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EoTech製3倍マグニファイア、G33 STSを中古で購入しました。

記事作成日:2023年12月8日

色んな人から見せてもらってはいたものの、何だかんだ持ってなかったEoTech G33を今更ながら購入しました。
結構使用感のあるダメージがありますが、店売り6万円だったので衝動買いしました。
見た感じそんなに大きなダメージは無く、レンズも比較的綺麗な状態だったので割とお買い得かなと。

ちなみに、このG33の前オーナーは友人でした。
そんな事あるんですね…。

内容物は製品本体とマウント、取り付けネジ、説明書・保証書類です。
尚、ネジは前オーナーが別途購入した別売の純正ネジも同梱されていました。

EoTech G33の外観レビュー

という訳で、G33の外観を見ていきます。
もう今更紹介する事も無いですが、EoTech G33はアルミ製のハウジングにラバーで出来たカバーが付いているデザインが特徴です。
尚、2018年製造のモデルなので刻印などの仕様は古い物になります。

同社のG23 マグニファイアの後継機種に当たり、軍警察関係での採用例が非常に多く民間の流通も多い事から恐らく一番有名な形のマグニファイアではないかと思います。

細部の紹介

という訳で、EoTech G33の細部を見ていきます。

マウント基部(フットプリント)はこのような見た目で、特に明確な規格名がある訳では無さそうなのですが、互換性を高める為か様々なメーカーで採用されています。
また、ネジ穴はイリサートによる補強がされています。

バーティカル アジャスト ダイヤルとホリゾンタル アジャスト ダイヤルはそれぞれこんな感じで大きく飛び出しており調整がしやすいデザインになっています。

一度位置を合わせてしまえば動かす必要の無いダイヤルではありますが、簡単に調整が出来るのは色々使い回しがしやすくなるので、セットアップをコロコロ変える私敵にはこういうノブが使いやすくて良いです。

ハウジングに付いているラバーカバーにはEoTechのロゴが入っています。

視度調節ノブはこんな感じで回すと飛び出します。

スイングマウントとライザープレートについて

付属のスイングマウントとライザープレートはこんな感じで、前オーナーがネジを別途購入した為長いネジが2セット付属してきました。
ネジにはネジロック剤が塗布されています。

スイングマウントはこんな感じでロックする為のレバーやボタンなどは無く、プランジャーのテンションだけでロックする仕様の製品です。

色々あるスイングマウントの中で一番使い勝手の良い仕様だと思います。
やっぱりマグニファイアを操作する際にボタンやレバーを操作するのは面倒ですからね…。

ヒンジ部にはガタツキを抑え、スムーズな動作を行う為に黄色いパーツが付いています。
尚、レプリカ品では付いていなかったり、ワッシャーになっていたりします。(この仕様を再現している製品もありますが…)

尚、このスイングマウントはパテントが存在します。
SIG SAUER、Trijiconなどのメーカーも同様のパテントを使ってスイングマウントを作っています。

このスイングマウントは操作性の高さも良いですし、QDレバーの設計が優秀というのも大きな特徴です。
カチッとしっかりロックされるのはもちろん、ロックの解除も簡単に行えます。
それでいて不意にロックが解除されるような事が無い、優秀な設計になっています。

ライザープレートはこんな感じ。
このプレートをマグニファイアとスイングマウントの間に挟み込む事で、マグニファイアの高さを1.53インチにする事が出来ます。

ライザープレートと一緒にマグニファイアを取り付けるとこんな感じになります。

レンズについて

G33のレンズは対物レンズ・接眼レンズ共にマルチコートが施されています。
対物レンズ側は水色〜緑色系のコーティング、接眼レンズ側は黄緑色〜緑色に加えてピンク色の反射も確認出来る事から、どこかしらのレンズに赤系のコーティングも施されているようです。

尚、G33は個体によって接眼レンズのコーティングがパープル系の物になっている物があるようですが、民生モデルは基本グリーンマルチコートっぽい印象があります。
パープル系のコーティングのG33は米軍放出品のFDEカラーのG33で1回だけ見たことがあります。

もしかしたらロットによる差だったりするのかも知れないですが…。

EoTech 512と組み合わせてみる

という訳でEoTech製ホロサイト、EoTech 512と組み合わせてみます。
EoTech 512は1.41インチの高さの製品なので、ライザープレートを外した状態で取り付けます。

AR15系のアッパーレシーバーに取り付けるとこんな感じになります。
ホロサイトの前側が飛び出すような感じになり、リアサイトを取り付けるスペースが殆なくなります。
一応、後2コマ前にずらす事も出来ますが、かなり小型なリアサイトじゃないと取り付けられないです。

覗くとこんな感じ。
512のレンズはほぼ透明ですが、G33のレンズは若干暖色系の色味になっているので像が黄色く見えます。
屋外だとこの色味のお陰で像がクッキリ見えるように感じるので良かったりします。

屋外で覗いてみた感想

先日サバイバルゲームに行った際に覗いてみました。
ドットサイトはEoTech 512を使っています。

EoTech 512単体で覗いた時とEoTech G33越しに覗いた時はそれぞれこんな感じ。
レティクルの綺麗さはもちろん、明るさ、コントラストの高さは申し分無く日陰になっている所もクッキリ見る事が出来ていました。


という訳で、EoTech G33 STSのレビューは以上になります。