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ハンドガンに乗せたミニリフレックスサイト比較

記事作成日:2024年4月17日

『ハンドガンに乗せたミニリフレックスサイト比較』という訳で、現在ハンドガンのスライドにダイレクトマウントさせている3機種を比較してみました。

撮影場所はサバイバルゲームフィールド SAVASのシューティングレンジで、基本的に30m先のターゲットに向けた状態で撮影を行っています。

ターゲットがリニューアルして分かりやすくなったSAVASのシューティングレンジ

今回比較する3機種の詳細は下記。

東京マルイ M&P 9L PCポーテッド+GRACE OPTICS M1 6MOA Green

こちらは自作のスペーサーを使ってスライドにマウントさせています。
GRACE OPTICS M1 6MOA Greenはレンズ上部がむき出しになっているデザインが特徴的なドットサイトで、一般的なミニリフレックスサイトよりも高さが低いですが、死角の少なさが特徴となっています。

Toxicant Airsoft BUL ARMORY SAS2 ULTRALIGHT 3.25インチ+Vector Optics Frenzy-S 1x17x24 SCRD-M43

こちらはスライドに付いているマウントがDocter互換(厳密にはSHIELD RMS互換)となっているので、ネジ位置が一致しているVector Optics Frenzy-S 1x17x24 SCRD-M43をそのまま取り付けています。

Vector Optics Frenzy-S 1x17x24 SCRD-M43はレティクルの切り替え機能が付いている製品で、今回はサークル+ドット表示にしています。

東京マルイ G17 Gen5 MOS+HOLOSUN HS507COMP

DETONATORから発売されている東京マルイ G17 Gen5 MOS用のMOSプレート、Forward Controls OPF-Gタイプ RMRマウント(ZZ-23)を使ってHOLOSUN HS507COMPを取り付けています。

HOLOSUN HS507COMPはRMRマウント互換のドットサイトですが、レンズが非常に大きくなっているのが特徴で、更にレティクルが8種類も用意されています。
今回は2MOAドット+8MOAサークル+32MOAサークルの状態にしています。

サイトピクチャー

という訳で、普通に構えた時の見え方を比較していきます。

まずは東京マルイ M&P 9L PCポーテッド+GRACE OPTICS M1 6MOA Greenの組み合わせから。

レンズの透明度の高さとレンズ上部をカバーするフレームが付いていない為、広い視野を実現しています。

続いて、Toxicant Airsoft BUL ARMORY SAS2 ULTRALIGHT 3.25インチ+Vector Optics Frenzy-S 1x17x24 SCRD-M43です。

見え方は一般的なミニリフレックスサイトですが、サークルレティクルが搭載されているのが特徴です。
サークルレティクルは色々な用途がありますが、ハンドガンに乗せて使う場合レティクルを見失いにくいという利点が大きいと思っています。

感覚的に狙えるレベルにハンドガンを使い慣れている場合は不要かも知れませんが、そこまで慣れていない場合はサークルレティクルはかなり便利です。

最後に東京マルイ G17 Gen5 MOS+HOLOSUN HS507COMPはこんな感じ。

今回比較しているドットサイトの中では一番レンズが大きな製品です。
サークルレティクルとの組み合わせも相まって、レティクルの見失いにくさはダントツです。

ハンドガンのスライドに乗せる為にこそこの製品があるのでは無いかと思えるほど狙いやすいです。

角度を変えて覗いた時の様子について

ハンドガンは手で持って構えるという仕様上、常に同じ状態で覗く事は難しいです。
移動しながらならもちろん、立っている状態でも手ブレによって少し視点がブレます。

動画ではかなり大げさに動かしていますが、この際にレンズ性能の影響を大きく受けるのでその比較を行っています。

まず、GRACE OPTICS M1 6MOA Greenですが、視点を動かす分には殆ど歪みは気になりません。
ただし、銃本体を傾けてしまうと歪みが大きくなります。
なるべく目線と銃の角度を動かさないようにしながら使う分には問題無いでしょう。

Vector Optics Frenzy-S 1x17x24 SCRD-M43に関しては銃本体を傾けた時も視点を動かした時もどちらも歪みが気になります。
両手でハンドガンを保持して安定させて構えているつもりでも手ブレによってこの歪みは体感できるので、割と気になります。

机などを使ってレスト撃ちする分には気になりませんが、スタンディングだと歪みが気になりますね。

HOLOSUN HS507COMPは銃本体を傾けた時、視点を動かした時、共に多少の歪みが確認出来ますが、かなりマシな部類かと思います。
バランスが取れていてどういう状況でも視認性が極端に落ちないのが個人的にはこれくらいの物が良いと思っています。