S&T AR-57をレスポンスアップチューン(プチハイサイ)
記事作成日:2014年12月8日
先日中古で購入し、速攻完全分解されたS&TのAR-57ですが、どういうチューニングにしようかなーと色々考えた結果、久しぶりに13:1ギアを使ったプチハイサイ兼レスポンスアップチューンで行く事にしました。
まずは、軸受けから。
純正の8mmベアリング軸受けを外して、ZCのステンレススチール軸受けに交換します。
ステンレススチール軸受けは、ギアの回転の良さと表面処理の綺麗さが最高です。
ちなみに、この軸受けは軸を挿す穴のところに2本、グリス溜まり用の溝が彫ってあります。
ギアは予定どおり13:1のハイスピードギアです。
これまたZC社製の物を使用します。
ZCの金属製品は整形が綺麗なので安心して使えます。
セクターギアはいたって普通な感じですが、スパーギアの表面加工が面白いです。
また、ちゃんとグリス溜まりがあるので長期使用でのグリス乾きの心配も減ります。
ベベルギアの逆転防止ラッチの枚数は8枚です。
取り付けはこんな感じ。
シム調整作業中に撮った写真なので、シムが乗っかってますが・・・。
シム調整が終わったら続いてカットオフレバーやスイッチ、配線などを設置していきます。
カットオフレバーは家に余っていた物(WE社製)、スイッチはSHS、ケーブルはテフロン銀ケーブルにしています。
続いて、グリスアップしたギアを設置。
一旦この状態(ピストンを取り付けずに)で組み上げて最終的なシム調整を行います。
ちなみに、ギアのグリスはNTS社製のギアグリースを使用。程よい粘土の高さと長期間使っても飛ばないのが気に入っています。
シム調整が終わったら続いてピストンを組み込みます。
ちなみに、吸気系はピストンとピストンヘッド以外全て純正品です。
ピストンは家に余っていたICSの純正ピストンにバウンド防止加工を施した物(2枚目全削り、3枚目半分削り)で、ピストンヘッドは中華の樹脂製品(後方吸気)です。
錘はマルイ製錘を1つ搭載。
とりあえず、これで一旦グリップとモータを取り付けて動作テスト。
動作が問題ない事が分かったので、一旦モーターを外してSBDを取り付けます。
今回使用したSBDはSS2040FLという物で、秋月電子通商で20個300円で売られている物になります。
半田付けするとこんな感じ。
かなり小さいですが、耐圧20V、電流2.0Aというスペックを持っています。
これをモーターに取り付けて完成。
普段はリングターミナルを使ってねじ止めするのですが、今回は半田付けにしてみました。
ちなみに、モーターに半田付けするときは熱でコミュテーターを傷めないように、ブラシを外して行った方が良いです。
最後にバレル・チャンバーの調整を行います。
とは言っても、やる事はいつもと同じで長かけHOPに対応させる為のHOP窓拡張とマルイパッキンをスリックタイプに加工するだけです。
後はシールテープをバレルに巻いて気密上げとチャンバーパッキンのズレ防止を行っています。
これで組み上げて数十発試射した後、余分なグリスを乾かす為に1日寝かせます。
ちなみに、経験上1日寝かせるだけで10m/s位初速が上がる場合があります。
という訳で現在の初速はこんな感じ。
計測にはG&Gの0.20gの樹脂BB弾を使用しています。
とりあえず、これで暫く撃って更にグリスを馴染ませた後、マズルのテーパーの深さでで微調整しようと思います。
今回は96m/s前後で安定してくれたらいい感じだと思っています。
今回はZCのギアを初めて使ってみたのですが、予想どおりの快調な動きをしてくれました。
ギアノイズも許容範囲内で割と静かに仕上がっています。
ちなみに、発射サイクルはちゃんと測っていませんが7.4V 25Cのバッテリーで秒間20発程度だと思われます。
また、ピストンスプリング(S&T純正)が柔らかくて短いので、ハイスピード系のギアでもスムーズに動きます。
そのため、セミオートのレスポンスがかなり良いです。
今回は割とうまく弄れたかなと思います。
後は外で撃ってみてどんなものか見てみるだけです。