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RETRO ARMS CNC Split GearBox Ver.2のシリンダー部分を分解しやすいように調整しました

記事作成日:2016年5月10日

先日、キメラM4の調整をした際にチャンバーを社外製品でも使えるように加工を施しましたが、これは色々なメーカーのチャンバーを試してテストをしてみたかったというのと、RETRO ARMSのチャンバーがイマイチな感じだった事以外にも分解時や調整をする際の利便性を向上させるという意味も大きいです。
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この加工をする事により、今までインナーバレルやHOP周りを調整するだけでも一回シリンダーASSYのフレームを分解しないと行けなかったのですが、それが不要になりました。
また、給弾不良やエア漏れ等のトラブルが起きた時にどこに問題があるのかの原因究明が比較的楽になります。
バレル、チャンバー、シリンダーが一体型のユニットになってしまうとどこに問題があるのかを調べるのが少し大変ですからね・・・。
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ただ、これだけだとまだまだ”分解しやすい”という状態には程遠いです。
なぜなら、RETRO ARMS CNC Split GearBox Ver.2は構造上ピ、シリンダーASSYについているピストンスプリングガイドがバッファーチューブのネジ受けを兼­ねているという事です。

その為、シリンダーASSYを外すにはバッファーチューブを外す必要があり、そのためには柄の長いドライバーが必要になり手軽に分解出来るとは言い難いです。

例えば、何かトラブルが起きた時のように、どうしてもフィールドで分解しないといけなくなった時に面倒ですし、シリンダーは比較的頻繁にメンテナンスをしておいた方がいい箇所なので分解の頻度も高いです。
自分の場合、頻繁にセッティングを変えるので特に分解頻度は高いですね。

という訳で、この問題を解消するために調整を施していきます。
まあ、そんな大層な事では無いんですがね・・・。

まず、私が使っているフレームはG&P製のメタルフレームなのですが、この製品はロアフレームの後部、シリンダーの後ろと接触する部分にゴム板が貼られています。
このゴム板を一旦剥がしてコの字状に切り、貼り直します。
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続いて、バッファーチューブとピストンスプリングを固定する為のネジを短くします。
この長さはバッファーチューブやフレームの構造によって異なり、適切な長さにする必要があります。
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最後にロアフレームのゴム板をコの字状に切った所にナットを取り付けて、先ほど切断したバッファーチューブを固定する為のネジを閉め込んでいきます。
ネジが適切な長さになっていれば、ナットからはみ出る事も無く短すぎることもなく、ガッチリ固定されます。
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尚、この時に使うナットは、RETRO ARMSのピストンスプリングガイドの六角穴と全く同じサイズのもの(ガタつきが無く、ジャストフィットなもの)である必要があります。
ナットが大きすぎたり長かったりするとシリンダーASSYがフレームに収まらなくなりますし、ナットが小さいとピストンスプリングガイドが正常な角度で保持されず、動作不良やピストンクラッシュ、ギアクラッシュなどの原因に繋がってしまいます。
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という訳で、こんな感じで分解出来るようになります。
フレームのフロントピンは硬いので最初から外した状態での撮影になりますが、片手でも容易に分解が可能です。

という訳で、分解が楽になったキメラM4ですが、前回のサバゲーに持って行って色々と問題が起きたのでそこら辺をこれから調整していこうと思っています。

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しかし、この銃、いつまで経っても完成しないなぁ。