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ActionArmy VSR10/KJ M700用ロングスコープレール(MARS)をVSR-ONEに取り付けました

記事作成日:2023年11月24日

ActionArmy製のマウントレール、『ActionArmy VSR10/KJ M700用ロングスコープレール(B01-026)』を買ってみました。
こちらの製品は東京マルイ VSR10シリーズ並びにKJ Works M700(タナカ ガス式クローン)に対応するマウントレールで、バレル上部までレールが延長されているのが特徴の製品になります。

いわゆるMARS(Modular Accessory Rail System)マウントと呼ばれる種類の製品で、ナイトビジョン・サーマルビジョンをクリップオンで設置したり、レンジファインダーを設置したり、各種エイミングデバイスを設置する為の製品です。
ざっくりボルトアクションライフルに色んな光学機器を取り付ける為のレールって感じですね。

内容物はマウントレール本体とサイドレール2枚、取り付け用のネジ(VSR10用、M700用、サイドレール取り付け用)になります。
ネジは製品ごとに袋が別れており、ラベルが貼られていないのがサイドレール用です。

PRI Night Vision Mount

形状的にRemington M24A2/A3付属のMARSやPRIのナイトビジョンマウントが元ネタなのかも知れませんが、各部の仕様が結構異なっているので、コピーという訳では無さそう。

尚、PDIやVFCからはRemington風のMARSマウントが発売されています。

今回はファスガンでVSR-ONEを使う際にナイトビジョンやサーマルイメージャーをクリップオンで使う為にこの製品を購入してみました。

という訳で、ActionArmy VSR10/KJ M700用ロングスコープレール本体はこんな感じ。
非常に長いレールで、レシーバー上部のレールから前側にレールが延長されています。

尚、レシーバー側のマウントレールの高さと前側のマウントレールの高さが異なっているので、マウントベース側で高さを調整する必要があります。

前側のレールはこんな感じ。
このレールはレシーバー側より一段低い位置にあります。

前側のレールと後ろ側のレールの間にはサイドレールを設置する為の溝とネジ穴が設けられています。

付属のサイドレールは2枚、このように大きく飛び出している特徴的なデザインをしています。

取り付け位置は7箇所から選ぶ事が出来、向きも前向き・後ろ向き関係なく設置出来ます。

サイドレールを取り付けるとこんな感じでマウントレールとの隙間が生じます。
スリングとか木の枝とかを引っ掛けてしまったりしそうな気がしますが、レシーバーとの干渉を避ける為でもあるので仕方がないのかも知れません。

今回、サイドレールを使う予定はありません。

レシーバー上部レールはこんな感じ。
軽量化の為の肉抜きが特徴的で、右側にはエジェクションポートを避ける窪みが設けられています。

レールの高さはソコソコ高く、18mm程の高さがあります。

尚、マウントレールをレシーバーに取り付ける為のネジ穴は前に2個、後ろに2個の4つに加え、KJ Works M700のHOPダイヤルを取り付ける為の穴が設けられています。

今回、このマウントレールは東京マルイ VSR-ONEに取り付ける為に購入しました。
というのもこのレールの長さがVSR-ONEのバレル長とほぼ同じなんですよね。
なので、バレル上部を全部レールにする事が出来ます。

という訳で、取り付けていきます。
まずVSR-ONE純正マウントレールを外し、ロングレールを取り付けます。

尚、マウントレール取り付けようネジは3本が短く1本が長いです。
とりあえず一番長いネジを一番後ろにして短いネジ3本を前側に使ってみました。
少なくとも一番前側のネジはアウターバレルと干渉する可能性があるので、短い方が良いと思います。

VSR-ONEにActionArmy VSR10/KJ M700用ロングスコープレールを取り付けるとこんな感じになります。

マズル側はこんな感じ。
期待通り、ほぼツライチです。

ボルトハンドル側からの眺めはこんな感じ。

形状としては想定通りで全然問題無かったのですが、想定外の事もありました。
まず、レールとアウターバレルは接触せず2mm程度浮いています。

VSR-ONEはバレルやレシーバー自体の剛性が低いので、レールに負荷を掛けると歪みます…。
つまり、フロント側に重い光学機器を取り付けるとまともにゼロイン出来なくなる可能性がありますし、何かにぶつけた拍子にゼロインが狂う可能性が高いです。

単なる飾りであればこれでも良いのですが、今回はちゃんと使おうと思っているので結構致命的です。

また、これはVSR系の製品全般的に言える問題ではあるのですがレシーバーとバレルは完全にセンターが出ていない事があります。(調整は出来ますが、負荷を掛けるとどのみち歪む)
その為、マウントレール側も前側でズレが生じます。

バレル自体を太くしてマウントレールとのクリアランスを抑えつつ、ズレも回避するみたいな方法を取った方が良さそうな気がしました。

とりあえず応急措置として厚さ2mmのゴム板をレールに貼り付けて隙間を埋めてみる事にしました。

これでどの程度ゼロインの狂いが生まれるのかを一度確かめて、問題があるようであれば本格的にアウターバレルを加工するなりしてバレルにマウントレールをねじ止めするような形にしようと思っています。

という訳で、ActionArmy VSR10/KJ M700用ロングスコープレール(B01-026)のレビューは以上になります。