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HolyWarrior Aimpoint Comp M5タイプドットサイト 高輝度モデルのレビュー

記事作成日:2023年12月18日

友人がHolyWarrior製のドットサイト、Aimpoint Comp M5タイプドットサイト 高輝度モデルを購入したので借りてレビューします。

波状ウレタンフォームが入っているハードケースに収められており、マウントはローマウントベースのみになります。
尚、こちらは炎天下での使用も可能な高輝度モデルになります。

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尚、開封時点では本体に「保証シール」という物が貼られており、剥がすのが大変だったとの事です。
Amazonのすり替え防止用に剥がしにくいシールが貼られていたようです。

外観レビュー

HolyWarrior Aimpoint Comp M5タイプドットサイトの外観はこんな感じ。

Aimpoint Comp M5は「M5」、「M5s」、「M5b」と大きく3種類のモデルがありますが、こちらはComp M5を模したモデルで、Comp M1/M2/M3/M4/Proと同様に電池ボックスがハウジング右上に付いているのが特徴です。

尚、M5sはComp M4sと同様に電池ボックスがハウジング右下に配置され、M5bではハウジングのデザインが大幅に変わっている外、電池ボックスが左下になっています。

対物レンズ・接眼レンズにそれぞれ半透明のポリカーボネートが埋め込まれているバトラーキャップが付いています。

バトラーキャップを開いた状態だとこんな感じ。

尚、バトラーキャップは取り外す事が出来る外、回転させて蓋が開く方向を任意の向きにする事が出来ます。
ただし、電池ボックスと干渉するので、360度自由に変えれるという訳ではありません。

バトラーキャップを外した状態での前後はこんな感じになります。

対物レンズ側はこんな感じで、バトラーキャップを引っ掛けておく為の溝が付いています。
内側にはねじ切りなどは施されていません。

ハウジング左側面にはAimpointoのロゴが深掘りで入っている外、「CompM5 2MOA」という製品名とシリアルNOを模した英数字が記載されています。
エッジを見るとAimpointの深掘りが少し粗いというか汚いですが、それっぽく再現はされていますね。

ハウジング右上には電池ボックスが付いていますが、こちらにはAimpointの刻印は入っていません。
使用する電池は単4電池1本です。

電池ボックスの後ろが輝度調整ノブになっており、ノブに付いている白点と電池ボックス側の白点が同じ位置にあると電源OFF状態、輝度はノブを回す事で変更し、11段階で調整する事が出来ます。
尚、NVモードのような低輝度モードは存在しません。

エレベーテーションダイヤルとウィンテージダイヤルにはこのようなキャップが付いており、なにかに引っ掛けた際にキャップが緩んだりしないようにするシールドが設けられています。

尚このキャップ上面はよく見るとセンターがズレている事が分かります。
ちょっと気になったので紹介します。

キャップを外すと2つの穴が開いた調整ダイヤルが出てきます。
ここに反対側にしたキャップを取り付け、ダイヤルを回すというAimpoint製品ではおなじみの仕様です。
尚、キャップの内側には回転方向が記載されています。

ダイヤルはカチカチとしたクリック感はありますが、ちょっと感触がヌチャッとしていてあまり心地良い感触ではありませんでした。

接眼レンズ側はこんな感じで、内側には乱反射防止の凹凸が設けられています。

マウントベースはローマウントが付いています。
規格自体はT1系と同じなので、T1/T2互換のマウントベースを取り付ける事が出来るでしょう。

ただし、マウントベースを固定するネジはダイカストのハウジングに直接ネジ止めする仕様でイリサートのような補強がされていない為、何度も着脱をしているとネジ穴が広がってきたり舐めてしまったりする可能性がありそうです。

ネジを締め込む際もあまりトルクは掛けないように気をつけた方が良いでしょう。

レンズコーティングと覗いた時の様子について

対物レンズはシンプルなルビーコートが施されていますが、レティクルの視認性を上げる為と思われる内側の青色のコーティングも映り込んでいます。
接眼レンズ側はクリアコートのみのようで、マルチコート系のコーティングは確認出来ませんでした。

レンズコーティングに関してはちょっと安っぽい感じが否めないですね。
まあ、レプリカ光学サイトの場合、対物レンズがミラーコートになっていないだけでも良いとは思いますが…。

尚、発光モジュールはチューブ内側の下部に設定されています。
発光モジュールが付いているチューブのサイズはレンズよりも一回り小さい為、視野は少し狭くなっています。

覗くとこんな感じ。(バトラーキャップ無し状態)
レンズの透明度は非常に高く、レンズの青みや黄ばみはほとんどありません。(全く無いと言っても良いレベル)
ただし、視野はレンズの大きさの割には少し狭いです。

ただし、バトラーキャップ装着時の視野は変わりません。
一般的に視野の広いチューブドットサイトはバトラーキャップを取り付ける事で視野が狭くなってしまうのですが、こちらの製品は元々ハウジング内のチューブによって視野が狭くなっているので大きな変化が無いようです。
バトラーキャップを閉じても覗く事は出来ますが、少し色が暗くなります。

バトラーキャップを開いた状態
バトラーキャップを閉じた状態

レティクルを点灯させるとこんな感じ。
最低輝度でもしっかり明るく光っており、最大輝度にすると乱反射が起こるレベルにギラギラと輝いています。

最低輝度の状態
最大輝度の状態

高輝度モデルを謳っているだけあり、レティクルの輝度はかなり高い感じです。
薄暗い環境だとむしろ明るすぎる輝度なので、明るい屋外専用みたいな感じがします。

レンズの歪みとパララックスについて

気になるような魚眼レンズ感のある歪みはそんなにありませんが、肉眼とドットサイト越しの像で多少のズレが生じているので両目照準時に少し気になります。
これは対物レンズによって光が歪められている影響でしょうね。

また、再低輝度で見ているのですが結構ドットのサイズが大きいのでこれは2MOAドットでは無い気がします。
4MOA位はありそうな気がします。

この状態で視点を上下左右に動かしてみます。
結果、上下は基準となる円から1ドット分くらいはみ出してしまい、左右もギリギリという感じでした。


という訳で、HolyWarrior Aimpoint Comp M5タイプドットサイト 高輝度モデルのレビューは以上になります。
部分的に粗さも目立ちますが、Amazonで8800円という販売価格を考えると妥当な感じはします。
感覚的にドットサイトとしての品質的には5000〜6000円前後で、それに外装代として2000〜3000円位足されている感じでしょうか。

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