
VFC/Umarex H&K HK33 GBB JPバージョンのレビュー
記事作成日:2026年4月1日
VFC/Umarex H&K HK33 GBBのJPバージョンを購入したのでレビューしていきます。
本製品はUmarexの正規ライセンスを取得して製造されている製品で、日本仕様のJAPAN VERSIONモデルになります。



内容物について
内容物はHK33本体とマガジン(30連仕様)、説明書、BBローダー+アタッチメントです。


説明書には基本的な操作方法が写真付きで紹介されていますが、パーツリストの掲載はありませんでした。
また、JAPAN VERSIONのシールが説明書にも貼られていました。


マガジンについて
VFC HK33 GBBのマガジンは先に発売されたHK53と共用になっています。
記事を書いている2026年3月時点では、こちらの30連タイプのマガジンしか発売されていないようです。

マガジンはダイカスト製(アルミか亜鉛かは不明)でリップ部は樹脂、マガジンバンパーはスチールで出来ています。
リップ側はこのような形状をしており、4本のネジで固定されているようです。
また、空打ちモードの切り替えレバーが設置されています。


放出バルブはマガジン内部に設置されており、マガジン後部に付いているノッカーで叩く仕様となっています。
また、空打ちモードがOFFで弾が装填されていない状態ではこのノッカーが横方向に傾き、レシーバー側のバルブノッカーによって物理的に叩かれないようになっています。


また、注入バルブはノッカーの直ぐ下に配置されており、マガジンを銃に取り付けた際に隠れる仕様になっています。
マグウェルは別パーツになっており、スチール製のプレートがネジ止めされています。


マガジンの重量はガスが空の状態で397g、ガス(HFC134A)を20秒程充填した状態での重量は425gでした。
感覚的にはもっと入りそうですが、海外製注入バルブだとこれくらいが限界かなと思います。


尚、本製品の注入バルブは一般的な海外製の注入バルブと同じなので、WE用国内用注入バルブとして販売されている製品を取り付ける事が可能です。
注入バルブを取り外すと、カラーのような物が外れますが、この中に注入バルブが組み込まれています。
現時点ではマガジンを分解していないのでなんでこんな作りになっているのかは分かりません…。


カラーだけ戻して、WE用の注入バルブを取り付けてみます。


取り付け自体は問題無く行えるのですが、ガスを注入しようとすると吹き戻しが発生してしまい殆どガスを充填する事は出来ませんでした。
注入バルブを交換するなら、内部も調整が必要のようですね…。
この現象は他機種で何度か起きたことがあるので、なんとなく原因は予想出来るのですが、断言は出来ないので分解レビュー時に詳しく構造を見ていこうと思います。
HK33 GBBの外観レビュー
という訳で、VFC/Umarex H&K HK33 GBBの外観を見ていきます。
外観の殆どがスチールと樹脂パーツで構成されており、フラッシュハイダー、アウターバレル、レシーバーなどはスチール、ハンドガード、ロアレシーバー、ストックは樹脂です。
フロントサイト、マガジンキャッチレバーがダイカストパーツ(アルミか亜鉛かは不明)でした。


フラッシュハイダーはマズルに付いている14mm逆ネジとアウターバレルに入っている凹凸によって固定されています。
フラッシュハイダーを回すと「カリカリカリ」とスプリングが動く音が鳴ります。


フロントサイト周りはこんな感じ。


ハンドガードはバイポッドを取り付ける事が出来る仕様になっており、バイポッド取付基部はスチール、ハンドガード側面には畳んだバイポッド用の逃がし溝が設けられています。
ハンドガード全体的に細かなシボが付いており、滑り止めの効果があります。



ハンドガードを外すとこんな感じで、ハンドガード内側には放熱用の金属板が組み込まれています。


アウターバレルの根本がHOPダイヤルになっており、ここは樹脂で出来ています。
ダイヤルは若干ですがカチカチとしたクリック感があります。

チャージングハンドルはこんな感じで折りたたまれた状態になっています。


チャージングハンドルを後退状態で保持させた状態はこんな感じ。


レシーバーはこんな感じ。
アッパーレシーバーはスチールで出来ており、ロアレシーバーは樹脂で出来ています。

マグウェルはこんな感じで、HK33 5.56×45と刻印が入っています。
マガジンキャッチボタンはスチールですが、マグウェルの下に伸びているレバーの方はアルミか亜鉛のようです。


尚、反対側にはMADE IN TAIWANのシールが貼られています。
剥がすと『PDM 001401』と刻印が入っています。


マガジンを挿すとこんな感じになります。
G3とかと同じで入れるのに少しコツが要りますが、ガタツキも無くガッチリ固定されます。

エジェクションポートはこんな感じ。
レシーバーはマットな黒色ですが、ボルトは灰色になっています。
溶接痕もしっかり再現されていますね。

ボルトを引くとこんな感じで、エキストラクターの構造が塗装によってそれっぽく再現されています。
初期ロットのVFC MP5 GBBのボルトみたいな感じでリアルになっていますね。(ただ、塗装は少し雑ですが…)


レシーバー上部はこんな感じ。
専用マウント固定用の突起が左右に付いています。

フロントサイト、リアサイトはそれぞれこんな感じ。
フロントサイトは一応調整が可能ですが基本は固定で使う物、リアサイトはドラム式で4種類のサイトを切り替える事が出来ます。


近距離用である1番はこんな感じで、ノッチサイトの形状をしています。

2番、3番、4番はそれぞれこんな感じで、ピープホールになっています。
数字が大きくなるにつれて穴の大きさが小さくなります。



グリップ周りはこんな感じ。
セレクターレバーはちゃんと左側を回せば右側も回ります。


セーフ、セミオート、フルオートのポジションはそれぞれこんな感じ。
プランジャーによるしっかりとしたクリック感があります。



トリガーはこんな感じで、ここもスチールで出来ています。


ロアレシーバーの後ろ側にライセンスの表記が入っています。

グリップはこんな感じで、実質右利き専用みたいなデザインをしています。
また、電動ガンのサイズに慣れているとものすごく細く感じますね。


ストックはこんな感じで固定ストックが付いています。


バットプレートも樹脂製。
一応滑り止めの凹凸は付いていますが、そこまでグリップ力は高く無いです。

テイクダウンして軽く中身を見ていきます
詳細な分解レビューは後日投稿しますが、とりあえずテイクダウンを行い軽く中身を見てみます。
ストックを外すとリコイルスプリングを抑える為の金属プレートが外れます。
その後、ロアレシーバー前側のピンを抜く事でアッパーレシーバーとロアレシーバーを分離させる事が出来ます。


尚、ストック固定部の穴にシリアルNOが入っています。

ボルト周りはこんな感じ。
ボルトはかなり軽めで、リコイルスプリングは硬くて短いバネと柔らかくて長いバネが付いています。
後ろ側にある大きなスプリングと樹脂製の筒状のパーツはリコイルバッファーですね。

箱出し状態の初速と発射サイクル、作動性について
という訳で、箱出し状態の初速と発射サイクルを計測していきます。
尚、検証に使用したガスはHFC134A、BB弾は東京マルイ 0.20g 樹脂弾、HOP量はもっとも安定して高い初速が出る状態(少しHOPを掛けた状態)で計測を行っています。
まずは常温(マガジン温度22.2度)の状態から。
動作はかなりもっさりした動きですが、一応ちゃんと給弾は可能でフルオートもゆっくり動くような感じでしたが、4発程度で給弾しなくなる状態だったので発射サイクルの計測は出来ませんでした。
本当にギリギリ動いているような状態です。
尚、初速は65.3m/s程度でした。


空打ちでの動作はこんな感じ。
続いて、マガジン温度を30度まで上げてみました。
この温度であればキビキビ動くようになり、初速は一気に86.3m/s程度まで上がりました。


尚、この温度であればフルオートの発射サイクルも計測出来たので、測ってみましたがフルオートのサイクルが計測出来る程度撃つと初速も下がってしまい、毎秒8発、初速は70m/s程度といった感じになりました。
30度時点では毎秒9〜10発位出ているような気がします。

続いて、マガジン温度を40度まで上げてみました。
結果、初速は何故か大幅に下がり55.5m/sと常温状態よりも下がりました。
何度計測しても、マガジンのガスを入れ直しても変わらず、ハンマーがバルブノッカーを叩き切れていないような感じもしないのに、初速が下がるという現象が起きました。


尚、作動性はかなり良くなりリコイルもかなり強くなります。
発射サイクルは毎秒11.7発まで上がりました。(初速は低いですが…)

動作はこんな感じで、動き自体はめっちゃキビキビ動きます。
なんか不思議だなと思い、試しに外部ソースの4.5気圧で動作させてみた所、初速は90m/sちょい、発射サイクルは毎秒9.2発という結果になりました。
リコイル感はHFC134Aを入れたマガジンで、温度30度程度で撃った状態に近かったです。


内部をバラして調整してみないと分からないですが、ガス効率の問題でHFC134A使用時とCO2使用時ではかなり大きく挙動が変わる製品なのかも知れないです。
尚、全体的に本体が重いもののボルトが軽い事もありリコイルは軽く、アツアツのマガジンを使った状態でも軽く揺れる程度です。
本製品のリコイルスプリングにはサスペンション並の硬いリコイルバッファーが組み込まれているのですが、そのスプリングを活かす事が出来ていないような気もしますね…。
という訳で、VFC/Umarex H&K HK33 GBBのJPバージョンのレビューは以上になります。
また近日中に分解レビューを行い、調整なども行っていこうと思います。
