
2024年新春福袋から出てきたS&T M4 URX4 M-LOK SD PDW-M チャレンジャーライン G3電動ガンの開封レビュー
記事作成日:2024年3月28日
昨年末に購入、1月に開封を行った際にUFC系列電動ガン福袋から出てきた電動ガンを今更ながらレビューしていきます。
こちらは『フォースター 電子トリガー搭載 電動ガン1万5千円福袋の内容物』の中身になります。

内容物としては電動ガン本体とマガジン2本、KACタイプフリップアップフロントサイト、ピストン、ピストンヘッド用Oリングといった感じですね。
尚、福袋自体の開封レビューはこちら。
という訳で、S&T M4 URX4 M-LOK SD PDW-M チャレンジャーライン G3電動ガンの開封レビューを行っていきます。
箱には弾速結果の数値が載っています。


S&Tのチャレンジャーラインというのは昔スポーツラインと呼ばれていた物と同グレードの製品で、今は安価な電子トリガー入り電動ガンシリーズとして様々なモデルが販売されています。
外装の仕様や刻印なども何種類か存在しますが、共通しているのはハンドガードがアルミ、レシーバーが樹脂で出来ているという点です。
内部にはG3というS&T製の電子トリガーが搭載されており、電圧の監視機能が搭載されています。
電圧の異常検知で動作を停止する仕様な為か、全機種物理ヒューズは搭載されていません。
UFC系列店では事あるごとに安売りされているのが特徴でもあります。
付属品の紹介
内容物は電動ガン本体と説明書(S&T M4 G3 AEGシリーズ共通の物)、保証書、マガジン、バッテリースペース延長パーツです。

S&T M4 URX4 M-LOK SD PDW-M チャレンジャーライン G3電動ガンBK(COLT刻印)
説明書はフルカラーで基本的な操作方法が写真付きで紹介されており、最後のページにはパーツリストも載っています。


付属のマガジンはスチール製のSTANAGタイプ多弾数マガジン。
装弾数は340発で、マガジン上部の蓋を開けてBB弾を流し込み、マガジン底部からゼンマイを巻いて給弾する一般的な仕様のマガジンです。



外観レビュー
S&T M4 URX4 M-LOK SD PDW-M チャレンジャーライン G3本体はこんな感じ。
10インチ程度のM-LOKハンドガードとPDWストックが付いているのが特徴のモデルになります。


マズルにはブラストシールドが装着されています。


こちらのブラストシールドはサプレッサーになっており、中には消音材とスプリングが入っています。
製品名にSDと入っていますが、恐らくこれがSD(Schalldämpfer)要素なのだと思います。

ハンドガードはKAC URX4スタイルのアルミ製 M-LOKハンドガードが付いており、前側には樹脂製の20mmレールパネルが3枚付いています。


レシーバーはこんな感じ。
ナイロンレシーバーですが表面にはザラつきがあり安っぽいテカリはありません。
ただし、ハンドガードを握り込んだりすると歪むので、あんまりハンドガードに負荷をかけるのは良く無さそうです。(弾道に影響が出ます)

刻印はCOLT刻印仕様で、MADE IN CHINAのシールが張られている所を剥がすとU.S.Aの刻印がでてきます。


マグウェル右側には特に刻印は入っていません。

ボルトリリースボタンはなんか一回り小さいサイズの物が付いています。

エジェクションポートはこんな感じ。
ダストカバーはダイカスト製で、結構目立つ形でエジェクターロッドの跡が残っています。
チャージングハンドルを引くとダミーボルトが後退しダストカバーが開き、ドラム式のHOPダイヤルにアクセスする事が出来ます。


HOPダイヤルは無段階調節が可能な仕様になっています。
尚、本製品はダミーボルトのホールドオープンに対応している機種だと思う(ダミーボルトを抑える機構が付いている)のですが、ホールドオープン状態にはなりませんでした。
まあ、個体差でしょうかね。
セレクターレバーはこんな感じ。
右側のセレクターはダミーで、SEMIで固定されています。


トリガー周りはこんな感じ。
トリガーは一般的な三日月型の物が付いており、トリガーガード底部にはシリアルNOが入っています。
シリアルNOは日本向け製品であるJPから始まる番号が記載されています。


グリップはMAGPUL MOE風のビーバーテール付きグリップが付いており、こちらの底部には放熱用の穴が空いています。
この穴開は結構大きめなので、異物が入らないように気をつける必要がありそうです。


フロントサイトとリアサイトはKACタイプのフリップアップサイトが付いています。
共に樹脂製で刻印なども入っていません。


サイトを起こすとこんな感じ。
フロントサイトは肉厚なので樹脂製でも大丈夫そうですが、リアサイトはかなり頼りないというか、起こす時にサイトを掴むとしなるのでちょっと怖いです。


サイトピクチャーはこんな感じ。

チャージングハンドルはこんな感じ。
これといった特徴の無い、シンプルな形状の物が付いています。

ストックはだいぶデフォルメされていますが、BJ Tactical Maxim Defense PDWストックが元ネタだと思われます。
基部とワイヤー部は金属ですが、バットプレートは樹脂で出来ています。

ストックの基部にはQDスイベルホールが左右に1つずつ付いています。
QDスイベルホールはスチールで出来ています。

ストックのポジションは6ポジションある為、PDWストックの割には長さの調節がかなり細かく行う事が出来ます。



PDWストックなのでガタツキはありますが、レプリカ系PDWストックという点を考慮するなら気になるような物では無いと思います。
ストックのロックボタンは底部にあります。
また、左右のボタンを押しながらストックを引っ張るとストックを抜く事が出来ます。
バッテリーを入れる際はストックを外した方がやりやすいです。


バットプレートはハニカムパターンの凹凸が付いています。
結構つるつるしてるので、滑り止めとしてはそこまでしっかりした物ではありませんが、まあPDWストックってこんな物だと思います。

バッテリーの入れ方と対応バッテリーについて
チューブ部を外すとバッテリーコネクタにアクセスする事が出来ます。
配線は非常に長く、恐らくストックチューブ付きのモデルと同じ配線が使われていると思われます。
バッテリーコネクタはミニコネクタ、配線はシルバーケーブルが採用されており、物理ヒューズは非搭載。


付属の延長パーツを付ける事でバッテリースペースを拡張する事が出来ます。
PDWストックはバッテリースペースが問題になる事が多いので、意外と気が利いた事をしてくれるなという印象。



延長パーツ無しだとせいぜい500mAh程度のサイズのバッテリーしか入りませんが、延長パーツを取り付ける事で1000mAh程度のサイズであれば問題なく扱えるようになります。
チューブの内径は約27mm、奥行きは約75mmあるのが、延長パーツを付ける事で奥行きが120mm程度まで伸びます。


配線の取り回しを考えると11.1Vなどの3セルバッテリーを入れるのはかなり難しいと思います。
もし3セル LiPo/LiFeを使いたい場合は配線を短くしてコネクタも小型な物に変えるなどする必要がありそうです。
尚、延長パーツをつけた状態だとストックを最短まで縮めても2ポジション分しか余裕が無く、ストックを短くした状態で使う事は出来なくなります。


箱出し状態での初速について
とりあえずバッテリーを繋いで動作させていきます。
動作検証用でよく使っているBATON Airsoft製の7.4V 2000mAh 25C LiPoバッテリーを繋げています。

検証に使用したBB弾は東京マルイ 0.20g 樹脂弾。
初速は最大で90m/s前半、高くても91.6m/s程度の初速で、発射サイクルは12.7発でした。


HOP最低の状態だと初速は低く80m/s前半程度で、HOPを掛けていくと初速が上がります。
この事から気密は十分に取れている事がわかります。
また、意外と初速は安定しており、ブレも1m/s程度に収まっています。
発射サイクルはそんなに高くはないですが、海外製電動ガンの箱出しとして考えると平均位かなと思います。
ギアノイズに関しても決して静かという訳ではありませんが、凄い異音が発生する訳でもなく箱出し状態の電動ガンとしては普通な感じでした。
エアガン福袋限定サバゲー(YouTube)の時に実際に箱出しどノーマル状態でサバイバルゲームで使いましたが、意外とちゃんと飛んで当たるので普通に使える電動ガンですね。
気をつけるべき事はハンドガードを握り込むと弾道が荒れるので、マグウェルを握った方が安定するという点です。
という訳で、福袋から出てきたS&T M4 URX4 M-LOK SD PDW-M チャレンジャーライン G3電動ガンの開封レビューは以上になります。

引き続き分解レビューを行おうと思います。
もっとも、中身に関しては以前レビューした『S&T製M4 CQB-R スポーツライン(STAEG361RBK)』と同じだとは思いますが…。