
東京マルイP90シリーズ用Imperial Arms XF50タイプ アッパーレシーバー、x115xTAYLOR×M-3D P90 precision cut Upper receiver ALUMINUM 5052 CNC VERを買いました
記事作成日:2024年2月20日
昨年末に100セット限定で予約が開始されたx115xTAYLOR×M-3D製の『P90 precision cut Upper receiver ALUMINUM 5052 CNC VER』が届いたので早速組み込みつつレビューを行っていきます。

こちらの製品は元々3Dプリント(材質はPA12GB)で作られていた製品を5052アルミニウム合金の削り出しバージョン用に再設計し、製造された製品で、元ネタはImperial Arms製のSP90用アッパーレシーバー、『XF50 Tri-Rail』及びこちらのレールを組み込まれたSP90であるEFFIN90になります。
XF50に入っている刻印等は入っていませんが、よく再現されていると思います。

尚、PA12GBバージョンはサイドレール無しとサイドレール有りのモデルがそれぞれ用意されています。
東京マルイ製スタンダード電動ガンのP-90シリーズに対応(P-90/P-90TR/PS90 HC/P-90 バージョン・レン/P-90プラスなど)しており、チャージングハンドル、インナーバレル、チャンバー、スプリングなどのパーツを移植して使用します。
尚、東京マルイコピーの中華製品にも取り付け可能だと思いますが、微妙な寸法差でもポン付け出来ない可能性があるので、付けてみないと分からない気がします。
内容物はレシーバー本体とサイドレール、サイドレール用のネジ、取扱説明書です。

説明書は写真付きでP90の分解方法から組み込み手順まで細かく記載されているので、初めてP90を分解する場合でも困る事は無いでしょう。
尚、P90のアッパーレシーバーの分解にはT6のトルクスドライバーが必要になるので注意が必要です。


細部の紹介
という訳で、P90 precision cut Upper receiver ALUMINUM 5052 CNC VERの細部を見ていきます。
全体的にエッジは程よく面取りされていて尖っていないですし、表面処理としてマットな黒色のアルマイトが施されており、非常に良い質感です。

マズルは14mm逆ネジになっており、イモネジを締め込んでもネジ山を傷つけず、しっかり固定出来るように平らに削られています。
また、東京マルイ P90の純正レシーバーのように上半分が削られたデザインにはなっていません。

トップレールとして11コマのピカティニーレールが付いています。


マガジンをロックさせる部分はこんな感じ。

サイドレールを取り付けていない状態で真正面から見るとかなりスリムな見た目をしています。

インナーバレルの先端を差し込む部分は別パーツになっているようです。

チャンバー取付部はこんな感じ。



サイドレールを取り付けるとこんな感じになります。



東京マルイ P90+への取り付け
という訳で、東京マルイ P90+に取り付けていくので、まずは分解を行います。

尚、一通りパーツを外した状態でアッパーレシーバーの重量を比べてみました。
東京マルイ純正のアッパーレシーバーの重量は310g、P90 precision cut Upper receiver ALUMINUM 5052 CNC VERの重量は411gでした。
小さいですがアルミ製という事もあり100gほど重くなっているようです。


レールの高さはこんな感じでだいぶ低くなります。
見た目が変わるだけではなく、構え方も変わるので注意が必要です。

という訳で、P90 precision cut Upper receiver ALUMINUM 5052 CNC VERにパーツを組み付けていきます。
各部品は特に問題無く取り付ける事が出来ましたし、P90+に付いている先端のOリングも問題なくガタ取りとして機能している感じでした。


フラッシュハイダーも取り付けました。

最後にP90+のストックに取り付けます。
純正のアッパーレシーバーよりも少し取り付けはタイト気味でしたが、それのお陰で一切のガタツキ無く取り付ける事が出来ました。


マガジンを取り付けた状態の全体像はこんな感じ。
かなりスリムになります。

マウントベースの高さについて
ストック側から見るとこんな感じで、かなり低い位置にトップレールが付いている事が分かります。
感覚的にはM4系を構えている状態と良く似ており、かなり前かがみになる形で構えると丁度良いです。

P90の純正マウントだとローマウントを取り付けたドットサイトなどが丁度良い高さでしたが、こちらのアッパーレシーバーを使う場合、Absolute co witness(1.41インチ)位の高さが最低限の高さのように感じます。
これより低いと非常に覗き辛くなります。
例えばEoTech 552を取り付けるとこんな感じ。


1.93インチのマウントベースを取り付けると元々のP90にドットサイトを取り付けた状態と似たような高さになります。


尚、マグニファイアとの組み合わせは正直あまり現実的ではないと思います。
レールがかなり前の方に付いている都合上、マグニファイアのアイレリーフでは足りず普通には覗けません。
試しに手持ちのマグニファイアの中で一番アイレリーフが長い、Primary Arms LER Gen IV 3xマグニファイアをトップレールの一番うしろに取り付けて覗いてみましたが、ストックに肩を付けた状態では覗く事が出来ず、肩を外して体を大きく傾けて覗く必要がありました。
マガジンの横に頬を乗せるような状態ですね。


同様にスコープを使う場合も気をつけた方が良いですね。
アイレリーフが長めなショートスコープでもせいぜい150mm程度しか無いので、オフセットマウントを前後逆に付けるなどして、スコープの接眼レンズの位置をなるべく後ろにするような調整が必要になるでしょう。
という訳で、東京マルイP90シリーズ用Imperial Arms XF50タイプ アッパーレシーバー、x115xTAYLOR×M-3D P90 precision cut Upper receiver ALUMINUM 5052 CNC VERのレビューは以上になります。

昔、こういう形のレシーバーを純正レシーバーを元に加工して自作してた頃もありましたが、金属削り出しで製品化される時代、素晴らしいです。
企画をしたx115xTAYLORさん、設計を担当したM-3Dさんには感謝です。