
暗所撮影の性能が向上したアクションカメラ、DJI Osmo Action 5 Proを買ってみた
記事作成日:2024年10月10日
DJI Osmo Action 5 Proを買ってみました。
今回はバッテリー3つと充電器、自撮り棒が付属しているアドベンチャーコンボを購入しています。
また、一緒にSilicon Power製のUHS-I U3 V30 A2規格に適合するmicroSDカード(SP128GBSTXDA2V20SP)を購入しています。

バッテリーを買い足したりする前提なら、アドベンチャーコンボを買った方がコスパが良いと思います。
充電ケースも付いてきて便利ですし。
パッケージ裏面には色々書いています。
文字は英語と中国語、フランス語の併記で、DJIアプリのダウンロードQRコードなども記載されています。
パッケージは封印シールが付いており、これを剥がす事で開封する事が出来ます。


中には『OSMO ACTION 5 PRO』と書かれた箱、『ACCESSORIES』と書かれた箱が入っています。
箱の置くには自撮り棒が収まっています。


付属品の紹介
内容物はこんな感じ。
カメラ本体とマウント2種、自撮り棒、ケース、USBケーブル、バッテリー3個、充電ケース、説明書類、DJIのステッカーです。

自撮り棒はこんな感じ。
引っ張ると伸びる、よくある自撮り棒で、先端はGoProと同じ規格のマウント形状になっており、底部には1/4インチネジ穴とストラップホールが付いています。



ヘルメットに貼り付けて固定するタイプのマウントも付属しています。
尚、ヒンジ部に貼る物と思われる緩み止めのシールも付属しています。


裏面の赤い部分はシールになっており、剥がせば粘着面が出てきます。
この面をヘルメットなどに貼り付ける感じですね。


クイックリリースアダプターマウントはこんな感じで基部が長い物と短いものが付属していました。
こちらのマウントはマグネット+左右の爪によってアクションカメラ本体に固定される物で、名前の通りワンタッチでの着脱が可能なのが特徴です。



自撮り棒とヘルメットマウントにクイックリリースアダプターマウントを取り付けるとこんな感じになります。

保護フレームはこんな感じ。
樹脂製のフレームです。

上面にはボタンが付いており、右側はマウントを取り付ける事が出来るようになっています。
左側には電源ボタンが付いています。



Action 5 Pro本体の保護に加え、横側にマウントが取り付けられるようになる為、縦向き撮影を可能にするのがこのケースの役目です。
ただし、フレームを取り付けた状態ではバッテリーとSDカードの交換は出来ないので注意が必要です。
ロックレバーを動かすとフレームが緩むので、この状態でAction 5 Proを差し込んで使う感じです。

USBケーブルは両端がUSB-Cになっています。
本体の充電及びデータ転送や、充電ケースを使った充電にしようする物と思われます。

充電ケースはこんな感じ。
正面に付いているスイッチを押すとバッテリー残量をインジケーターの色で確認する事が出来ます。
充電端子(USB-C)は側面に付いています。



中にはバッテリーが3本収まっています。
ケースを開いた時にもインジケーターが光ります。

バッテリーはこんな感じ。
容量は1950mAhで、Azure Innovation Technologies (Thailand) Co.,Ltd製の専用バッテリーです。


Action 5 Proの外観レビュー
という訳で、DJI Osmo Action 5 Proの外観を見ていきます。
表面は岩のようなザラつきがあり、大きなレンズの下にACTION 5 PROのロゴが入っているのが特徴的です。

ロゴ部分はこんな感じ。
Oの所は色温度センサーになっており、ロゴプレートの裏側にはマイクが入っているようです。
これによって風切音を低減させる事が出来るようになっているそうです。

ちなみに本製品にはマイクが3箇所についており、上面や底部にマイク穴が開いています。
レンズにはラバー製の保護リングが付いており、簡単に外す事が出来ます。
また、レンズは回す事で取り外す事が出来ます。

このパーツは補修部品もあるので、万が一レンズが割れてしまっても交換が出来ます。(安くは無いですが…)
上部にはマイクと撮影ボタンが付いています。
底部はクイックリリースマウントを取り付ける為の基部になっています。


左右はこんな感じ。
バッテリーとmicroSDカード収納スペースにアクセスする蓋と、USB-C端子にアクセスする為の蓋が付いています。


こちらの蓋はボタンを押しながら矢印方向にスライドさせる事で開く事が出来ます。
蓋を開けてバッテリーを入れます。
尚、赤色のパーツは防水パッキンです。


USB-C側はこんな感じ。

ケースについて
付属のケースを取り付けるとこんな感じになります。

底部のマウントはAction 5 Pro本体の物がそのまま使える仕様で、ケース側面のマウントが増設される感じです。
これによって縦向きの動画撮影がやりやすくなります。


尚、ケースを取り付けた状態ではバッテリーやSDカードを交換することが出来ませんが、充電端子へのアクセスは出来るので充電及びデータ転送は可能です。

起動〜初期設定
電源を入れると言語選択画面が表示され、その後にアプリとの連携を求められます。
そして、アプリとAction 5 Proが連携されるとアクティベーションが行われます。



アクティベーション時に保証を追加する事が可能で、1年保証は3300円、2年保証が4950円となっています。

アクティベーションが完了するとアプリ上で説明が表示され、リモート撮影のチュートリアルも行われます。

その際にアップデートの通知が来たので、とりあえずアップデートする事にしました。
アップデート3〜4分程度の時間で終わりました。

UIと操作について
カメラの設定はアプリ・本体どちらからでも行う事が出来ます。
本体側だと日本語が見切れており、文字がスクロールして表示されるのでちょっと見にくいですが、まあ大体分かると思います。
また、映像設定は通常モードとPROモードの2種類が用意されており、通常モードではある程度のプリセットの中から選ぶ形、PROモードでは細かく設定をする事が出来ます。

テクスチャやノイズ低減設定も『カスタム』を選ぶ事で細かく調整が可能です。

また、ISO感度や露光、シャッタースピードなども変更する事が出来ます。

尚、ISO感度はSuperNightモードにする事で4K/1`まで上げる事が出来ます。

解像度やフレームレートの設定はこんな感じ。

画角の設定画面はこんな感じです。

カメラ本体の設定(明るさや音量などの設定)画面はこんな感じで沢山アイコンが並んでいるので任意の項目を選んで設定する形です。

Action 5 Proには内蔵メモリも付いており、空き容量は47.8GBとなっています。
万が一撮影中にSDカードがいっぱいになってしまったり、SDカードがエラーを起こしてしまったり、SDカードを入れ忘れてしまっても一応撮影が出来ます。
バックアップ用ですね。

尚、タッチパネルの感度はかなり良く、スマホを触っているような感覚で操作が可能です。
Silicon Power SP128GBSTXDA2V20SPについて
DJI Osmo Action 5 Proと一緒にSilicon Power製のmicroSDカード(SP128GBSTXDA2V20SP)も購入しているので、そちらも紹介します。
こちらは128GBのSDカードで、高速なデータ転送が行えるUHS-I U3 V30 A2などの規格に適合している製品です。
その割には1500円位と結構お手頃な価格で入手可能なのが特徴です。

microSDカード本体とSDカード変換アダプターが同梱されています。

付属の変換アダプター使用時とmicroSDカードリーダー使用時の読み書き速度はこんな感じ。
変換アダプター使用時はMac Studio本体のSDカードスロットに差し込み計測、カードリーダーはAnker USB-C 2-in-1 カードリーダー(A8370)を使用しています。


読み込み93〜94MB/s、書き込み33〜36MB/s程度と遅くはないですが別に速くもないという、まあ値段相応かなといった感じ。
自分が持っているmicro SDカードだと、SanDisk Ultra Class10 UHS-I 128GB(SDSQUNR-128G-GN3MN)に近い速度が出ているのでアクションカメラでの4K撮影でも特に問題は無い程度の速度だと思います。
こちらをAction 5 ProのSDカードスロットに差し込んで使用しています。

暗所撮影性能について
暗所撮影性能が一番気になっていたので、GoPro HERO 10と比較してみました。
Action 5 Proを購入した大きな理由として、薄暗い所でもしっかり綺麗に撮れるアクションカメラが欲しくて買ってみたというのが大きな理由ですからね。
撮影場所は修善寺 虹の郷の深夜です。
天候は雨で月も全く見えていない、本当の暗闇で光源は建物内、自動販売機のみです。
ザザザザザザ…とノイズみたいな音が鳴ってますが、これは雨音です。
Action 5 ProのISO感度はSuperNight使用時で100-51200とかなり広範囲な設定が可能なので、実際にどの程度の感度で撮影されているのかは分かりませんが、ノイズは全然出ていないものの十分明るく撮影が出来ている事が分かります。
一方GoPro HERO 10の方はISO100〜6400の設定にしていますが、全体的に暗い状況だと赤紫色のノイズが出ており色も大きく変化してしまっている事が分かります。
手持ちの機種がGoPro HERO 10 Blackなので、この2機種での比較になっていますが、確かにDJI Osmo Action 5 Proの暗所撮影機能はかなり強い事が分かりました。
とは言え、「肉眼で見えてるからカメラにも映る」というレベルでは無く、肉眼で見えていてもカメラには映らないケースは多々あります。
その為、暗所撮影機能が高いからと言っても過度な期待は禁物です。
ただ、これくらい撮影出来れば十分な気もしています。
という訳で、DJI Osmo Action 5 Proのレビューは以上になります。
また暫く使ってみて使用感とかを細かく紹介出来ればと思っています。
