マルシン モスバーグ M500を修理 | エボログ

マルシン モスバーグ M500を修理

友人から、マルシン モスバーグ M500の修理を依頼されました。
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とりあえず、現状の問題点は・・・

  • フォアエンドが動かない
  • ガス漏れが起きる

 

という感じ。

モスバーグ M500って結構長いんだなーって思ってたらベネリM4とあんまり変わらない長さだったという・・・。
マルシン モスバーグ M500とCAW ベネリM4の比較。
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長さは若干モスバーグ M500の方が長い感じ。

というわけで、修理開始。
見てみたところ、フォアエンドはビクともしません。(5mm位前後に動く程度)。
確実に何かに引っかかってる感じ。

というわけで、とりあえず分解してみます。
分解自体は割と簡単です。
フォアエンドの分解には専用工具が必要なようなので、今回はそのままにしています。
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とりあえず、分解した状態でガスタンク単体で動かしてみると・・・

このように、ガスを入れた途端にガスが漏れてしてしまいます。
漏れている箇所は放出バルブの方。

症状がわかったのでとりあえず分解してみます。
この部分も比較的分解しやすくてありがたい。

しかし、装弾数が150発近くあるのに、たったこれだけのガスタンクで足りるのか?という位の大きさ・・・。
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パッキンを1つ1つみてみると全体的にパッキンがオイル切れな感じでした。
特に放出バルブ用のパッキンはカピカピに乾燥してしまってるレベル。
また、バルブ無いにも細かいゴミが溜まっていたので、それを除去してパッキンにグリスを注します。

今回使ったグリスはモディファイの50cpsと1000cps。
昔は電動ガン弄りの時によく使っていたグリスなのですが、NTS社製品に切り替えてから全く使わなくなってしまったグリスです。
久しぶりの出番。
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パッキンは50cps。
バルブの棒とスプリング、あと面白い形をした給弾ルートに使われているベアリングのような部分に1000cpsを注しました。

これで組みなおした、この通りガス漏れが解消されました。
バルブをゴムハンマーで叩いて放出もチェックしてみて問題ない事を確認。

あとは組み直して動作確認をします。

ちなみに「フォアエンドが動かない」という問題は単なる組み付けミスだったようなので、ちゃんと組み付けてあげれば普通に動くようになりました。
少し金属パーツが擦れる音がしていたのでグリス(モディファイ 1000cps)は注しましたが・・・。

フォアエンドはちゃんと後退しますし・・・
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元に戻せます。
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もちろん、このタイミングで給弾も問題無し、トリガーを引いたらハンマーがバルブを叩いてガスを放出する。
これも問題無し。

 

しかし、次で問題が発生。

初速がやばい。
一体いくつ出ていたのか。

デジコンのピッカ弾(超超重量弾)が気持ち良く飛びそうな程度は出てます。

ちなみに、フレームにASGKマークが入ってるので、マルシンがASGKに加入していた時に作られていた製品だと思われます。
そのため、一応、協会が”当時”定めた規定は守られているはず・・・?だと思います。
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まあ改正銃刀法前に作られた銃ですし、当時1Jオーバーのエアーガンなんて当たり前だった時代なのでこれは何とも言えない気もする・・・。
とりあえず、現代でちゃんと使える初速にする為にバレルカットを行いました。

ちなみに、元々入っていたバレルは真鍮製で長さ590mm。
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HOPパッキンはマルシンらしい丸い窓にゴムの突起が出てるタイプ。
一応、イモネジを使って突起を押し出せるのですが、単に抵抗になるだけなので、ネジを締めれば締めるほど初速が落ちます。
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というわけで、どんどん短くしていこう。
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とりあえず、最初は一気に10cm単位で切っていきます。
初速が110を下回った辺りで5cm単位に変えていきます。

しかし、110m/sを下回ってからが大変だった。
切っても切っても中々100m/sを下回らない。

ひたすら5cm切る→テーパー掘る→M500に組み込む→初速テストを繰り返して、なんとか92〜94m/sで安定させる事が出来ました。
とは言っても、室温23度の環境で計測しているので、夏場の炎天下などではどうなるのか凄く不安。
暖かくなってきたら再調整が必要かも。
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というわけで、最終的なバレル長は18.5cmになりました。
写真右上の真鍮パイプが切られたバレル。10cmが2本と5cmが4本。
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M500に組み込むとこんな状態になります。
短い・・・。
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というわけで、M500の修理と調整はこんな所です。