
PDI製SVD ドラグノフ 電磁弁カスタムのレビュー (G.A.W. RSSユニット組み込み品)
記事作成日:2025年8月5日
2000年初頭(2001年ごろには発売されていた模様)にPDIから発売されたガスオペレーション SVD ドラグノフを元に、『ガンショップ あそびや』によって電磁弁化カスタムが行われ、その後2013年に『G.A.W.』の手によってカスタム(G.A.W. RSSユニットの組み込みとバレル、チャンバーのカスタム)が施された製品を知人から借りたのでレビューしていきます。


※本製品は元々2006年に施行された改正銃刀法前の製品ですが、本製品は改正銃刀法に適応した仕様で調整されている物になります。
PDI SVD ドラグノフは外装の大部分で実銃用パーツ(ノリンコ製SVDらしい)を使用しており、エアソフトガンとして使えるように発射機構に関わるパーツ全て取り外され、実銃への転用防止加工が施された製品になります。(ちゃんとJASGの認可も通ってます)

言ってしまえば無可動実銃をエアソフトガン化したような製品ですね。
無可動実銃に関する規制(一部自主規制)当時より厳しくなっている今では、極めて製品化が困難な仕様の製品だと思います。(仮に作られたとしても一体いくらになるのやら…)
パワーソースはグリップ底部から伸びたホースにエアタンクなどをつなぐ、外部ソース方式のガスブローバックライフルになります。
※今主流になっている負圧式ガスブローバックとは構造が異なり、当時はガスオペレーション式と呼ばれていたと思います。
尚、ほぼ同時期にG&PもSVD ドラグノフを発売していますが、こちらはハンドガード内にガスタンクを設ける、リキッドチャージ式のガスブローバックライフルでした。
当時物の木箱の中に一式入っており、殆ど使用されず長年木箱の中に収まっていた事もあり状態は悪くはないです。
内容物はこんな感じで、SVD本体、チークパッド、マガジン、PSO1スコープ、あそびやカスタムから取り外された電磁弁ユニット関連パーツです。

まずは付属品から紹介していきます。
当時の資料もしっかり同梱されており、馴染み深いフォーマットのカスタム内容が記載されています。
カスタム実施日が2013年のようなので、12年ほど前のカスタムガンになります。


まず、チークパッドはこんな感じで、まあこれも実物でしょうね。
木製の板にクッションが固定されており、金属の金具でストックに固定する仕様の物になります。
本製品は電磁弁ユニットを収める為のナイロン製ストックパッドが付いているので、こちらのチークパッドを取り付ける事は出来ません。


マガジンはこんな感じで実マグ加工品。
PDI純正とはチャンバーの仕様ならびに給弾口の位置が変わっているため、ショットシェル型マガジンのレイアウトが変更されています。
尚、マガジンバンパーは底部に刺さってるだけで、固定はされていません。



東京マルイのショットシェル型マガジンを使用しているので装弾数は30発になります。
シェルはマガジンにしっかり固定されており、ガタツキなどはありませんでした。
PSO-1はこちら。
アイカップが変形していますが、加水分解などはしておらずまだ復元可能な感じで、塗装ハゲや外装の傷も少なく状態はかなり良い部類だと思います。


これに関しては状態がかなり良いので、追々別記事で詳細をレビューしようと思っていますが、ベラルーシ製の物になります。
よく液漏れによってグズグズになってる事のある電池ボックスの中身も綺麗な状態でした。



あそびやカスタムから取り外された電磁弁ユニットはこんな感じで、袋に収められています。

PDI SVD ドラグノフの外観レビュー
という訳で、G.A.W.カスタムが施されたPDI SVD ドラグノフを見ていきます。
外観に関してはPDI純正状態からチークパッドが追加されている程度の差しか無いので、外観レビューに関してはPDI純正SVD ドラグノフと同じかと思われます。


では細部を見ていきます。
マズル周りはこんな感じでフラッシュハイダーとフロントサイトが一体型になっています。
フロントサイト底部には着剣ラグが付いています。


フロントサイトはこんな感じで、左右の調整は側面から叩いて行い、上下の調整はフロントサイトをつまみながら回す仕様。
フロントサイトの基部には反射防止用の細かなスリットが入っています。


ガスブロックはこんな感じ。


ハンドガードのロックレバーも動き、ハンドガードを外す事も一応出来るらしいのですがものすごい硬くて外すのは諦めました。
無理にこじって傷つけても駄目なので…。


ハンドガードはこんな感じ。
綺麗な色味の木製ハンドガードです。



リアサイトはこんな感じで、オレンジ色の文字が特徴的です。
1200mまでの距離に対応しています。



サイトピクチャーはこんな感じ。
ここらへんはAK系とよく似ていますが、レシーバーが長く、フロントサイトとの距離もあるので構えた時の見え方は結構違って感じます。

マグウェルはこんな感じ。
PDIの文字とシリアルが打刻されています。
また、バレル固定用と思われるネジ穴が底部に付いています。


尚、レシーバーはスチールでは無く、アルミで出来ているようで、色も若干グレーっぽい色になっています。
ここは実物パーツから置き換えられているのかも知れないですね。
マグウェルにマガジンを挿すとこんな感じになります。
実物だからこそなんでしょうけど、マガジンキャッチが物凄く硬く、ガチっと付きます。

ボルトはこんな感じでここは結構錆びてます。
構造的に仕方がない+転用防止措置としてなのか、内側はガッツリ加工されており、横側にも穴が開けられています。


ボルトは写真の位置まで後退します(PDI純正の状態だともっと動かせる)。
この後退はBB弾の装填に使われる物で、ボルトを引くとローディングノズルが稼働します。



マガジンキャッチはこんな感じ。


サイドレールはこんな感じでレシーバー一体型の物になります。


先述の通り、ここは実物パーツから置き換えられているかも知れないですが、サイドレールの寸法は問題無さそうでPSO-1をしっかり取り付ける事が出来ます。
付属してきたPSO-1を取り付けるとこんな感じ。
尚、アイカップは変形しており、ちゃんと取り付ける事が出来なかったのでアイカップ無しです。



サイトピクチャーはこんな感じ。

トリガー周りはこんな感じ。
ここのブロックは実物流用で、トリガー自体も実物かと思われます。


トリガーストロロークはこんな感じ。
内部に組み込まれているマイクロスイッチを押し込む方式なので、マイクロスイッチのクリック感があります。


ちなみに、トリガーガードの脇にスイッチが付いており、これがセーフティになっています。
電磁弁化に伴い追加工されて取り付けられたスイッチで、物理的に通電をカットします。

レシーバー右側に付いているセーフティレバーはこんな感じで、稼働はしますが機能はしません。


SVDのセーフティレバーはAK系と似た形をしていますが、指を引っ掛ける部分が特徴的ですね。
下側にチェッカリングが入っているのもユニークです。


トップカバーのロックレバーはこんな感じで、グリップ根本のピンの所まで移動させる事でトップカバーを外す事が出来ます。



トップカバーを外すとこんな感じ。


HOP調節はボルト上部の穴に2mmの六角レンチを差し込み行います。


内部に関しては大部分が電磁弁に関連するパーツに置き換えられています。
ここはPDI純正状態と大きく仕様が異なる部分ですね。
ちなみに、ここから見える限り確認した所、トリガーはそのまま、ハンマーはぶった切られた状態で組み込まれているようです。


旧加工品の無可動実銃に近い状態な印象があります。
トップカバー内側はこんな感じ。
ここに関しては特に手は加えられて無さそうですね。



グリップ底部はこんな感じで、ベークライト材のグリップバンパーに穴が空けられており、そこからホースが伸びています。

ストックはこんな感じで、ストックパッドが付いています。
チークピース部は年期の入った色味になっていますね。


ストックパッドのポーチには電磁弁ユニットやコネクタ類が収まっています。
バッテリーコネクタはディーンズコネクタが採用されており、使用されているソレノイドバルブが12V〜24Vで駆動する仕様となっている事もあり、電池は9Vアルカリ電池を2本つなげて18Vで駆動する仕様になっています。


各部のパーツはこんな感じ。
気化室や安全弁も付いている、安定性・安全性に優れた仕様になっています。
ソレノイドバルブが非常に大型ですが、当時はこのタイプをよく見かけましたね。

ポケットはそんなに余裕は無いですが、9V電池2本と一緒に収める事が出来ます。

外部ソース用のホースは6mmホースに対応。
サンプロジェクト製の外部ソースユニットを使用する想定になっているようです。

ストックパッドを外した状態のストックはこんな感じ。



初速計測
という訳で、初速を測っていきます。
動作検証に使用したBB弾は東京マルイ 0.20g プラ弾、サンプロジェクト製レギュレーターを繋いで動作させています。
結果はこんな感じ。
十数年放置されていた割には全然劣化を感じない、安定性ですね。

という訳で、G.A.W. RSSユニットを組み込んだPDI SVD ドラグノフのレビューは以上になります。
尚、外装パーツの各部の材質ですがアウターバレルとレシーバーはアルミと思われます。
フロントサイト、ガスブロック、マガジン、ボルト、トップカバー、トリガーグループ類がスチール、ハンドガード、ストックが木製といった感じでした。
