
B&T Air/ARCHWICK APC9 PRO AEG再調整、HTG 無限ブラシレスモーター 28Kを組み込みました
記事作成日:2025年10月7日
先日、有り物のパーツで弄ったB&T Air/ARCHWICK APC9 PRO AEGを紹介しましたが、追加でパーツを買ってきたのでそれらの組み込みを行っていきます。
今回行う主なカスタムは『ピストンスプリング周りの変更』と『モーターの変更』です。
ピストンスプリング・スプリングガイドの変更
まず、有り物のスプリングを入れていたのを当初予定していた硬さのスプリングに変更しました。
今回買ってきたのはDCI Gunsのスタンダード電動ガン用スプリング Z±0です。


こちらのスプリングは『バレル長さ250mm、加速シリンダー、側面吸気ピストンヘッド』の構成で0.20gBB弾を使用した際に初速が95m/s程度になる設計のスプリングとなっており、恐らく自分が基準んとして使っている東京マルイ純正のM4A1用スプリングに近い硬さかそれよりほんの僅かに硬い程度の物になっていると思います。
ピッチは等ピッチで自由長は18cm。
押してみた感じ、自分が期待していた通りの硬さだったのでこれで良いかなと。

また、ピストンスプリングガイドも買ってきました。
SuperShooter(SHS)製のVer2用スラストベアリング付きピストンスプリングガイドで、LayLax PROMETHEUS EG スプリングガイドのような形状・仕様をしています。


SUPER SHOOTER ステンレスベアリングスプリングガイド Ver2
スラストベアリングだけではなくシャフト部も回転するので圧縮時のスプリングが擦れた時の抵抗も抑える事が出来る構造になっているようです。
という訳で、DCI Guns製のピストンスプリングとSHS製のピストンスプリングガイドを組み込みました。
それ以外の構成は先日弄った時から特に変えていません。

モーターの変更
続いて、モーターを純正モーターからHTGベーシック MUGEN STD ブラシレスモーターに変更しました。
今回購入したのは11.1Vで28000RPMの製品になります。


HTGベーシック MUGEN STD 無限 ブラシレスモーター スタンダード ロング 28K 電動ガン用モーター 電子トリガー対応
HTGベーシック MUGEN STD ブラシレスモーターは回転数ごとに45000RPM、40000RPM、35000RPM、31000RPM、28000RPM、20000RPMといったラインナップが存在しますが、今回は7.4V運用想定でそんなに高回転に対応出来るセッティングでは無いので、28000RPMを選びました。
ピニオンギアはD型のスチール製でシャフトにはボールベアリングが付いています。
エンドベル側には極性の印が付いています。
また、モータピンには赤と黒の熱収縮チューブが巻かれており、より分かりやすくなっています。


取り付けるとこんな感じ。
特に組み付けには問題はありませんでした。(ブラシレスモーターはグリップ底蓋との相性問題が起きる事がある)

また、組み込み時に「グリップの寸法がおかしい」事に気づきました。
というのもロアレシーバーを取り付けた状態でグリップを取り付けると、グリップとメカボックスの間に隙間が開いている事が分かったので、いつも通りワッシャーを入れて調整する事にしました。
0.5mmのワッシャーは1枚で丁度良さそうでした。(ワッシャーを2枚入れると0.5mmの隙間が開くので、0.5mm空きという事が分かる)


コネクタの変更
今回、7.4Vでの運用を前提にするのでコネクタをXT30に変えました。
自分は11.1Vはディーンズ、7.4VはXT30と分けています。

バッテリーは7.4V 1000mAh程度のストックチューブインサイズの使用を想定。


初速と動作について
という訳で、東京マルイ 0.20g 樹脂弾使用時の初速はHOP最低状態が87m/s程度、最大HOPでは92m/sまで上がったので丁度良い初速になったと思います。
尚、最大HOP状態だと少し初速が不安定だったのと恐らくHOPがかなり強く掛かってしまうので実用レベルは90m/s前後辺りかなと思います。



計測環境や暫く使うと初速が1〜2m/s上がる事ありますので、安全マージンを考えるとこれくらいで良いかなと思います。
比較的安定していたHOP中くらいでの8発の初速差はこんな感じ。
下が89m/s、上が90.2m/sでした。

尚、発射サイクルは毎秒20.5発。(7.4V 1000mAhバッテリー使用)
28000RPMのモーターにして良かったです。
スプリングレートとギア比的に、これ以上速くなるとピストンクラッシュしかねないので…。

動作はこんな感じ。
純正モーターだと少しギア鳴りがありましたが、無限ブラシレスモーターに変えた事でかなり控えめになったのでこれ以上の調整は良いかなと思います。
尚、プリコッキング設定は5で程よい感じ。
バッテリーが消耗してきたら6でもプリコッキングは可能ですが、満充電のバッテリーを使用するとオーバーランしてしまうので5にしました。
という訳で、B&T Air/ARCHWICK APC9 PRO AEGの再調整は以上になります。
SUPER SHOOTER ステンレスベアリングスプリングガイド Ver2
HTGベーシック MUGEN STD 無限 ブラシレスモーター スタンダード ロング 28K 電動ガン用モーター 電子トリガー対応