事が出来ます。

箱出し状態の初速と発射サイクルについて

PERUNの設定を弄る事で色々と変えれてしまうので、とりあえず箱出し状態での初速と発射サイクルを紹介します。
検証に使用したバッテリーはRE VOLTAGE 7.4V 1500mAh 85C、BB弾は東京マルイ 0.20g 樹脂弾です。

初速は90m/s程度でHOPを強くしていくと初速は下がっていき、最大HOP状態では85m/s前後まで下がりました。

発射サイクルは秒間18.7発程度と13:1ギアが組み込まれている事もあって、かなり速い発射サイクルとなっています。

尚、少し硬めのスプリングが組み込まれているのか破裂音は結構大きめでした。


という訳で、ARCTURUS PPK20 AEG PEのレビューは以上になります。

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