エボログ

CRUSADER製カスタムパーツが付いた、VFC HK VP9 SpecialComboを購入しました。

記事作成日:2016年11月20日

VFCだったりStarkArmsだったりSAAだったり、CyberGunだったりUmarexだったりもう色んな会社が関わりすぎて訳が分からない状態の比較的クオリティの高い銃を出す台湾ブランド達。

自分もちゃんと把握、理解している訳ではないのですが…

Umarex・・・実銃メーカーからエアソフトガンに使用する為のライセンスを持っている会社。
CyberGun・・・「こんなエアソフトガンを作ろう!」と企画する所。本体も作ってるのかな?
VFC・・・OEM、自社開発問わずエアソフトガンを作ってる所
StarkArms・・・OEM、自社開発問わずエアソフトガンを作ってる所。アメリカ等で販売する為に偽刻印(刻印を似せて作った物)や無刻印モデルなども作る。噂では実はVFCなのでは無いか?との事。
Hogwards・・・StarkArmsの日本向けブランド、リアル刻印モデルを作る。
SAA・・・最近ぽっと出てきたブランドだけど、どう見てもStarkArms。訳がわからない。

という感じ。
まあ、基本的には権利(ライセンス、商標などなど)絡みの話が深く関わってそうな感じなので、公に「このメーカーはこう」という情報は出てこなさそうです。
はっきり分かってるのはUmarexくらいでしょうか…。

今回レビューするHK VP9で言うと、CyberGunが企画し、Umarexが持っているHKのライセンスを使い、VFCが作っている感じですね。

という訳で、HK VP9のガスブローバックハンドガン SpecialComboを買ってみました。
予備マガジン1本も一緒に購入。
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写真枚数が半端なく多くなってしまうので、今回は軽く外観と動作感、初速のレビューのみの内容になります。
追々内部とかもレビューしていきます。

VP9はSpecialComboとスタンダードの2種類が販売されており、SpecialComboにはCRUSADER製(台湾のパーツメーカーで、VFC用のパーツを多数出している)のカスタムパーツ(スチール製)が使われているモデルになります。
変更されているパーツは下記の通り

  • フロントサイト・リアサイト
  • エキストラクター
  • ディスアセンブルレバー(スライドをロックするレバー)

の3箇所。
お店にもよりますが、これだけのパーツが変わっていて2000円位しか差が無いのであれば、SpecialComboを買った方が断然お得だと思います。

内容物はこんな感じ。
本体とマガジン、説明書、グリップパネルのSとLです。
グリップパネルのMは本体に着いています。
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本体やマガジンにはシールが貼られているのと、シリコングリスっぽいのがスライドやフレームなどに付着していたので、そこら辺を除去してから写真を撮っています。
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という訳で、色々除去した本体。
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反対側
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CRUSADER製のエキストラクター。
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CRUSADER製のディスアセンブルレバー。
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CRUSADER製のフロントサイトとリアサイト(サイトピクチャー)
ホワイトドットが入っていて狙いやすくなっています。
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スライドストップとスライド後部のすべり止めはこんな感じ。
FN57のように一番後ろの所に突起みたいなすべり止めが付いているのが特徴的ですね。これがあると掴みやすくて操作性が良いんですよ。
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グリップの凹凸とVPロゴ
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トリガーにはトリガーせオフティーが着いています。
マガジンキャッチはHK45やUSPと同じで下に押し下げるタイプ。
トリガーガードに「説明書読めよ!」と書かれています。
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下部の20mmレイルはこんな感じ。
シリアルNOのプレートも入っています。
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VP9はストライカー方式なので、ハンマーが起きているのか倒れているのかを判断する事がパット見では出来ませんが、ワルサーP99のようにスライド後部を見る事でハンマーの状態を確認する事が出来ます。(実銃だとストライカーがONかOFFか?とか言うのでしょうか…?)

これがハンマーが倒れている状態(撃てない状態)
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これがハンマーが起きている状態(撃てる状態)
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続いて、マガジンを見ていきます。

側面はこんな感じで、光沢のある黒色です。
マガジンの左側面(写真右側の方)に「9×19C」という刻印が入っています。(「C」って何の意味だ…?)
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正面と背面はこんな感じ。
正面は普通のガスブロマガジンっぽく、スプリングとフォロワーが見えています。
背面はマガジンのつなぎ目や残弾確認用の穴等がリアルに再現されています。
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裏面とマガジンリップ、ガスルートパッキンはこんな感じ。
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注入バルブは海外製の高圧ガス対応の物なので、国内で一般的なHFC134AやHFC152Aは入り辛いので、これは国内用に交換する必要があると思います。
尚、以前VFC MP5のマガジンを紹介した時に書いた通り、VFCの注入バルブはWE用の物と互換があります。(この記事を書いている段階ではまだVP9で試していませんが、恐らく使えるはず…)
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HK VP9 GBBの初速

続いて、初速を測っていきます。
注入バルブはVFC純正のままなので、ガスは満タンでは無いと思います。

問題なく動作する位までガスを入れての計測になります。
HOPは箱出し状態(かなり突起が飛び出しているので、鬼ホップ状態だと思います)、弾はKSC 0.20gバイオBB弾(余ってるから使った)

まず、常温(25度)から
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初速は75m/s前後。
常温でも比較的スムーズに動きます。
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続いて、マガジンをアツアツにした状態。
今回はガッツリ温めて55度近くまで上げてみました。
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初速は85m/s。常温の状態と比較するとプラス10m/sですね。
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動作はびっくりする位のリコイルでした。
ガッツンガッツン来る感じ、CO2でしか味わえない感覚だと思っていたのですが、VP9ではそれが味わえます。最高です。
後ほど記事にしますが、とんでもなく巨大なピストンを採用しているので、このリコイルを生み出せるのだと思います。

まだ、数十発程度しか撃っていないのですが、とりあえず動きは非常にスムーズで、比較的マガジンが冷たくてもなんとか動いてくれます。
流石に20度下回るとかなりもっさり動いてスライドストップも掛からなくなってしまうので、冬場で使うには無理がありますが、部屋の中でちょっと遊ぶ程度なら使えそうです。

外観のリアルさもUmarexが関わっているだけあって最高の出来だと思います。
フルリアル刻印はもちろん、樹脂の質感も良さげ。
細々したパーツがスチール製である点も高く評価出来るポイントだと思います。

まあ、動作以外の箇所には色々と不満はあるんですがね…。(外観も少し不満がある所がちらほら…)
それは追々まとめて記事にします…。

オマケ兼次回記事予告 その1

オマケ兼次回記事予告 その2