InfiRay RH25 Pfalcon640+をクリップオンモードで使ってみた感想

記事作成日：2023年9月29日

先日、ファスガンゲームに行ってきた際にInfiRay RH25 Pfalcon640+をクリップオンで使ってみました。
組み合わせたスコープはNOVEL ARMS ABSOLUTE 1624 IR CQBで、基本的に倍率は2倍にして使っていました。

InfiRay RH25 Pfalcon640+は自作の変換アタッチメントを使って、Wilcoxタイプのスイングマウントに取り付けたので、一応サーマルイメージャーを避けてスコープ単体だけで狙う事も出来るようになっていますが、サーマルイメージャー越しとスコープ単体でゼロイン設定が変わってしまうのであんまり現実的ではありませんでした。
クリップオン専用機のように、しっかり軸が出ている場合はゼロインがズレたりしないんでしょうけど…。

尚、RH25 Pfalcon640+は単体でのサイティングも可能な製品ですが、今回クリップオンで使用したのは交戦距離の長さと単純にRH25のUIが悪くてゼロイン調整がめんどくさいからです。

クリップオン状態でのゼロイン調整について

サーマルイメージャーをクリップオンさせた場合のゼロイン調整はスコープ側で行います。
尚、サーマルイメージャーは熱を見る為の装置なのでファスガンのゼロイン調整で使う光るターゲットの着弾点が分かりません。

その為、両目照準で狙いながら撃つ事は必須になります。

尚、サーマルイメージャー上ではこれくらいの解像度で視認する事が出来るので、ターゲットを狙う事自体は造作もないです。
やはりこのセンサー解像度は良いですねぇ…。

ファスガンで使ってみた感想

実際にファスガンで使ってみた感想ですが、全体的にクリップオンが使いやすかったというよりRH25 Pfalcon640+の解像度の高さに助けられた感が強かった印象があります。

尚、この日は最初White hot（温度の高い所が白く、低い所が黒くなる）で使っていましたが、途中でRed Hot（基本はWhite Hotと同じで特に温かい所が赤く強調表示される）の方が分かりやすい気がしたので、RedHotで使っていました。

200m位の距離にある森林に居る敵と戦っている様子です。
これくらいハッキリ見えていればWhite hotでも問題ないですね。

2倍率にしたNOVEL ARMS ABSOLUTE 1624 IR CQB越しに覗くと上写真の中央付近が拡大されて見えるので、より一層狙いやすいです。

索敵をするなら視野角が広い方が良いのでクリップオンにしない方が良いですが、等倍サーマルであってもこういう長距離の敵と戦うならクリップオンの方が優れている印象がありますね。

また、裏取りに成功して100m〜300m程度の距離の崖の下に居る敵や味方を見ている状態です。
この距離になると等倍のナイトビジョン越しでは木の陰とかに隠れられると影と同化して認識し辛いのですが、サーマルイメージャー越しであれば明確に人数も把握出来る為、ピンポイントに敵を狙う事が出来ます。

実際に攻撃している様子を動画で撮っています。（RH25の録画機能を使っているので、音はありません）

この間のゴルフ場ファスガンで裏取りした時の映像。
高台から一方的に撃てる爽快感。（RH25の録画データなので音無し） pic.twitter.com/cwaAXBzP08
— エボログの中の人 (@Evolutor_web) September 27, 2023

また、ゲーム中にナイトビジョン越しにマズルフラッシュが確認出来たので「あの辺りに敵が居るのか？」と思って注意して覗いていた草むらからひょこっと敵が頭を出したタイミングの様子はこんな感じです。
このように完全に隠れている状態であっても位置バレしていたら頭を出した瞬間に赤色で強調表示されて正確な位置が分かります。

動画はこんな感じ。（RH25の録画機能を使っているので、音はありません）

ナイトビジョン越しに林の中でマズルフラッシュを確認
↓
林の方をサーマルで確認するも見当たらない
↓
隠れていたようで、頭を出した瞬間に発見、攻撃

完全に隠れられると見えないけど、ちょっとでも顔出した瞬間に分かるのが凄い。
※音無し動画 pic.twitter.com/a5fpzHkFsp
— エボログの中の人 (@Evolutor_web) September 27, 2023