APS DRAGONFLY BSPのマガジンを分解、使われているパーツを見ていきます
記事作成日:2016年3月2日
分解防止対策がされていないのであれば、バラすのが一番でしょう。
という訳で、割とタブーなネタかもしれませんがAPS DRAGONFLY BSP専用(?)のCO2マガジンを分解していきます。
APS DRAGONFLY BSP専用として販売されているマガジンですが、別に専用品ではなく設計は東京マルイのGlock用マガジンに非常に近しいです。
もちろん、マルイやKJ Works、WE等にさせば動かす事は可能です。(耐久性や初速に問題が起きてしまうので、使いたい人はそこら辺要調整ですが・・・)
という訳で、マガジンをバラしていきます。
ここまではコインドライバーを使うことで分解する事が出来ます。
というか、CO2カートリッジを詰め替える為には必要な分解です。
ここからが特殊な工具を使う必要がある箇所です。
まず、バルブレンチを使って放出バルブを外します。
バルブは一般的なガスガン用と同じサイズなので、レンチも一般的な物が使えます。
これがAPS DRAGONFLY BSP用のバルブ。
ガス放出穴は大きく切り抜かれているタイプで、ガス放出量を上げたカスタムバルブでよく見かけるタイプになっています。
CO2マガジンを何度か見たことがある人なら見慣れた形状だと思いますが、いわゆるフロンガス用の放出バルブとは形状が若干異なります。
左からAPS DRAGONFLY BSP、WE Glock、KJ Works Glockの放出バルブ。
バルブの蓋の部分がかなり特徴的で、フロンガス用のバルブは蓋にOリングが付いているのに対し、CO2用(APS DRAGONFLY BSP用)のバルブにはOリングは付いていません。
また、蓋の形もフロンガス用の物は平らなのに対し、CO2用は尖っています。
このように形状に違いが生じている理由は、CO2のガス圧が非常に高い為です。
CO2のガス圧が掛かると。フロンガス用の放出バルブはまずOリングが完全につぶれてしまいます。
また、バルブを叩く時も蓋が平らなので抵抗が大きく、叩き辛いというか、ほとんど叩けません。
このようにCO2マガジン用とフロンガス用ではバルブの形状に差はありますが、寸法自体は同じなので、付け替える事は可能です。
ただ、CO2マガジンに普通のフロンガス用のバルブを取り付けた状態でCO2カートリッジを取り付けるとこんな感じでバルブが飛び出してきてしまいます。
これはバルブ本体が飛び出しているのではなく、蓋が通常以上の圧力で押された結果、Oリングを潰してしまう為、このように1mm程バルブが飛び出しているようです。
この状態だとバルブがグリップ内に干渉してしまい、マガジンを銃に収める事が出来ません。
また、ゴムハンマーでバルブを叩いてみましたがびくともしないので、恐らくハンマーノッカーがバルブを叩いてもガスは放出されないでしょう・・・。
ちなみに、ここまでで薄々気づいている方もいらっしゃるかと思いますが、APS DRAGONFLY BSPのマガジンは国内仕様にはなっていないと思います。
ガスの放出量やガス圧等は海外製のAPSのCO2マガジンと同じだと思います。
続いて、ガスルートを見ていきます。
ガスルートはマルイなど一般的なGlockマガジンと同じでピン1本で固定されているので、ピンポンチを使って簡単に外す事が出来ます。
ガスルートパッキンは東京マルイのとほとんど同じ形ですが、若干穴の大きさが東京マルイに比べて狭いです。
左がAPS DRAGONFLY BSP、右が東京マルイ。
ただ、形状は同じなので東京マルイのガスルートパッキンをAPS DRAGONFLY BSPに取り付ける事は可能です。
マガジンフォロワーやフォロワースプリング等も外して行きたかったのですが、こちらはピンが抜きづらい構造(貫通タイプではなくて片側から圧入されるだけの構造)だったので、分解はしていません。
という訳で、APS DRAGONFLY BSPマガジンの分解レビューはこんな所です。
ちなみに、APS DRAGONFLY BSPのマガジンはマガジンによって初速が大きく変動する疑惑が私の中で浮上しており、まだ色々と検証中の状態だったりします・・・。
今回の分解レビューもマガジンの細かい調整をする為に必要だったので行った次第です。
APS DRAGONFLY BSPをサバゲーへ投入するのはまだまだ先になりそうです・・・。
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