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最大照射距離1520m、2200ルーメン/577600カンデラのフラッシュライト、ACEBEAM L19 2.0 Osram PM1を買ってみた

記事作成日:2025年9月19日

知人から紹介されたフラッシュライト、ACEBEAM L19 2.0を買ってみました。
本製品のバリエーションとして、LEDの色が白色・緑色の2色、白色は「SFT40 Hi」というルーメン値が高い(2200ルーメン)モデルと、1650ルーメンの「Osram PM1」が存在しますが、緑色の方が面白そうだと思ったので緑色(Osram PM1)を選択しています。

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グリーンLEDモデル(Osram PM1)のカタログスペックは下記の通り。

  • 輝度設定:Turbo(2200~1600~1200ルーメン/577600カンデラ)、High(1250ルーメン/291600カンデラ)、Med2(700ルーメン/155236カンデラ)、Med1(330ルーメン/73984カンデラ)、Low(120ルーメン/26896カンデラ)、Ultra-Low(2ルーメン)、ストロボ(900ルーメン)
  • 照射時間:1分50秒(Turbo 2200ルーメン)、10分(Turbo 1600ルーメン)、1時間26分(Turbo 1200ルーメン)、2時間15分(High)、5時間(Med2)、12時間(Med2)、47時間(Low)、94日(Ultra-Low)、3時間(ストロボ)
  • 照射距離:1520m(Turbo)、1080m(High)、788m(Mid2)、Med1(544m)、Low(328m)
  • 光学レンズ:TIR(Total Internal Reflection)光学レンズ
  • バッテリー:21700バッテリー(USB-C充電対応)

カンデラ(光度)値に対してルーメン(光束)値がそんなに高くない事と、TIRレンズ搭載という点からかなり直進性の高いライトである事が分かります。
ルーメン値が高くないと言っても2200ルーメンもありますが…。

ちなみに、車のハイビームは43万カンデラという車検基準上の上限があるようですが、本製品の最大輝度はそれを超える明るさという事になります。
とは言え、体感的には車のハイビームを食らった時とそんなに変わらない気がします。(この明るさになると14万カンデラの差なんて体感的には誤差レベルなのかも)

ただし、最大輝度であるTurboモードの2200ルーメン/577600カンデラの状態はバッテリー満充電の状態でも1分50秒しか使えない事も注意が必要です。
Turboモードを使用すると急激にバッテリーが減るため、長時間常に最大輝度の状態を使い続けたいのであれば、予備バッテリーを用意するのが良いかと思います。

内容物について

付属品はこんな感じで、ライト本体とケース、ストラップ、予備のボタン、予備のOリング、USBケーブル(USB-A to USB-C)、説明書類です。

説明書は英語と中国語で書かれています。
注意書きは各国の言語で記載。

ストラップや予備のボタン、Oリングはそれぞれこんな感じ。
ボタンやOリングの予備パーツが同梱されているのでゴムの経年劣化にも安心かと思われます。

付属のUSBケーブルはこちら。

L19本体はライトホルスターに収まった状態になっています。
ベルトなどに取り付けられるように裏側にはベルクロテープが付いています。

ACEBEAM L19 2.0本体の外観レビュー

ACEBEAM L19 2.0はこんな感じのライトヘッドが非常に大きなフラッシュライトです。
マットな黒色のハードアルマイトが施されており、質感はかなり良いです。
防水・防塵性能はIPX8となっています。

ライトヘッドはこんな感じ。
ベゼルはギザギザになっており、レンズ部には保護シールが貼れています。
かなり巨大なヘッドで外形が60mmもあります。

保護シールを剥がしてレンズ部を見ていきます。
この通り、特殊な形状をしているレンズになっており、LEDの光りを屈折させ、直進させたりリフレクターに当たる光りの角度を調整しているような構造になっています。

中華ライトの高輝度製品には複数のLEDとリフレクターを内蔵している製品もありますが、本製品は1つのLED素子を使っている製品のようです。

真正面から見るとこんな感じ。

側面にはスイッチとインジケーターが付いており、シリアルNO入っています。
このサイドスイッチは設定されたモードで点灯する他、ライトの輝度設定にも使います。

サイドスイッチの動作は下記の通り

  • シングルクリック:保存されたモードでライトのON/OFF
  • ダブルクリック:ターボモードモードでON
  • トリプルクリック:ストロボモードでON
  • ON状態でサイドスイッチ長押し:照射モード切り替え(Low→Med1→med2→High)
  • OFF状態でサイドスイッチ0.5秒長押し:Ultra-Lowモード
  • OFF状態でサイドスイッチを5秒長押し:ロック(ボタン操作やモード切り替えなどの機能を無効にする)
  • ロック状態でサイドスイッチ3秒長押し:ロック解除

インジケーターはライト使用中に点灯し、バッテリー残量によって色が変わります。

  • 緑色:バッテリー残量30%以上
  • 赤色:バッテリー残量10%以上
  • 赤点滅:バッテリー残量10%以下

グリップ部はこんな感じで滑り止めの凹凸とフィンガーストップが付いています。

フィンガーストップには穴が空いており、付属のストラップを取り付ける事が出来るようになっています。

グリップ部の太さは約2.52mm
ちょうど1インチマウントリングを取り付ける事が出来るサイズなので、20mmレールなどに取り付けたい場合はマウントリングを使うのが良いでしょう。

ライト後部、スイッチ部はこんな感じ。
3つの突起が付いており、ボタンを保護、誤作動を防ぐ設計になっています。
ボタンは軽く押す事で押している間だけ点灯、深く押す事で「カチッ」と音が鳴り、点灯状態が保持されます。

後部ボタンを外すとバッテリーにアクセス出来ます。
出荷状態は絶縁フィルムが付いているので、取り外して使用します。

バッテリーはACEBEAM製のAB21CP50という5000mAhのリチウムイオン電池
セル形状は21700で、電圧は4.2V-2.5V。
USB-Cでの充電が可能な物になります。

充電中はバッテリー+側に付いているインジケーターが赤色に点灯し、満充電になると緑色に光ります。

尚、フィンガーストップはOリングを取り外す事で外せます。

点灯させた時の様子

とりあえずバッテリーを満充電にし、ライトを点灯させてみます。
照射モードはそれぞれTurboとLowモードです。
直進性があるとは言ってもある程度は拡散もします。

Turboモード
Lowモード

尚、Turboモードを使用するとライトヘッドがみるみる熱くなっていきます。
数秒照射するだけでほのかに暖かくなるレベル、数十秒照射するとずっと握っていられない程度の温度にはなります。

TurboとLowモードはそれぞれこんな感じ。
Turboモードは明るすぎて反射しまくってますが、Lowモードであればしっかり直進性のある光りになっている事が分かります。
屋内で近くを照らす程度ならLowで十分だと思います。

Turboモード
Lowモード

鏡相手に使ってみましたが、Turboはかなり目に来ますね。
Lowでも眩しいと感じる明るさでした。

尚、先述の通りライト照射中は側面のインジケーターがこのように光ります。
ライトヘッドの明るさに対してはかなり大人しい明るさです。

ファスガンで使うためにちょっとカスタム

という訳で、ファスガンで使うためにちょっとカスタムしました。

まず、今回このライトを導入する事にした『りりあんぬ定例会×埼玉スタジアム#埼スタ赤外線サバゲー夜戦ver』ではライトは手持ちか20mmレールに取り付けての運用(置きライト禁止)というルールが設けられていたので、20mmレールの取り付けを行いました。
また、ストロボの使用も禁止となっていたので、ボタンの押し方に関してはちゃんと気をつける必要がありました。

また、レールに取り付けた際にファスガンデバイスに光りが当たって自爆しないように、3Dプリントでフードを作り装着しています。
また、光りが漏れないようにインジケーターとフードにテープを巻いています。(光造形でフードを作っているので、ライトの光りが透過していまう)

フードの内側には細かな凹凸(0.5mmピッチ)を付けています。
また、フードといっしょに青色のレンズフィルターを取り付けてみました。
というのも、複数人が同じライトを購入していたので色を変えておけば自分の位置を味方に使えるのに使えるかな?と思ったたのでフィルターを取り付けています。(そういう使い方は結局しませんでしたが…)

光らせるとこんな感じ。
フードのおかげでかなり拡散を抑える事が出来ていると思います。
光りはLEDの緑色とフィルターの青色が混ざり合ってエメラルドグリーンのような色味になります。

インジケーターを隠すためにもテープを巻いています。
サイドボタンの誤爆防止も兼ねています。

20mmレールに取り付けるためにマウントリングを取り付けました。

銃に取り付けるとこんな感じ。
ハンドガードを握る手の親指でスイッチを押す想定のレイアウトです。

埼玉スタジアムでのファスガンゲームで使ってみた感想

先日開催された『りりあんぬ定例会×埼玉スタジアム#埼スタ赤外線サバゲー夜戦ver』にて使ってみました。

まず、色に関してはこんな感じ。
黄緑色の光りが元のL19、青緑色の光りが青フィルターを付けた自分のL19の光りです。
青フィルターを付けている分若干輝度が下がっているような気がしますが、正直誤差レベルかなと思います。

実際に1520mの距離を照射する検証は出来ていませんが、照射距離は十分長い事は分かりました。 (ただ、本当に1.5キロも届くほどの明るさか?と言われると疑問)
この通り、LEDを用いている製品ではあるもののLEPのような直進性のある光りになっています。
TIRレンズ搭載のSureFire製品も見たことありますが、それよりも直進性は高いと思います。

ファスガンゲーム中に使った様子はこんな感じ。
コンコース内を照らすには十二分な明るさ+直進性があり、200m程度離れているスタジアム対角を照らすのにも使えるライトでした。

コンコースで照らした様子
コンコースからスタジアム対角を照らした様子

直進性があるのでライトを向けている方向全体が明るくなるのではなくライトを構えているラインに沿って明るくなるように見えるのが面白いですね。

薄暗いガード下で行った、ライトON/OFF比較はこんな感じ。(iPhoneのカメラで撮影しているのでライトOFF状態の写真でも肉眼よりも明るく映っていますが、実際は写真よりも暗いです)

ライトOFF状態
ライトON状態

ACEBEAM L19持ち複数人で同時に照射したらこんな感じになります。
ちゃんと数えてないですが5、6人くらいでしょうか…。

実際に使ってみた感想

本製品、非常に収束性の高い高輝度ライトというユニークな製品ではあるものの、デメリットも結構大きいと感じる製品でした。

メリット

まずメリットとしてはその直進性の高さで遠くを照らす事が出来るという事。

正直自分は、夜戦においての索敵はサーマルイメージャーやナイトビジョンゴーグルを使ってやれば良いと思っているので、ライトは敵の行動を妨害するのに使うのが主だと考えています。
そういう用途では十分な効果を発揮するライトだと感じました。

ライトを照らしておけば「ここは見えているぞ」というのが一目瞭然ですし、敵は下手に顔を出せなくなります。(そもそも眩しいので顔を出したくない)
もちろん、位置バレもするので使い所を間違えると自分の位置を敵に伝えてしまうだけです。

自分自身、過去にこのライトに何度か照らされた事がありますが、正直その場を移動したくなる明るさの製品でした。(だからこそ欲しくなって買った訳です)
屋外で2〜30mほど離れた距離から照射されてもかなりの明るさを体感出来ていたので、同じ2000ルーメンのフラッシュライト(OLIGHT ODIN)と比べると拡散していない分明るく感じました。

また、このような妨害・牽制などの用途だけではなく、敵の位置を味方に伝えるという使い方も出来ます。
100m程度の距離で体感2、3m位の広さに収まるので「あそこに敵が居る」と敵の場所を示すのに便利でしょう。
実際、そういう使い方をしているのを過去にも何度か見ています。
可視光で指示が出せるのでナイトビジョンを持っていない人にも伝える事が出来るのがメリットかと思います。

この辺りが収束性の高いライトを使うメリットになるかなと感じました。

デメリット

デメリットとしては、主に索敵や行動するために使う場合には使いづらい(扱いづらい)という点です。

まず、大前提として色付きの光り(緑色の光り)は索敵に向いていないと思います。
まず、動いている人なら直ぐ分かるのですが、照らした部分全体が緑色になるので色の違いが分かりづらく、隠れている人を探すのには向いていないと感じました。
素直に白色や薄い黄色系の光りの方が索敵しやすいと思います。

また、当たり前の事ですが索敵するなら広範囲を照らせるライトの方が便利です。

続いて、行動する為に使いづらいというのは、数百メートル離れた所を照らす分には問題無いのですが数十メートルなどの近い距離を照らす場合、明るすぎて扱いに困ります。
反射によって自爆する事もありますし、そうじゃなくてもライト点灯後、暗順応に適応するのに時間が掛かります。

自分は途中からライト使用中は基本的にサーマルイメージャーを覗き、覗いてない方の目は瞑る事で自爆は回避するようにしたので、だいぶマシでしたが…。

また、反射する物(白色の壁など)に反射した光りによって白飛びしたような感じになる上に、乱反射した光りが不自然な影を作り出し、「照らした先がどういう構造になっているのか」が単純に把握し辛い気もしました。

とは言えこの問題は高輝度ライト全般的に言える話しなので、製品の仕様上の明確な得手不得手要素かなと思います。
どんな道具でも、うまい事使わないと駄目って事ですね。

ハイロー切り替えが簡単に出来れば、もうちょっと使い勝手は良くなるのかな?とも思いましたが、収束した光りのローモードってあんまり用途が思い浮かばないんですよね…。

という訳で、総評としてはこのライトを妨害以外の目的で有効に活用しようとすると、かなり練習が必要なように感じられました。


そんな訳で、ACEBEAM L19 2.0 Osram PM1のレビューは以上になります。

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