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APS DRAGONFLY BSPを分解しつつパーツの互換性などを確認してみた

記事作成日:2016年2月21日

とりあえず、買ったら一旦バラさないと気が済まないので、バラします。
というか、ばらす為に買ってるというのもあるので・・・。

というわけで、APS DRAGONFLY BSPの分解レビューです。

もともと色々といじるつもりで買った銃(弄らないつもりで買う銃自体無いのだが)なのと、APSのGlockというのを初めて触るのでどの程度ほかメーカーとのパーツの互換性があるのかを確かめていこうと思います。

では早速バラしていきます。
ここまでは工具無しに普通に分解できます。
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まずはバレル周りから。
アウターバレルの形状は東京マルイ製のGlock17に似ています。
東京マルイのアウターバレルは樹脂製なので、すこし歪ませながらインナーバレルを抜く事が出来るのですが、このAPS DRAGONFLY BSPをはアルミ製なのでインナーバレルとチャンバーを取り外すのが少し面倒です。
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インナーバレルとチャンバーはこのような形になっています。
チャンバーはとくに変わった事は無い普通のチャンバーです。
インナーバレルはステンレス製だと思います。こちらも形状や長さはマルイのGlockと同じ(WEとも同じです)。
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HOPパッキンの形状もマルイのガスハンドガンシリーズと同じ形ですが、凸の形状が少し特殊で、アールが強く掛かっています。
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続いて、スライド周り。
スライドの形状も東京マルイに非常に似ています。最初はWE互換かな?とも思ったのですが、WE Glock17のスライドをAPS DRAGONFLY BSPのグリップ(シャーシ)に取り付けるとスライドが正常に閉鎖されませんでした。
これくらいなら、調整すれば使えるようになる気もしますが、とりあえずポン付けはダメそう。
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アイアンサイトは問題なくWEやマルイ互換のものが使えました。(ゴーストリングサイトを付けてみました)
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ガスガンで最も重要なパーツでもあるピストンやノズル。
こちらは手持ちのWE Glock17(写真上)と比較しており、概ね形状は同じですし、付け替えもできたのですが、どうも動きが鈍いです。
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まあ、原因としては単に「ノズルハウジングの形状が似てるけど、微妙に形状が異なっている」という事でした。
後述しますが、こちらはハンマーの形状との兼ね合いな感じがするので、調整がシビアそう。
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ちなみにピストンは透明の樹脂で、耐久性に不安の残る硬さ。(あんまりしならないので、ヒビが入ったり折れたりするんじゃないかと不安)
もしかしたら、このピストンは国内仕様で販売するにあたって調整されている箇所ではないでしょうか・・・。(シリンダーバルブの流量を調節しないとさすがに初速越えしちゃうと思うし)

なお、写真では隠れてしまっていますが、ピストンヘッドはカップ型でした。

APS DRAGONFLY BSPのスライドは樹脂製なのですが、スライドストップの所にはちゃんと金属の棒が埋め込まれており、スライドストップ動作時の耐久性が向上しています。
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続いて、グリップ側をバラしていきます。

まずはマガジンキャッチ。
こちらは若干WEと形状が異なっており、WEのマガジンキャッチを取り付ける事は出来ませんでした。
おそらくフレーム側とマガジンキャッチ側双方に加工が必要だと思います。
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ハンマーやトリガーのユニットはこんな感じ。
こちらもぱっと見WEやマルイと同じように見えますが、細部で若干の違いが見られ、どこがどこまで互換があるのかが非常に分かりづらい状態。
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WE Glock17のハンマーを取り付けたりトリガーを取り付けたりする事は出来ましたが、やはり動作が少し渋いです。

WEやマルイのGlockと大きく違う所と言えば、ハンマーの形状だと思います。
WEやマルイのGLockの場合、ハンマーには丸いローラーが付いているのですが、APS DRAGONFLY BSPはローラーではなくなっています。
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このハンマーの形状はノズルハウジングの形状にも関わってくる箇所なので、もし社外製のノズルハウジングを使いたい場合はハンマーも一式交換した方が良さそうです。

トリガーの形状はファーストインプレッションの方でも紹介した通り、普通のGlockとは違い、トリガーセーフティーの代わりにボタン型のセーフティーが付いています。
それ以外はマルイやWEのGlockと同じようなので、こちらの交換は可能だと思います。(すり合わせの調整くらいは必要かもしれませんが)
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ちなみに、トリガーのセーフティーボタンに付いている赤い印ですが、なんと熱収縮チューブでした・・・。(塗装だと思ってたけど、まさかこんな素材が使われてるとは)
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というわけで、手持ちのGlockを分解しながらAPS DRAGONFLY BSPを分解し、寸法の差異を測っていったのですが、全体的に「だいたいマルイかWEのパーツが使えそう」という結論に至りました。
なぜ「だいたい」かと言うと、やはり1mm単位でパーツの寸法が違っていたりする箇所が多いので、いわゆる「ポン付け」出来るパーツは少なそうです。
ただ、「だいたい」は合ってるので、ヤスリやルーターなどで微妙に調整してやればなんとかなりそうな感じです。
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という訳で、分解レビューはこんな感じです。
次からはAPS DRAGONFLY BSPを弄っていこうと思います。


おまけ

APS DRAGONFLY BSPのマガジンをWE Glock18Cに挿して撃ってみた。

ものすごく快調に動きます。
でも、調子に乗ってバシバシ撃ってたらチャンバーの基部が破損しました。
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マガジンをポン付けするのはやめた方が良さそうです。
あと、初速もいくつ出たとかは載せませんが、とりあえずあかん事になったので、APS DRAGONFLY BSPのマガジンをWEやマルイで使う場合はちゃんと調節しましょう。(いろんな所を)


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