
8発動時発射のガスショットガン、Wolverine/EMG TTI JW4 Dracarys Gen-12 MTWのレビュー
記事作成日:2025年8月7日
TTI JW4 Dracarys Gen-12 MTW ShotgunをOver Kill@苺屋さんからお借りしたのでレビューしていきます。
本製品はEMGからTTIのライセンスを付与されて作られたWolverine Airsoft製のガスショットガンで、ジョン・ウィック4に登場したセミオートマチックショットガン、『TTI DRACARYS GEN-12』を再現した製品になります。


本製品専用の大型なHPAエンジン、 『HAVOC』を搭載しており、セミオート・フルオート共に8発のBB弾を同時に発射する事が可能で、最大で毎秒6連射(秒48発の連射)が可能となっています。
ショットガンの3発動時発射、6発動時発射を超える弾数を同時に発射出来る上にフルオートが撃てるという、割とエグい仕様のショットガンです。
ちなみに、8発動時発射は12ゲージのバックショット弾をイメージしているそうです。
TTI JW4 Dracarys Gen-12 MTW Shotgunhttps://komonono.cart.fc2.com/ca0/318/
付属品について
内容物はこんな感じで銃本体とチャージングハンドル、マガジン、14mm逆ネジアダプター、説明書、保証書、ラバーパッチ、予備のOリング、L字六角レンチです。



14mm逆ネジアダプターはFDMの3Dプリント製で、3,500円で別売されています。
また、購入時に銀行振込を選択するとサービス品として付属します。


マガジンはこんな感じで非常に大型なマガジンで、装弾数は140発。
別売のマガジン(1本6,500円、3本セット18,000円)もある他、MTW-308マガジンやCYMA SR-25用マガジンと互換性があります。(CYMA SR-25マガジン使用時は最終弾検知が機能しなくなります)

マガジン上部はこんな感じで、赤色のフォロワーと最終弾検知用レバーが付いているのが確認出来ます。
マガジン上部には「GEN-12 MAGAZINE 12 GA 2 3/4″ OR 3″ AIRSOFT USE ONLY」と記載されています。


マガジンの前側と後ろ側はこんな感じ。
後ろ側にはマガジンインナー固定用のネジが付いています。



マガジン底部はこんな感じで、GEN-12のロゴと3×5コマの点が4列付いています。


外観レビューについて
という訳で、Wolverine/EMG TTI JW4 Dracarys Gen-12 MTW ガスショットガンの外観を見ていきます。
マガジンを取り付けると凄いイカツイですね…。


かなりごっつい見た目をしていますが、重量は1900gと見た目の割に重さは控えめ。
フラッシュハイダーはこんな感じで、オレンジ色の樹脂パーツが付いています。
ハイダー本体はアルミ削り出しで若干光沢のあるアルマイトが施されています。

このオレンジ色のパーツはフラッシュハイダー内側に爪で固定されているので、ラジオペンチなどを使う事で外す事が出来ます。
それなりにガッチリ付いているので工具無しで取り外すのは難しいと思います。


オレンジ色のパーツを外した状態はこんな感じ。
日本国内で使う分にはこの仕様で良いですからね。

尚、フラッシュハイダーの基部は特殊なネジピッチになっており、恐らく汎用的な規格に対応している社外製フラッシュハイダーのハイダーの取り付けは出来ないと思います。


トレーサーなどの14mm逆ネジに取り付ける製品を取り付けたい場合は、フラッシュハイダーを14mm逆ネジアダプターに置き換える必要があります。


ハンドガードはこんな感じで、アルミ削り出しで作られた10インチ Keymodハンドガードが付いています。
Keymodスロットは1面に7コマあり、ハンドガードの7面に付いています。
上面は20mmレールになっています。



ちなみに、別売り(18000円)にはなりますが純正オプションパーツとしてM-LOKハンドガードもあります。
こちらは黒色になっています。

ハンドガードの根本上部にはイモネジが付いており、ここがHOP調節ネジになっています。

レシーバーはこんな感じ。
こちらもハンドガードと同様にアルミの削り出しで作られており、リアルサイズになっているのが特徴です。

マグウェル部はこんな感じで、左側には『GEN-12 GENESIS ARMS LCC COEUR D ALENE, ID CAL MULTI』、右側にはTTIのロゴが入っています。


マグウェル底部には大型の樹脂製マグウェルアダプターが付いており、スムーズなマガジンの差し込みを可能にしています。

マガジンを取り付けるとこんな感じ。

マグウェル内部からHAVOC HPAユニットと、チャンバーが確認出来ます。
チャンバーには弾ポロ防止用のスプリングが付いています。


ボルトリリースボタンはスチール製の物が付いており、こんな感じで少し浮いた状態になっており、押す事が出来るようになっています。


ボルトリリースボタンはMTWシリーズに搭載されているEmpty Magazine Detection(EMD)という機能を使う為のボタンになっており、最終弾を検知した後にどうやったら再度射撃可能になるかを設定する事が出来ます。
- 設定1:マガジンからBB弾が無くなると射撃を停止、射撃を再開するには空になったマガジンを外してボルトリリースボタンを押す事で再度射撃が可能になる。
- 設定2:マガジンからBB弾が無くなると射撃を停止、射撃を再開するには空になったマガジンを外すだけで再度射撃が可能になる。
という2種類のモードがあり、モードの切り替えにはセレクターレバーをセミオートにした状態でボルトリリースボタンとトリガーを同時に5秒長押しする事で、切り替える事が出来ます。
毎回ボルトリリースボタンを押すのが煩わしいと感じる場合は2のモードにすれば良いと思います。
チャージングハンドルはこんな感じで、左右にハンドルが付いています。
ハンドルの位置は左右で若干違っているのが特徴です。



エジェクションポートはこんな感じで、12ゲージショットシェルを排出する事もあって、非常に大型な物が付いています。
ボルトも大型ですね。
尚、ボルトは途中まで動かす事が可能ですが、引いてもHPAユニットが見えるだけです。


レシーバー上部はこんな感じで、ハンドガードからツライチになっている20mmレールが伸びています。
レシーバー後部にはGEN-12のロゴが入っています。


トリガーはこんな感じで、スチール製の三日月状のトリガーが付いています。
トリガーガードはマグウェルから伸びている、レシーバー一体型の仕様で、QCのシールが貼られています。


トリガーの動きはこんな感じで、ストローク量はかなり少なめ。
タクトスイッチを押す感触がしっかり伝わるトリガーフィーリングになっており、射撃直前の状態で止める事も可能です。



セレクターレバーはこんな感じで、アンビセレクターレバーが付いています。
左側のセレクターレバーよりも右側のセレクターレバーの方が少し短いデザインになっています。


グリップはBCMのガンファイターグリップ Mod.3(実物)が付いています。


グリップは実物グリップ規格になっていますが、前側に若干隙間が開いています。

グリップ底部はこんな感じで、開ける事でバッテリーコネクタにアクセスする事が出来ます。
バッテリーコネクタはコンパクト電動ガン用LiPoバッテリーでよく採用されているJST-BECになっています。



バッテリーを接続するとこんな感じ。
300〜400mAh程度のサイズの7.4V LiPoバッテリーがちょうど良いと思います。(HPAの稼働には7.4V LiPoバッテリーが推奨されている)

ストック基部、エンドプレート部には外部ソース用のプラグが付いており、純正の規格はUSプラグ(海外製HPAやペイントボールなどでよく採用されている規格)。
尚、エンドプレートの側面に付いているボタンはテイクダウン時に使用する、プラグのロックを解除するボタンになります。

Over Kill@苺屋さんではこちらのソケット外し、6mmチューブを伸ばすカスタムやサンプロジェクト規格に対応させるカスタムも可能で、こちらは要問合せとの事です。
尚、6mmチューブを伸ばすカスタム及び、サンプロタイプのプラグに変更してエンドプレートから出す仕様にカスタムする場合は、強度とホースの角度の都合でGBB用のQDエンドプレートに交換するとの事です。
尚、サンプロジェクト製レギュレーターをストックに取り付けられるようにする、このようなカスタムも行っているとの事です。


他にもWolverine Airsoft WRAITH CO2ストックの取り付けも可能との事(ただし、12gカートリッジだと燃費の問題が起きる可能性がありそうです)。
付属のストックはBCM AIRのガンファイター Mod.0ストックが付属。



ストックを限界まで伸ばした状態と縮めた状態はそれぞれこんな感じ。
限界まで縮めると外部ソース用のカプラーとストックがぶつかるので、使用時は2ポジション目位から使うのが良いと思います。


動作の様子について
という訳で、動作させて行きます。
尚、動作検証時の設定は「開放時間最大」「発射サイクル最大」にしています。(設定に関しては後述)
また、今回はUSカプラーに取り付けられるソケットをお借りしたので、これを使って繋げます。
繋げているレギュレーターはサンプロジェクト製のグリーンガスレギュレーター、ガスタンクは38g テトラボンベです。



動作はこんな感じ。
0.5MPa駆動だと、撃つ度に0.1MPa程度ガス圧が低下するようですが、直ぐに戻ります。
尚、フルオートを長時間撃っているとボンベの温度が低下、結露しそのまま凍り始めてしまうとどんどんガス圧の低下率が高くなっていくので、連射のしすぎは要注意。
尚、ガス圧が低い状態だと動作音が変な音になります。
動画のように5秒近く撃ってると、ガスボンベの表面が凍ります。

もっと大容量なボンベを使えば冷えにも強いので、長い時間フルオートが出来るようになると思います。
この辺りはどういう使い方をしたいのかによって、使用するボンベサイズや気化効率を考えた方が良いでしょう。
凝るなら気化室を設けたりするのも有りでしょう。
出荷状態でのBB弾を入れた状態での動作はこんな感じ。
8発動時発射という事もあり、凄いBB弾が散らばりますね。
また、8発分のBB弾の質量(0.20g弾だと1.6g)勢いよく動く事もあってか、若干のリコイルが発生します。
0.3gのような重い弾を使うと2.4gの質量になる事もあり、更にリコイルは強くなるので、面白いです。
トレーサーを付けて撃つとこんな感じで、センサーを検知して一瞬だけ光るタイプのトレーサーだと初弾だけ光るようです。
同時発射のBB弾にも対応している、照射時間の長いトレーサーを使えばもっと綺麗に光りそうですが、手元にある使えるトレーサーがこれだけなので、ご了承下さい…。
BB弾の散り具合はこんな感じで、結構散らばっています。
また、弾着はほぼほぼ同タイミング。
散弾の具合はショットガンらしい感じですし、HOP UPが付いている事もあるので飛距離に関してもそんなに悪くはないんじゃないかなと思います。
少し浮き上がっているBB弾も確認出来ました。
また、構造的には8発のBB弾がユニットに装填され、1回のガス放出で勢いよく放出される、40Mikeの8発制限版みたいな発射方式なので、8連射の速度は一瞬と言っても良いでしょう。
尚、中途半端な弾数が装填された状態で弾切れになると、本体内部に弾が残り、振るとカラカラ音が鳴る状態になってしまいます。
この状態は例えばマガジンに20発装填した状態で使うと、8発、8発と撃ち、残弾数が4発になると、チャンバーへの装填途中で最終弾検知レバーが動作してしまい、撃てなくなるという事が原因です。
この場合は銃を下向きにした状態でマガジンを抜いて1発撃つ事で、弾抜き処理を行う事が出来ます。
0.5MPa駆動での初速について(出荷状態の設定)
という訳で、サンプロジェクト製レギュレーターを繋いでの初速を測っていきます。
とは言っても、8発の同時発射だとまともな数値を計測する事が出来なさそうだったので、1発ずつ手作業で行ったところ、東京マルイ0.20g 樹脂弾を使用してMAXで80m/s前半程度、平均で75m/sといった感じでした。


尚、フルオートに関してはそもそもセミオートがフルオートとして計測されてしまうので、計測不能でした。
サバイバルゲームフィールドの弾速チェックを行う場合はフィールド側に仕様を伝えて、フィールドの指示に従うのが良いと思います。
同時発射の場合、異常な初速を計測してしまう弾速測定機もありますので。
設定のカスタマイズについて
本製品はMTWシリーズと同様にFCUの設定を行う事が出来ます。
設定を行うにはセレクターレバーをセミオートにした状態でトリガーを引きながらバッテリーを繋ぎ、「プログラミングモード」に入る必要があります。
プログラミングモードでは『バルブ開放時間の設定』と『発射レートの設定』を行う事が出来ます。
バルブ開放時間設定
この設定はガスの放出量に関する設定で、セレクターレバーをセミオートの状態にする事で行えます。
これにより初速が変動するので、弾速チェックをしながら行う必要があります。
このモードに入ると一定時間ごとに1回発射が行われ、トリガーを引く事にガスの放出時間が短くなっていきます(初速が下がっていきます)。
あまりに放出時間が短くなると8発動時発射が安定しなくなるので要注意です。
発射レート設定
この設定はフルオートサイクルの設定をする物で、セレクターレバーをフルオートにした状態で行えます。
発射レートは毎秒2発〜6発(8発動時発射なので、16発〜48発)の間で調整が可能です。
設定の様子はこんな感じ。
ただし、先述の通りガスカートリッジのサイズが小さいと冷えに耐えれずガス圧の低下が激しくなるので、もしフルオートを多用する場合は放出量を減らして燃費を上げるか、大きな容量のガスタンクを使うのが良いと思います。
EMD設定/バースト設定
プログラミングモードに入らないで行える設定としてバースト設定とEmpty Magazine Detection(EMD)設定があります。
ボルトキャッチ設定設定は先述した通り、セレクターレバーをセミオートにした状態でボルトリリースボタンとトリガーを同時に5秒長押しする事で設定を切り替える事が出来ます。
バースト設定はセレクターレバーをセミオートにした状態でトリガーを5秒間長押しする事で、設定を切り替える事が出来ます。
設定は、
- セミオート/フルオート
- セミオート/3点バースト
- セミオート/2点バースト
- セミオート/セミオート
- 2点バースト/フルオート
の5種類が用意されており、順番に切り替わっていきます。
という訳で、8発動時発射のガスショットガン、Wolverine/EMG TTI JW4 Dracarys Gen-12 MTWのレビュー記事は以上になります。
後日、分解レビュー記事の方も投稿する予定なので、内部が気になっている方はそちらもお楽しみ下さい。

TTI JW4 Dracarys Gen-12 MTW Shotgunhttps://komonono.cart.fc2.com/ca0/318/