
東京マルイ EVOLT(エボルト) M4A1の適正HOPでの初速、命中精度と飛距離、バッテリーの燃費、サバゲーでの使用感について
記事作成日:2025年12月30日
先日開封レビュー記事と分解レビュー記事を投稿した東京マルイ新作電動ガン、EVOLT M4A1カービンをサバゲーで使ってきたので検証結果の報告をしていきます。
分解後、そのまま組み立てただけの状態なので構成自体は箱出し状態の物と変わらない状態です。
サバイバルゲームフィールドは千葉県野田市にあるyaNex(ヤネックス)、BB弾は0.25gと0.28gの2種類を試しています。
尚、0.28gに関してはH.T.G. Basic エコプレシジョン バイオBB弾も使っています。


EVOLT M4A1にはEoTechのホロサイトと3倍マグニファイアを乗せています。
0.25g、0.28g使用時の初速とHOP量について
まずは初速について紹介します。
初速計測で使用しているBB弾は東京マルイ FINEST BB 0.25gと0.28gです。
HOP量は共にBB弾の重さに合わせた適正HOP状態にしており、最大到達点で少し浮き上がるような弾道にしています。
飛距離などに関しては後述する「シューティングレンジで撃ってみた感想」の方で紹介します。
0.25gで適正HOP状態での初速は85m/s半ば程度でした。
ジュール数で言うと0.912J(85.45m/s時)と安全マージンはそれなりにありますが、比較的高めな初速です。

自分が弄った銃でこの初速だと「一応もうちょっと落とそうかな」と思う位ですね。
尚、HOPダイヤルの回転量に関してはこんな感じで、1つ目のツマミが半分より少し下に来ている状態です。

0.28g使用時の初速は81m/s前後程度。
ジュール数は0.927J(81.37m/s時)と0.25g使用時よりも少しジュール数が高めな印象です。
また、最大初速では82m/sを記録する事もあり、重量弾使用時でも初速の低下は全く起きないどころか、若干ジュール数が高くなるという事が分かりました。

0.25gよりもHOP量は強くしているのにジュール数の低下は起きていませんが、これはEVOLTの特徴的なシリンダーサイズによる影響もあるでしょうね。
内径の小さいシリンダーは圧力が上がりやすく、いわゆる流速チューンみたいな挙動になりやすいです。
実際、破裂音は結構大きいというか、「パチン!」という少し甲高い、特徴的な破裂音が鳴ります。
HOPダイヤルの回転量はこんな感じで、HOP量は半分より少し強めに掛けたような状態です。
最大HOPまではまだまだ余裕がある状態なので、0.3gなど更に重い弾でも使えると思います。

シューティングレンジで撃ってみた感想
続いて、シューティングレンジで撃ってみた感想とBB弾の飛び具合について紹介します。
ヤネックスのシューティングレンジは20m〜60mまで10m刻みにマンターゲットが配置、20m、30m、40mに円形の金属ターゲットが配置されているので、それらを使って紹介していきます。


まずは0.25gと0.28g使用時の弾道について紹介します。
今回はサバイバルゲームで使いやすい弾道になるように、最大到達点で少し浮き上がるような弾道にしています。
0.25gでは30mまでほぼ真っ直ぐ飛び、35m手前辺りで少し浮き上がり、40mに向けてドロップしていくような弾道になっています。
マンターゲットの胴体を狙う場合、30mはレティクルのど真ん中、40mはレティクルの下側に合わせるような感じにするといい感じの弾道になっています。


また、50mを狙おうとするとレティクルの中央を頭の上辺りに合わせる必要があります。
続いて、0.28gについて紹介します。
EVOLT M4A1は0.25gよりも0.28gの方が相性が良さそうで、先述の通り0.28g弾使用時でもジュール数の低下が無いどころか0.25gよりも少し高めになります。
BB弾への回転もしっかり掛かっており、無理に浮き上がらせるような弾道にせずとも0.25gよりも弾の伸びは良いです。
30mまではほぼ真っ直ぐ飛び、40m手前で少し浮き上がり、50m手前でドロップするような弾道にしています。
マンターゲットの胴体を狙う場合は30m、40m先のターゲットはレティクル中央に合わせれば良く、50mはレティクルの下側を合わせる感じです。



実際の着弾点のイメージはこんな感じ。
赤色の丸が狙っている所、黄色の丸がおおよその着弾点です。



3倍マグニファイア越しに撃っている様子を撮ってみました。
弾道が分かりやすいようにフルオートにしています。
尚、片手でスマホを持ち、片手でEVOLTを撃つというかなり無茶な姿勢で狙っているので弾道のブレはご了承下さい…。
かなり集弾性が高いので、金属ターゲットでも撃ってみました。
今回、撮影で使った金属ターゲットは30mと40mの距離に設置されている、一番大きな円盤ですが、中くらいの円盤にもバシバシ当てれますし、一番小さな円盤もそれなりに当てる事が出来る精度はありました。

東京マルイ FINEST BB 0.28gとH.T.G. Basic エコプレシジョン バイオBB弾 0.28gで撃ってみた様子はこんな感じ。
共に30m先のターゲットを撃った後、40m先のターゲットを撃っています。
100発100中という訳では無いですが、フライヤーのような弾道は一切無くスーッと線になってBB弾が伸びていっている事が分かると思います。
フルオートでこの弾道はかなりエグいですね…。
もちろん、セミオートでも弾の飛びは同じような感じで、狙った所にスーッと飛んでいく感じでした。
ちなみに、長距離が全く狙えない訳では無く、適正HOP状態でもガッツリ射角を付ければ60m先のマンターゲットの足元辺りにBB弾を落とす事位は可能です。
これはH.T.G. Basic エコプレシジョン バイオBB弾 0.28gを使用して、60m先のマンターゲット頭上1.5m位の所を狙っている状態です。
地面に落下したBB弾がバウンドして、ターゲットのフレームにコツコツ当たる音は聞こえてくるので、本当に足元にギリギリ届いているような感じです。
ちなみにアイアンサイトでもちょっと撃ってみましたがアイアンサイトだと少し浮かし気味のHOP量では狙う事が困難でした。
HOPを控えめにすればアイアンサイトでも狙えるようになります。

MS•Li-Poバッテリー スティックタイプの燃費について
東京マルイ EVOLT M4A1には東京マルイ製LiPoバッテリー『MS•Li-Poバッテリー』のみが使用可能となっており、現在発売されている社外製のLiPoバッテリー他、ニッケル水素バッテリーなど従来のバッテリーを使用する事が出来なくなっています。

そして、EVOLT M4A1のストックチューブに収納可能なLiPoバッテリーは『MS•Li-Poバッテリー スティックタイプ』のみです。

東京マルイ (TOKYO MARUI) 電動ガンオプションパーツ No.258 MS・Li-Poバッテリー7.4V 800mAh スティックタイプ
MS•Li-Poバッテリー スティックタイプの容量は800mAhと結構少ないので、「どの程度バッテリーが持つのか」は個人的に気になっていました。
なので、今回試してみる事にしました。
まず、今回はマガジンを3本使い、フルロード状態(81発装填)のマガジン3本を撃ち切る度にバッテリーの電圧を計測、M-SYSTEMのバッテリー保護機能が動作するまで使い続ける形でバッテリーの電圧低下を調べつつ、何発目でバッテリー切れになるのかを確認してみました。
大体セミオート6〜7割、フルオート3〜4割位な感じで撃っています。
尚、当日の気温は朝時点で3度とかなり寒く、バッテリー的には割と過酷な状態での検証となっています。
まずは満充電状態(8.34V)からスタートです。
気温が低すぎると満充電状態でもエラーで動作しないという事があるようですが、これくらいの気温であれば特に問題はありませんでした。

3マガジン(243発)、6マガジン(486発)、9マガジン(729発)目はそれぞれこんな感じ。
3マガジン目で-0.35V、6マガジン目で-0.19V、9マガジン目で-0.15Vとなり、初動の電圧低下が大きく、それ以降は少しずつ大人しくなっていっている感じでした。



尚、8、9マガジン目位のタイミングで計測したフルオートの発射サイクルは秒間16発程度でした。
満充電状態だと秒間17〜18発程度は出る事を考えると若干発射サイクルは落ちています。

そして、12マガジン(972発)、15マガジン(1,215発)、18マガジン(1,458)目はこんな感じ。
12マガジン目で-0.08V、15マガジン目で-0.08V、18マガジン目で-0.11Vといった感じになります。



尚、17、18マガジン目位で計測したフルオートの発射サイクルは秒間15.2発でした。
発射サイクルは更に落ちて、満充電状態のニッケル水素バッテリーで動作ささせたスタンダード電動ガン並のサイクルになりました。

続いて、19マガジン目(1,539発)も撃ち切る事が出来ましたが、20マガジン目の途中で動作を停止しました。
マグウェルを見ると赤色LEDの点滅が確認出来たので、電圧低下によるバッテリー保護機能が働いたようです。
20マガジン目に残っていたBB弾は32発、つまり20マガジン目の49発までは撃てた訳ですね。
という訳で、MS•Li-Poバッテリー スティックタイプで撃てる弾数は1588発という事が分かりました。
もちろん、撃ち方や環境によって多少の前後幅はあると思いますが大体1500発前後は撃てる感じです。


尚、バッテリー電圧は6.75Vまで低下していました。
最後は急激な電圧低下が発生するようですね。(18マガジン撃ちきったタイミングから-0.63V)

サバゲーで使ってみた感想
という訳で、サバゲーでも使ってみました。
最初のうちは0.25gを使い、その後0.28gを使っているので0.25g使用時の感想と0.28g使用時の感想をそれぞれ紹介します。

まず、0.25g BB弾使用時の感想ですが、「もうちょっと飛距離が欲しいな」と思うタイミングが多々ありました。
やはりBB弾の伸びが0.25gだとイマイチで、40m以上離れた距離の敵との交戦が難しい事が多々ありました。


なので、0.25g使用時は積極的にガンガン前に出て戦う必要がありました。
また、BB弾がブッシュに弾かれる事が多かったので途中からバースト射撃を多様するようになりました。


2〜4発程度のバースト射撃を行う事で、HIT率を上げる事が出来たと思います。
また、バースト射撃であっても真っ直ぐ飛んでいってくれるので、バリケードの隙間にBB弾が吸い込まれるように飛んでいくのは見ていて気持ちが良かったです。
0.28g使用時はブッシュにBB弾が弾かれる事も減り、更に40mを超える敵との交戦も出来るようになったので、良かったです。


バリケードの隙間から索敵を行い、敵を見つけたら体を出して撃っている様子。
また、リアルなリロードアクションが出来るのと、銃の動作音から弾切れに気づきやすいというのもEVOLTの良い所だと思います。
弾切れになり、ボルトストップが動作すると「カチッ」と音が鳴るので、これで気づけます。
また、マガジンを交換してボルトリリースボタンを押して動作を再開させるという挙動が出来るのも良いですね。
チャージングを引いても同様に動作を再開させる事が出来ます。
もっとも、マガジン交換してボルトリリースボタンを押して動作を再開させるという動き自体は次世代電動ガンのM4/HK416系でも同じような事は出来るので別にEVOLTが優れているという訳では無いんですが、ボルトリリースボタンの操作感はEVOLTの方が良い気がします。
という訳で、東京マルイ EVOLT(エボルト) M4A1をサバゲーで使ってみた感想は以上になります。
個人的には重量弾との相性が良いという点が良かったですね。
自分も普段よくサバゲーで使っている銃の多くは0.28gに最適化している事が多いので、それらと同じような感覚で使えるのが良かったです。
最近の東京マルイ製電動ガンである次世代MP5シリーズやPLUSシリーズなどでも0.28gは使えますが適正HOPにすると初速の低下が発生したり、弾の伸びもそんなに良くはならないので0.25gの方が相性は良いと思います。
EVOLTではそれらの現象が起きないので、0.28gで最大限の飛距離と精度が得られるセッティングになっているような印象を受けました。
また、EVOLTはトリガープルが2キロ弱とけっこう重たいのも特徴の1つで、あまり重たいトリガーに慣れていない人はガク引きとかの原因になりがちですが、自分は普段からトリガースプリングを重くしている事が多いので、そこまで気にはなりませんでした。
ただ、友人に撃たせてみた所トリガーの重さが気になる、もっと軽くしたいという意見もあったので、この辺りは好みとか慣れの問題が大きい気がします。
そんな訳で、今後発売予定のリコイルモデルの登場も楽しみです。
この仕様でリコイルまで付いたらもっと楽しいサバゲー用電動ガンになると思います。
複数台のEVOLTを持っていればレシーバーの組み換え遊びとかも出来ますし、リコイルモデルも発売された購入しようと思っています。
東京マルイ (TOKYO MARUI) 電動ガン エボルト シリーズ No.1 M4A1カービン 18歳以上 電動ガン
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