
VFC AKS74U(AVS-74U) ガスブローバックライフルを購入しました
記事作成日:2025年12月11日
AKS74Uを模したVFC製ガスブローバックライフル、AVS-74U(VF2-AKS74U-BK81)を購入したのでレビューしていきます。
尚、予備マガジン1本と一緒に予約していました。

同社のAK74M(AV74M)が販売された時にも話題になりましたが、ロシア(ソ連)らしい装飾が散りばめられた、オシャレ(?)なパッケージになっています。
今回購入したのは国内向けに流通しているJAPAN VERSIONになります。
パッケージ側面にはシールが貼られており、説明書はQRコードからPDFを閲覧する仕様となっています。


説明書はこんな感じで中国語と英語の2か国語になっています。
イラスト付きで基本的な操作方法などが記載されていますが、パーツリストのような物はありませんでした。

付属品について
内容物はこんな感じで重本体とマガジン、BBローダー、注意書きの書類のみ。
尚、初回予約特典として、レプリカのAKS74Uキャリングバッグも同梱されています。


BBローダーと注意書きの書類はこんな感じ。
BBローダーは東京マルイ製コピーで、先端には専用アタッチメントが付いていますが非常に緩く、ローダーへの固定は出来ませんでした。


AKS74Uキャリングバッグはこんな感じで、コットンのような素材で出来たバッグです。
実際のキャリングバッグを模した仕様になっているようで、自分はロシア語を全く知らないので何と書かれているのか分かりませんが、製造元を示す?と思われるスタンプも押下されていますね。


こちらのキャリングバッグにはマガジン1本とAKS74U本体を包む事が出来ます。


包んだあと、紐をぐるっと巻いて縛れば梱包完了です。
もっと綺麗に包む方法もありそうですが…。


尚、銃に付いているスリングをバッグの外側に逃がすための切れ込みもあるので、スリングを使ってショルダーバッグのような形にする事が出来るようです。
マガジンについて
VFC AVS-74Uのマガジンは『VF9-MAG-AKS74UG40-BK01』という本製品用のマガジンになります。
先に発売されているAK74M(AV74M)付属のマガジンとは異なるモデル番号になっています。(実際、マガジンの色など仕様が異なっています)

マガジンの装弾数は42発です。
マガジンの側面はこんな感じで、いわゆるプラムマガジンを模した仕様になっています。
実物のプラムマガジン自体、かなりの個体差があり特に色に関しては様々な種類がありますが、本製品は結構赤っぽい色味になっています。

尚、マガジン上部はファイバー樹脂製で黒色、中腹部の赤茶色の部分は金属製で、塗装によってそれっぽい色になっているようです。
リップ側はこんな感じ。
できる限り実際のマガジンに近づけるような工夫がされているようで、かなりデザインの再現を頑張っている印象があります。



また、マガジン上部には空打ちモード切り替えのレバーが付いています。
空打ちモードの操作方法は説明書に記載されています。

尚、AK系マガジンで度々に問題になるマガジンキャッチ周りやマグウェルに引っ掛ける部分の補強に関しては、マガジンキャッチが引っかかる部分はそもそも金属で整形されている事もあり、頑丈でしょうし、前側も強度の高いファイバー樹脂で出来ているので、相当粗雑に扱わない限り破損する事は少ないのではないかと思われます。
尚、マグウェルに引っ掛ける部分の脇には「4」みたいな数字?文字?が書かれています。
白色のペンを使って手書きされているような見た目になっていますが、他のマガジンにも全く同じ印が書かれているので良く出来たプリントかと思われます。

バルブノッカーと注入バルブはこんな感じ。
まず、バルブノッカーの形状がかなり特徴的で、四角いノッカーの奥に放出バルブが隠れているものと思われます。
注入バルブはマガジンキャッチが引っかかる部分のすぐ下に設置されており、銃にマガジンを差し込んだ状態では注入バルブが見えなくなるという、見た目上のメリットがあります。


マガジンの前側はBB弾を収納するスペースを別パーツ化する為なのか、別パーツになっておりツートーンカラーのような見た目になっています。
この仕様はVFC製GBBマガジンでたまに見る構造ですね。
プラムマガジンらしい赤茶色になっているのは側面と後ろ側だけです。



マガジン底部はこんな感じで、51という数字とイズマッシュ社のロゴが入っています。
マガジンバンパーは金属製のプレートが付いています。


AVS-74Uの外観レビュー
という訳で、VFC AVS-74Uの外観を紹介していきます。
まず全体の外観に関しては文句無しのガッチリ感、木と鉄の銃(木成分はハンドガードのみですが…)感が強いです。


殆どの金属パーツはスチールで出来ており、接合部も頑丈です。
ガタツキが発生しやすいフロントサイト、ハンドガード、ストックに加えトップカバーもかなりガッチリしています。
マズルはこんな感じで、AKS74Uの特徴でもある大型のマズルブレーキが付いています。
外側は黒色、内側は銀色というのも再現されています。


マズルブレーキはフロントサイトに付いているロックボタンを押しながら回すと外せます。
こちらは24mm正ネジになっており、インナーバレルが基部から飛び出す構造になっています。
マズルブレーキの内側は空洞になっています。


早速ファスガンで使おうと思ってたんですが、インナーバレルの飛び出しは想定外でした…。
バラさないとインナーバレルを短くする事も出来ないので、ファスガンで使うのは分解・調整後になりますね…。
フロントサイトはこんな感じで、スリングスイベル脇には46という数字が掘られています。
底部のピン穴は無し(有無のどちらが正しいのか私は知らないですが…)、フロントサイトは回転させて上下調整、側面を叩いて動かし左右の調整が出来るようになっています。



ハンドガードはこんな感じ。
ちゃんと合板で作られており、赤茶色のニスが塗られています。
ハンドガード下側には723という数字と何かしらの刻印が入っており、全て打刻で作られています。


ハンドガード基部はしっかり板バネが付いており、このテンションでガタツキを抑える仕様になっています。
また、上側の基部には35という数字が入っています。



レシーバー側の刻印はこんな感じ。
「O」「K」「A」という文字、「☆」、89という数字や705723という数字が全て打刻で入っています。
打刻特有のバラツキ、特にシリアルNOを示していると思われる数字のズレとか良い感じですね。

折りたたみストックのロックパーツにには傷が付かないように黒色のテープが貼られているのですが、このテープ、粘着質がレシーバー側に残ってしまい、剥がすのが少々面倒でした…。
リベットの位置も相まって、スクレーパーを上手く通せず、最終的には爪でカリカリ削っていく事になりました…。


リアサイトはこんな感じで、AKS74Uの特徴でもあるトップカバーに一体型となっているリアサイトが付いています。
この構造によるAKS74UのトップカバーはAK系の中でも結構ガッチリしている事が多いです。


リアサイトは近距離用と中距離用の2種類が設けられています。
AKS74Uのリアサイトは、『Л(постоянная)』が近距離用/固定距離用(300m位の距離になっているらしい)、『4-5』が400m〜500m用となっているようです。


サイトピクチャーはこんな感じ。
お世辞にも狙いやすいとは言えないサイト形状をしています。

フルサイズのAK系(AK47/AKM/AK74など)よりも狙いづらい気がするのは何なんでしょう…。
ボルトはこんな感じで、ここにもシリアルNOの5723という数字が入っています。
ボルトキャリアは全体がCNC切削のスチール製で重厚感があり、非常に頑丈です。
ボルトを引く事でHOP調節ダイヤルにアクセスする事が可能で、クリック感の無い無段階調節が可能です。
HOP調節ダイヤルの動作は結構硬めです。


ボルトを引くとこんな感じ。
箱出し状態ではフルストロークではなく、エジェクションポートが全開放されない程度でボルトが止まります。

マグウェルはこんな感じで、銀色のバルブノッカーやローディングノズル、ガスルートなどが確認出来ます。
また、ここから見てもハッキリ分かる程、ボルト全体にグリスが塗布されています。


マガジンを挿すとこんな感じ。
マガジンはしっかりロックがかかり、多少のガタツキはありますがしっかり保持されます。
マガジンキャッチのスプリングは比較的柔らかめで操作しやすいです。
実銃のマガジンキャッチのようなえげつない硬さは無いですね。


セレクターレバーはこんな感じ。
上から順にセーフ、フルオート、セミオートです。
セレクターレバーの操作は比較的硬めではありますが、操作時は実物程の「ガチン!」とした硬さは無く、操作しやすい硬さになっていると思います。



尚、セレクターレバーにも傷防止のシールが張られていました。
こちらのシールは糊もあまり残らず、綺麗に剥がす事が出来ました。
また、当たり前ですがこの保護シールを剥がした状態でセレクターレバーを数回動かしたら傷が入ります。


こういう傷が嫌な人はシールは剥がさない方が良いでしょう。
ハンマーピンやトリガーピンなどのピンは銀色になっています。

トリガー周りはこんな感じ。
トリガーもトリガーガードもしっかりスチールで出来ています。


グリップはこんな感じで、ここはベークライト系ではなく普通の樹脂っぽいです。
色はそれっぽいですが、ちょっと明るい茶色になっています。
AKらしい非常に薄くて細いグリップで、基部近くには『1/1』という刻印が入っています。



トップカバーやロックボタンはこんな感じ。


ストックやストック基部はこんな感じ。
ロックボタンは銀色です。


バットプレート側には使用弾やジュール数、対象年齢を示すシールが張られています。
Under 2J、16AGE+となっているので、これは台湾仕様の物でしょうね。
尚、このシールも綺麗に剥がす事が出来ました。


尚、バットプレートには滑り止めの凹凸が付いており、折りたたんだストックをロックする為の出っ張りが付いています。

ストックを折りたたむとこんな感じになります。


箱出し状態での作動性について
同社のAK GBBシリーズの第一弾として発売されたAK74Mに関しては低温環境でもしっかり動作する作動性を持っていましたが、本製品も同レベルの作動性はあると思われます。
マガジン温度18度の状態での動作はこんな感じ。
もっさりはしていますが、ちゃんとセミオート・フルオートの動作が行え、ボルトもちゃんと最後まで後退しています。
マガジン温度を上げると更に作動性は高くなります。
表面温度32度の状態だとこんな感じで非常に強いリコイルが発生します。
銃全体が暴れるような強いリコイルになっている事が分かると思います。
マガジンのガス容量と注入バルブの交換について
本製品のマガジンは大容量である事が謳われており、『市販の同種AKモデルの中で最』大との事です。
空のマガジン重量が387g、HFC134Aを20秒程重点した際の重量は410gと23gのガスが入りました。
これでも十分なガス量ではあるのですが、本製品のガス容量はもっと大きいです。


本マガジンの注入バルブは海外仕様(高圧ガス仕様)になっている為、国内で一般的に流通しているHFC134A/HFC152A/ノンフロンガス(HFO1234ze+LPG)が充填しにくい仕様になっています。
WE用として販売されている国内用注入バルブが適合し、交換する事でより多くのガスを素早く充填する事が出来るようになり、国内用注入バルブへの交換後は133gものガスを充填する事が出来るようになりました。
多分、注入角度とか調整したらもうちょっと入ると思います。


みるみるガス缶が軽くなり、マガジンはずっしりと重くなっていくのが充填していて分かる程です。
とんでもないガス容量ですが、デメリットもあります。
それは帰化室が非常に少なくなってしまう為、満タンに入れると生ガスが放出バルブから吹き出す事になります。
シリンダーの気化効率が非常に高いのか、マズルやエジェクションポートから生ガスが吹き出すような事はありませんが、作動性は不安定になり、放出バルブ閉鎖後にも微量の生ガスが流れる「ジュー」という音が鳴ります。
この状態で使い続けると放出バルブのOリングの劣化が発生しやすくなる可能性があります。
国内用注入バルブに交換した場合、ガスを入れすぎないように気をつける必要はあると思います。
尚、撃っても撃ってもガスが切れないので、いつ再充填しようか…と思う位にはガス容量がありますね…。
簡単な分解とボルト周りの仕様について
分解レビューは後日行いますが、とりあえず工具不要で分解可能な範囲で軽く分解していきます。
その前に、ボルト周りの仕様について紹介します。
トップカバーを空けるとボルト本体とリコイルスプリングなどが確認出来ます。
本製品は予めショートストローク用のスペーサーが埋め込まれています。


これにより低圧環境における作動性が向上するものと思われますが、簡単に取り外す事が出来ます。
本来のリターンスプリングに樹脂製のスペーサーが刺さっているだけなので、引っ張れば抜けます。

このショートストロークスペーサーを抜く事で、ボルト後退量を増やす事が出来ます。
※フルストロークになるという訳ではありません

スペーサーを抜いた状態でも動作の問題はありませんでした。
むしろこっちの方がリコイルが強くなって撃っていて面白いです。
ハンマーはリアルなワイヤーによるテンションを掛ける仕様(編組ワイヤーハンマースプリング)になっています。
これは先に発売された同社のAK74Mで話題になった仕様で、本製品にも引き継がれています。
また、発射サイクルを抑える為のレートリデューサーも組み込まれているようです。

分解についてはボルトを外した後、ハンドガードを外すというリアルな分解方法が行えます。
ここまでは工具不要で分解が可能となっています。
後はセレクターレバーも一応、工具不要で取り外す事が可能です。

外したハンドガードとボルトははこんな感じ。
ハンドガードを外して分かったのですが、上側には5723とシリアルNOが打刻されています。


本製品、色々な所(レシーバー、ボルト、ガスシリンダー)にシリアルNOが打刻されているのですが「5723」という数値は共通していますね。
箱出し状態の初速と発射サイクルについて
箱出し状態での初速を計測していきます。
計測に使用したガスはHFC134A、BB弾は東京マルイ 0.20g樹脂弾です。
また、HOPは少し掛けた状態の方が初速の安定性が高くなったので、少しHOPを掛けた状態での検証になります。
まずは常温状態(表面温度約18度)での初速から。
先述の通り、この温度でもしっかり動作する事が出来ます。
初速は53m/s前後と控えめな感じです。


続いて、マガジン温度を上げていきます。
表面温度を36度程度まで上げた結果、初速は60m/s前後まで上がりました。
結構初速は低めなようです。


更にマガジン温度を上げて43度にした所、初速は更に上がりますが、それでも62m/s前後でした。
海外製ガスガンでマガジン温度を上げてもここまで初速が低いのは意外ですね。
高くて初速超える事もしばしばあるのですが…。


ただ、夏場であってもこの程度の初速という事は、サバイバルゲームで使おうとすると流石に初速を上げる調整は必要になるかと思われます。
尚、フルオートの発射サイクルはマガジン温度30度程度の状態で毎秒14発程度。
しかし、初速はかなり低くなり、30m/s前後でかなりバラツキも激しくなるという結果になりました。
※ショートストロークスペーサー付きの発射サイクルです

初速の低さ、フルオート時の著しい初速低下などはサバイバルゲームで使う上では要調整箇所のような気がしますね。
作動性自体は全く問題が無いので、お座敷で遊ぶ分には箱出しでも全然楽しめると思います。
という訳で、VFC AKS74U(AVS-74U) ガスブローバックライフルのレビューは以上になります。
VFC AK74Mの方のクオリティ、作動性が非常に高かった事もありかなり期待していたのですが、期待通りの製品で大満足です。
質感や作動性はもちろん、ガツガツと揺れる強いリコイルもいい感じです。
金属が擦れたりぶつかった時の音も良いですね。
引続き分解レビューと調整などを行っていく予定ですが、調整に関しては今回ファスガン専用機にしようと思っています。
どうせもうBB弾飛ばす事無いと思いますし…。
