
スチールの硬さと重さがたまらない、NorthEast mini UZI SMG GBB (CO2 version)のレビュー
記事作成日:2025年4月25日
予約していたNorthEast製ガスブローバックガン、mini UZI SMGのCO2バージョンと予備マガジンが遂に発売され、届いたのでレビューしていきます。
当初、2024年の12月発売予定でしたがそこから遅延し、4月23日〜24日頃の発売となりました。
まあ、最近の海外製品は半年近い遅延はよくありますからね…。(長いと年単位で延期する事もありますし…)
という訳で、NorthEast mini UZI SMG GBB (CO2 version)と予備マガジン2本です。
mini UZIのパッケージはシンプルな無地段ボールでシールなども貼られていません。

マガジンには『MP2A1 CO2 Magazine NE-MAG-003』というシールが貼られている事から、MP2A1及びUZI用のマガジンと同一の物である事が分かります。
『NE-MAG-003』という型番も同じですね。
内容物はこんな感じ。
箱を開けるとまず説明書、パーツリスト、CO2マガジンについての注意書き(日本語)が確認できます。
その奥にminiUZI本体とマガジンが収まっている箱が入っており、マガジンが収まっている箱の中にはマガジンとL字レンチが入っています。



尚、CO2マガジンについての注意書き(日本語)に関しては単品売りされているマガジンにも同じ物が同梱されていました。
付属品(説明書・パーツリストについて)
本製品には取扱説明書とパーツリストの冊子が付属します。
これらはMP2A1(UZI)用と共用の物になっています。
取扱説明書は英語と中国語の併記で、イラスト付きで操作方法が紹介されています。


パーツリストはminiUZI、UZI(固定ストック/フォールディングストック)の物、トップカバー、バレル、グリップ部、マガジンなどが掲載されています。



MP2A1 CO2 Magazine NE-MAG-003について
という訳で、まずはminiUZI CO2バージョンに付属するマガジン、『MP2A1 CO2 Magazine NE-MAG-003』を見ていきます。
こちらは装弾数25発のショートマガジンを模した製品で、マガジンの外装はスチールプレスで出来ています。
装弾数も実物と同じ25発になっています。
表面はサラサラとした肌触りで、触ってると手の油分をどんどん奪っていく感覚があります。


一見錆びやすそうに思えるのですが、意外と錆びないです。(3年前に買ったMP2A1のマガジンは今のところ錆びていない)
リップ側とマガジン底部はこんな感じ。
リップ部は樹脂ですが基部はアルミ製、マガジン底部もスチールプレスのボトムプレートが付いており、中央には穴が開いています。

ガスルートパッキンの脇には空打ちモード切り替えレバーが付いています。
空打ちモードをOFFにする時はレバーを動かすだけですが、空打ちモードをONにする時はフォロアーを押し下げた状態でレバーを動かす必要があります。
レバーの操作はかなり硬いので爪では操作せず、マイナスドライバーなどを使って動かした方が良いです。


放出バルブはこんな感じで、バルブの分解防止ピンが打ち込まれている事が分かります。
国内向けCO2マガジンでよく行われている改造防止対策ですね。

マガジンにCO2カートリッジを入れるにはマガジン底部に開いている穴からL字レンチを差し込み、グッと押し込みます。
これでマガジンインナーとアウターに分離させる事が出来ます。


尚、インナーとアウターは底部に付いているパーツによってガッチリロックされている為、不意にインナーが抜けてしまうような心配は無いでしょう。
六角レンチを差し込む事によりロックが解除され、そのままインナーが押し上げられて抜けるという感じですね。


ではマガジンインナーについて軽く見ていきます。
まず、放出バルブ側に付いている分解防止ピンですが、はめ殺しではなく両サイドに穴が開いています。
試してはいませんが、ピンポンチで叩けば簡単に抜けそうです。


CO2カートリッジのガスケット部と底部のネジはこんな感じ。
奥にはおなじみの白色のシリコンパッキンが付いており、底部は六角レンチおよびマイナスドライバーで回せる蓋になっています。


12g CO2カートリッジを取り付けるにはまず蓋を緩めて中にカートリッジを挿入。
そのまま蓋を締め込んでいくだけです。

暫く回しているとガスの封印が解かれガスが漏れ初めますが、そのまま回し続けているとガスケットと密着する事でガス漏れはしなくなります。
CO2カートリッジの先端形状が歪だったり、ガスケットが劣化したり変形してしまうとどこまで締め込んでもガス漏れが止まらなくなるので、そうなったら諦めですね…。
尚、マガジンのアウターを被せるとCO2カートリッジが見えなくなるように感じますが、残弾確認の穴やマガジンキャッチ用の穴からCO2カートリッジの有無が確認出来ます。
残弾確認用の穴だと20発、25発の所から見えます。


尚、こちらのマガジン、かなり重いです。
CO2カートリッジ無しの状態で461gもあり、CO2カートリッジを装着する事で504gの重量(カートリッジのガス残量によって重さは変化)になります。


mini UZI本体の外観レビュー
という訳で、NorthEast mini UZIの外観を見ていきます。
スチールプレスの重厚感と黒光りしている、いい感じの色味のボディ。
そしてハンドガードやグリップなどの樹脂パーツにすら硬さを感じます。(樹脂パーツはガラス繊維樹脂を採用)


手に取った第一印象は「硬い!重い!」です。
実際、マガジン無しで2.3キロとかなりの重量があります。
このサイズでこの重さは、かなりズシッと来ます。

尚、トリガーガードにはシリアルNOの末尾3桁が書かれたバンドが巻かれています。

当記事では基本的に折りたたみストックを展開した状態で細部を紹介していきます。

マズル周りはこんな感じで14mmネジなどは付いていない、リアルな形状をしています。
また、miniUZIにはフルサイズのUZIには付いていないマズルブレーキが付いているのですが、このマズルブレーキは右上に跳ね上がる反動を抑制する為に、右上に開いています。
AKMのマズル形状と同じ考え方でしょうね。



バレル基部に付いているナットは上部のレバーを押しながら回す事で外す事が出来ます。
また、この状態でバレルを抜く事が出来ます。
本製品はHOP調節をする為にバレルを抜く必要があります。(MP2A1/UZIと同様の仕様)


HOP調整ダイヤルはこんな感じでクリック感のあるドラム式が付いています。
形状はMP2A1(UZI)と同じで感じすね。

HOP最低の状態と最大の状態はそれぞれこんな感じで、2点掛けタイプのパッキンが付いています。
また、パッキンには少しバリが出ており、口の部分が少しギザギザになっています。


着剣ラグはこんな感じ。
こんな小さな中にも着剣ラグが付いているのは中々珍しい気がします。
尚、銃剣だけではなくフラッシュライトとかもここに取り付けられるみたいです。

ハンドガードはこんな感じで、ファイバー樹脂製の物が付いています。

フロントサイト部はこんな感じで、左側面にはスリングスイベルが付いています。
溶接跡もしっかり残っていて良い雰囲気です。


フロントサイトは専用工具を使って回すことが出来ますが、カニ目レンチを使ったり、ドライバーをうまいこと引っ掛けて回すことも出来ます。

レシーバーの左右はこんな感じ。


レシーバー左側の後部には『MINI UZ:(Iの真ん中が切れてる) 9mm』、『IMI 09320』と製品名と製造メーカー、シリアルNOが入っています。
IMI製のminiUZIを模した製品のようですが、版権の問題でUZIではなくUZ:となっているようです。

トップカバー部はこんな感じで、コッキングハンドルが付いています。
ハンドルもしっかりスチール製。

コッキングハンドルを引くと、ここまでボルトを後退させる事が出来ます。

miniUZIにはオープンボルト仕様とクローズドボルト仕様の2種類が存在しますが、本製品はオープンボルトモデルを再現している製品なので、射撃可能状態になるとボルトが開いた状態でロックされます。
その状態はこんな感じで、エジェクションポートの後ろ側から少しだけボルトがチラ見しています。

WAやKWCなどから発売されているGBBのminiUZIよりも大きくボルトが後退した状態で保持されており、かなりリアルな感じになっている事が分かります。
実銃の写真と比較するとこんな感じ。
実銃ほどの後退量は無いようですが、かなり近い位置まで後退している事が分かります。
プロトタイプよりも製品版は後退量が大きくなってる気がします。

少し斜めのアングルからだとこんな感じ。
尚、前側には給弾ルートとチャンバーが確認できます。


トリガーやトリガーガードはこんな感じ。
トリガーはかなり薄くて小型な物が付いていますね。
トリガーガードのプレス跡も良い感じ。


セレクターレバーはこんな感じ。
『A』『R』『S』と入っており、Aがフルオート、Rがセミオート、Sがセーフティです。
尚、セーフティに入れるにはボルトをオープン状態(射撃可能状態)にする必要があります。


セレクターレバーの操作はかなり硬く、スムーズに切り替えるのは難しいです。
例えば、グリップを握った状態の親指で「カチカチ」と軽く操作するのは困難です。
グリップはこんな感じで、グリップの後ろにはグリップセーフティが、グリップ底部にはマガジンキャッチボタンが付いています。
グリップパネルはハンドガードと同じ、ファイバー樹脂で出来ています。


グリップセーフティの動作はこんな感じ。
結構柔らかめでグリップを握り込むと自然に押される感じです。



マガジンキャッチボタンとマグウェル部はこんな感じ。


グリップ内側にはシリアルNOとMADE IN TAIWANの刻印が入っています。

マガジンを挿すとこんな感じです。
ガタツキも無くしっかり固定されます。むしろ少しタイトな感じ。

リアサイトはこんな感じで、ダイヤルを使って左右位置の調節が出来ます。


また、距離に応じて2種類のピープホールが用意されています。
押し倒す事で切り替えれるのですが、かなり硬いです。

サイトピクチャーはこんな感じ。
ピープホールが小さい物が長距離用、大きい物が近距離用です。


ストック基部はこんな感じで、ヒンジ底部にスリングスイベルが付いています。


このストックは基部の凹凸が噛み合う形で固定されています。
かなりガッチリしており、ガタツキは全くありません。
ヒンジに入っているスプリングもかなり硬く、基部を掴んでグイッと押し下げながら回す事で折りたたむ事が出来ます。


ストックはこんな感じで、鉄棒をひん曲げて作ったような形のワイヤーストックが付いています。


バットプレートはこんな感じで、底部に穴が空いており、気持ち程度の滑り止め?のセレーションが入っています。
また、ストックの棒とバットプレートの溶接がバットプレートの中央では無く、バットプレートは銃本体の中央から右にズレた位置に配置されているのもminiUZIの特徴だと思います。


箱出し状態での作動性と初速・発射サイクルについて
という訳で、箱出し状態での動作を確認していきます。
動作検証や初速計測に使用している12g CO2ボンベはLayLax satellite ハイバレット CO2カートリッジです。
まずは空打ちから。
動作はとても快調で、とにかくボルトの動作速度が速いです。
その為、フルオートが物凄い速くなっています。
尚、反動は本体の重さもあってそんなに強くは無いです。
むしろ、CO2 GBBとして考えるとかなり軽いまであります。
では実際に弾を入れて撃っていきます。
マガジンは特に温めたりせず、室温は23度の環境での動作になります。
BB弾は東京マルイ 0.20g樹脂弾を使用しています。
ちなみに、東京マルイ BBオートローダーはNorthEast MP2A1(UZI)系マガジンでもスムーズな給弾が可能となっているので、オススメです。
自分は社外製の『BBローダーアダプターセット』に付属するアタッチメントを装着しています。(無くても給弾出来ますが、あった方が楽)


給弾の様子はこんな感じ。
東京マルイ (TOKYO MARUI) オプションパーツ No.255 電動式給弾器 BBオートローダー
ミリタリーガレージ 各社マガジンに対応 東京マルイ 製 BBローダー MWS GBBに便利なマルチアダプター セットマルイ ガスブロ BK (ブラック)
という訳で、まずはセミオートでの初速から。
新品の12gカートリッジを入れた状態で打ち始めた所、最初は初速78.6m/s、そこからどんどん初速は下がっていき8発目では68.9m/sまで下がりました。
初速の低下はちょっと激しめ。

何度かHOP量を変えたりして検証してみましたが、だいたいこれくらいの初速で最大初速が80m/sを超えるような事はありませんでした。
マガジンを温めての検証は現段階では行っていませんが、安全マージンは十分に取られているようなので、よほどな事が無い限り初速が既定値を超えるような事は無さそうに思えます。
尚、フルオートのサイクルと初速の変化はこんな感じ。
元気な状態の発射サイクルは毎秒28.2発、撃っていると初速は下がっていき、同様に発射サイクルも下がっていきます。
ガス欠寸前な状態だと発射サイクルは秒間21.4発まで低下しました。


尚、フルオートはかなりエグいサイクルですが意外と動作は快調で、生ガスを吹き出したり、給弾が不安定になるような事は今のところ起きていません。
しかし燃費はお世辞にも良いとは言えず、フルオートだと1マガジン打ち切れるギリギリな状態(最後の方は息切れ状態)。
セミオートで、1秒1発位の速度で撃っても連続だと1マガジンちょっと(40発程度)しか撃つ事は出来ませんでした。(カートリッジの冷えによる燃費の低下が原因なので、慎重に撃てば2マガジン程度は持ちそうですが…)
CO2カートリッジの冷えがかなり速い事から、ガスの放出量が多すぎるような気がしています。
この辺りは要調整な印象。
まあ、箱出し状態の海外製CO2ガスガンの長物(miniUZIが長物カテゴリで良いのか怪しいですが)で30〜40発程度撃てるなら燃費としてはまあ普通な方かなと思います。(12gボンベ1本だと1マガジン撃ちきれない事も多々ありますので…)
ちなみに、空打ちモードをOFFにした状態で最終弾を打ち切るとこんな感じでボルトが前進仕切らない状態で止まり、射撃が出来なくなります。
フォロワーにローディングノズルがぶつかってボルトが停止している感じですね。
軽く分解してボルト周りを見ていきます
という訳で、軽く分解してボルト周りを見ていきます。
完全分解はまた後日、別の記事で紹介します。
ボルトを取り外すにはトップカバーをロックしているボタンを押しながら、カバーを開きます。
ボタンはかなり硬いです。


トップカバーを外すともうボルトにアクセスする事が出来ます。


ボルトを取り外す前にバレルを外した方が楽なのですが、バレルが付いた状態でもボルトを外す事は出来ます。
まず、ローディングノズルをチャンバーから抜けるまでボルトを後退させた状態で、上に引っ張ります。


ボルトの前側がレシーバーから抜けたら、後ろ側も外す事が出来るようになります。
ボルトはこんな感じでアルミ製。
リコイルスプリングガイドの後ろ側に黄色いゴム板(ダンパー)が付いているだけの非常にシンプルな形状をしています。


ショートストローク化のスペーサーみたいな物は付いておらず、MP2A1の時にあった肉抜きが無くなり、上面が平らになっています。
尚、CO2バージョンなのでローディングノズルが絞られています。
白色の樹脂製っぽいインサートが埋め込まれていますね。
デチューン方法はMP2A1のCO2バージョンと同じようです。

尚、ボルトの重量は216g。
そのうちminiUZI用のスチールボルトとかも販売されるんでしょうかね。(発売されたら買いたいな)

NorthEast MP2A1とminiUZIを並べてみた
という訳で、NorthEast MP2A1(初期ロット)とminiUZIを並べてみました。
MP2A1とminiUZIを比較すると、表面処理が全然違っている事が分かります。
また、サイズ感に関しては”mini”というだけあってフルサイズのUZIよりもだいぶ小さいですね。

ちなみに、MP2A1の方が重いですがminiUZIは本体サイズの割にかなり重いので、体感的にminiUZIの方が持った時に「重っ!」と感じます。
本体は小さいですがストックは長いです。
ストック展開状態でレシーバー後部の位置を合わせて撮影しています。

という訳で、NorthEast mini UZI SMG GBB(CO2バージョン)のレビューは以上になります。
NorthEastのクオリティは相変わらず凄いですね。
この重厚感は最高です。
UZIもminiUZIも、microUZIも結構好きなのでこの調子でmicroUZIまで発売して欲しい所です。
だいぶ前のMOAショーでminiUZIと一緒にモックがでてたので期待してます。
