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Low Light Inovations製PVS14用白色蛍光体フィルター(ホワイトフィルター)を購入したのでレビューします。

記事作成日:2023年12月22日

緑管を白管っぽく見せる事が出来るフィルターであるホワイトフィルター(パープルフィルター)を買ってみました。
今回購入したのはLow Light Inovations製のWPフィルター、『LLI NVG WP Filter』です。

公式サイトの情報だと「白色蛍光体風の効果を与える」と記載されています。

このようなデザインのレンズフィルターで、紫色のレンズが付いています。
この事から、パープルフィルターと呼ばれる事もあります。
側面にはセレーションも付いており、着脱時がやりやすくなっています。

側面にはメーカー名と製品名が記載されています。

色味をオレンジ〜赤色にする事で暗順応の低下を抑える、アンバーフィルター(ACT製)と比べるとこんな感じ。
目的は異なっていますが、共に接眼レンズに取り付けて像の色味を変更する為のフィルターです。

PVS14の接眼レンズにWPフィルターを取り付けるとこんな感じ。

ではどのような変化があるのかを見ていきます。

まず、こちらが緑管(Litton OMNI7)と白管(中華白管FOM1600程度)の写真です。
緑管はその名の通り全体が緑色に見え、白管は青白い色味になります。

緑管
白管

WPフィルターを取り付けるとこの緑管が白管っぽくなるハズ…なんですが…

何が変わった…?

比べるとこんな感じで、明るい緑色が薄暗い濃い緑色になっただけで、白管っぽくはなりませんでした。

左がフィルター無し、右がWPフィルター付き

緑管(パープルフィルター無し)と白管を同時に撮影するとこんな感じです。
(カメラを離して撮影しているので、像の見え方がおかしいのはご了承下さい)

WPフィルターを取り付けるとこんな感じになります。
こう見ると若干白っぽくはなっている気もする…?でも普通に暗くて色が浅い緑ですよね…。

これは白管っぽくなっているのか…?

公式サイトの商品写真だとこんな感じで明らかに白管っぽい感じに見えているんですがね…。
緑管とかレンズの種類とかにも影響するのでしょうか。

ちなみにアンバーフィルターはこんな感じ。
これは明らかに色味が変わっているのが分かるのですが…。

という訳で、Low Light Inovations WPフィルターのレビューは以上になります。

まあ、実はWPフィルターは昔、外の製品を借りて覗いた事がありあんまり変化が無い(白管っぽくはならない)事は分かっていたのですが、ちゃんと比較したり記事にした事は無かったので今回買ってみた次第です。

でもそれなりに昔からあるフィルターで使っている人も居るようなので、白管っぽく見える環境はあるっぽいように感じるのですが…。
少なくとも自分はパープルフィルターを付ける事によって、白管っぽく見えたという経験はありません。

一応、緑色の光と紫色の光を混ぜると水色になるので、理屈は間違っては居ないような気もするのですが…。