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A!CTION製発火モデルガン、モーゼル C96 Red9 ナチュラル フィニッシュを買いました

記事作成日:2024年4月4日

発火モデルガンが出たら買おうと思っていたものの、発売されても優先度の問題で買えてなかった、A!CTION モーゼル C96 Red9を今更ながら購入しました。
パッケージはODカラー、Red9の文字が赤色で強調されたデザインになっています。
SPGとASGKのロゴはパッケージ側面に入っています。

尚、商品説明にも記載がありますが本製品はカートリッジが同梱されていません。
別途C-tec製のルガー9mmマイルドキックカートリッジを用意する必要があります。

別売でタナカ Evo2快音カートリッジに対応しているデトネーターが販売されているので、自分はそちらを別途購入しています。
デトネーターについての記事は後日投稿します。

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内容物について

内容物は修理依頼書と説明書、はがき、モーゼル C96 Red9本体、クリップです。
発火モデルより前に出たダミーカートモデルには9mmルガー弾を模したダミーカートリッジが同梱されていましたが、こちらにはありません。

取扱説明書は基本的な使用方法とメンテナンス方法、分解図・パーツリストが記載されています。

A!CTION モーゼル C96 Red9の外観紹介

A!CTION モーゼル C96 Red9本体はこんな感じ。
今回購入したのは塗装が施されていない『ナチュラル フィニッシュ』なので、ヘビーウエイト樹脂そのままの灰色をしています。
塗装はされていませんが表面処理はしっかりしているようで、全体的にツルツルしています。

バレル周りはこんな感じで5インチバレルが付いており、フロントサイトは一体成型になっています。
尚、マズル側から覗くとライフリングを模した凹凸は存在せず、インサートが確認出来ます。

バレルのチャンバー側にはWAFFENFABRIK MAUSER OBERNDORF AG(かな?)とかすれた文字が入っています。
打刻の感じを再現する為に、わざとかすれた文字にしているのだと思われます。

エジェクションポート周りはこんな感じ。
上面に付いているエキストラクターはスチールで出来ています。

尚、付属のクリップを挿すとこんな感じ。
ちょっと緩いですが、ちゃんと安定して挿さります。(クリップにカートリッジを装填した状態は後述)

カートリッジケースはこんな感じ。
本製品はマガジン式ではなく銃本体内に弾薬を装填する仕様なので、メンテナンス目的以外での着脱は出来ません。

底蓋は金属(亜鉛ダイカストっぽい)で出来ており、外すとフォロワーやスプリングを取り外す事が出来ます。
本製品はボルトストップ機能があるものの、ボルトリリースボタン的な物が無いのでボルトを操作して遊びたい時はフォロワー周りのパーツを外しておくのが良いでしょう。

エジェクションポートの後ろ側には大きなリアサイトが付いています。
50m刻みで50m〜500mまでの目盛りが付いています。

リアサイトを動かすとこんな感じ。
流石に500mにすると凄い角度になりますね。

サイトピクチャーはこんな感じ。
ピストルというよりライフルに近い見え方です。

リアサイトの小さなVにフロントサイトと合わせるのが割と難しいです。
ストックが欲しくなりますね。

リアサイトの下にはリコイルスプリングとボルトを固定する為のピンが付いています。
ボルト周りを分解するときに取り外す事になります。

フレーム側面、トリガー上部付近には特徴的なというか、ボコボコになっているツールマークが再現されています。
実銃の写真を見るともっとボコボコですが、まあ樹脂成形品としては頑張ってる気がします。

トリガーはこんな感じ。
丸みを帯びたデザインです。

フレームの刻印はこんな感じ。
MAUSERロゴと反対側には工場名などが記載されています。
この辺りもツールマークや打刻のかすれた具合が整形によって再現されています。

グリップはこんな感じ。
材質は樹脂のフェイクウッドですが、赤いインクが流し込まれている9の文字はしっかり再現されています。
とは言え、見た目は木目調というよりもベークライトというか成形樹脂らしい色ムラで、マルゼン CA870のフェイクウッドに見た目や質感が似ている気がしました。
また、写真で見かける実銃のRed9のグリップよりも溝の間隔が広い気がします。

今のところA!CTIONからはでていませんが、ストックを取り付ける溝も設けられています。
既製品のストックが取り付けられるかは不明。

グリップ上部にはテイクダウンレバーが付いています。
このレバーを押し上げた状態でバレルを後退させるとグリップとバレルを分離させ、機関部を取り外す事が出来ます。

ハンマー周りはこんな感じ。
ハンマーはボルト後部から飛び出しているファイアリングピンを直接叩く仕様、ハンマーの左脇にはセーフティレバーが付いています。

セーフティレバーの動きはこんな感じで、「S」という文字が見えている状態はセーフティが掛かっている状態ではハンマーを起こしたり起こしたハンマーを落とす事が出来なくなります。
「F」という文字が見えている状態だと発射可能状態になります。

セーフティが掛かっている状態
セーフティが解除されている状態

ハンマーを起こすとこんな感じになります。

ハンマーを起こすとファイアリングピンが確認出来ます。
ファイアリングピンはステンレス製のようです。

ボルトを動かした時の見た目について

ボルトを後退させるとこんな感じ。
動きはスムーズなのですが、ハンマーに乗り上げる事で傾く為、ボルトとバレルの摩耗が懸念されます。

尚、ハンマーが擦れるボルト部分はダイカスト製のパーツで補強されています。

ボルトを後退させた時のバレル周りの動きはこんな感じで、ボルトを限界まで後退させるとバレルが後退します。
リコイルを低減させるギミックも再現されていますね。

ボルト閉鎖状態
ボルトを後退させる
限界までボルトを後退させた状態で更に引くとバレルが後退する

カートリッジを入れた時の状態について

純正デトネーターとの組み合わせて装填・排莢が行えたのがマルシン製のX-PFカートリッジだった(発火出来るかどうかは不明)ので、とりあえずこれをクリップに付けてみました。
クリップには板バネが付いており、最初のうちは装填し辛いですが、シリコンオイルを塗布しつつ何度かカートリッジをスライドさせていたらスムーズに装填出来るようになりました。

クリップには10発の弾を取り付ける事が可能で、この状態でボルトオープン状態にしたエジェクションポートに差し込むとこんな感じになります。
とても良い見た目です。

このままカートリッジをグッと押し下げる事で装填出来るのですが、中々全然スムーズに装填する事が出来ず、凄いダサいですが2〜3発ずつ装填するのが安定でした。
一応、オイルを塗ったりして何度も試してたら10発一気に装填出来るようになりましたが…。

最後まで装填した後、指を離すと自動的にボルトが前進し、クリップが弾き飛ばされて装填まで行われます。
ボルトはフォロワーに引っかかっているだけなので、弾を入れると勝手に解除されます。
その為、装填中は指を挟まないように気をつける必要があります。

テイクダウンとメンテナンスに必要な分解について

とりあえずメンテナンスに必要な所まで分解してみる事にします。
まず、ハンマーの下の方にあるテイクダウンレバーを上げた状態でバレルを後退させます。
そうすると、このように3つのパーツに分離します。

ファイアリングピンを取り外し、スプリングガイドとリコイルスプリングを取り外します。
これでボルトを取り外す事が出来ます。

ファイアリングピンは前側まで伸びてはおらず、リコイルスプリングを兼ねている部分だけが外れるようです。

機関部はこんな感じ。
軽く動かした感じ、スムーズに動いているので特に弄る要素は無いかも知れませんが、シアー周りが少しヌルっとした感じがするので、もうちょっとキビキビ動くようにした方が良いかなとは思っています。

とりあえず発火させてから考えても良いかなと思っていますが…。

レシーバー内側はシンプルで、トリガーと連動して動く板バネが入っているだけです。


という訳で、A!CTION製発火モデルガン、モーゼル C96 Red9 ナチュラル フィニッシュのレビューは以上になります。

とりあえず動きはスムーズですし、排莢もちゃんと出来ている感じだったので、後は一度動かしてみて、気になった点があれば調整を行ってから塗装とかやっていきたいですね…。
流石に明るい灰色はこの銃に合わないと思うので…。
発火させれてないモデルガンがだいぶ増えてきたので、そろそろ発火させたい…。

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