タニオ・コバ M4 モデルガンのカートリッジを10発同時に装填する為のツールを作ってみました。

記事作成日：2024年6月11日

タニオ・コバ M4 モデルガンのカートリッジに火薬を詰めて発火の準備をしている時に30発分装填を行うのが地味に面倒だったので、せめて10発動時に装填する事は出来ないかと思い、こういうツールを作り、光造形で出力してみました。

正直ハンドガンのカートリッジを15発分とか用意するのも面倒ですが、30発はその倍ですからね…。

実際に試作したツールを使ってみた所、使い勝手は申し分ない感じでしたが強度に不安があったので、PA12（ポリアミド12）で出力しました。

カートリッジを固定する為の台と、キャップ火薬やプラグを押し込む為の棒（ローダーロッド）の2つの部品があります。

使い方はこんな感じ。
まず、分解したカートリッジを台に差し込み、プライマーを入れていきます。

続いてキャップ火薬をはめ込んでいきます。
この際、フレームから10発キャップを外した状態で押し込んでいくと流れ作業のように入れられるので楽です。

長い方の棒でキャップ火薬を押し込みます。
10発同時に押し込むのでそれなりに力を掛ける必要がありますが、カートリッジが台に固定されているのでそんなに大変では無いです。
元々はこれを1発1発やってた事を考えると相当な時短になっていると思います。

続いてプラグを取り付けていきます。
プラグにはシリコンスプレーなどのオイルを塗布しておいた方が良いので、塗布します。
自分は古参の人からお勧めされた、キャロムショット製のニューウエポンクイックを使っています。

プラグを取り付けてツールの短い方で押し込みます。

全てのプラグが奥まで入り込んだらカートリッジの上側をねじ込んでいきます。
この作業だけは1発ずつやる必要があります。

これで10発の装填が完了。
1発ずつやるのの10倍とはなりませんが、普通に5倍以上の速度で装填が出来ます。

発火してちゃんと火薬の取り付けが出来ている事を確認。
不発も暴発も無くしっかり撃ち切る事が出来ました。

という訳で、これでタニオ・コバ M4 モデルガンを発火させる準備が相当楽になりました。
早速今度の発火会で活用しようと思っています。