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Umarex/VFC HK VP9の注入バルブをWE用国内用注入バルブに交換、何発撃てるのか検証してみた

記事作成日:2016年11月24日

先日購入したUmarex/VFC HK VP9ですが、マガジンの注入バルブは海外で一般的な高圧ガス(TOPガス、レッドガスなどなど)仕様の物に対応するために非常にバルブが固くなっている物が付属しています。

その為、ガス圧の低い、国内向けのガスであるHFC134AやHFC152A等のフロンガスはかなり入れづらくなっています。というか、純正の注入バルブではどう頑張っても満充填させる事が出来ません。

そこで登場するのが「国内用注入バルブ」と呼ばれるもの。
まあ、海外製のガスブローバック銃を使ってる人なら皆知ってると思いますが…。

という訳で、VFC HK VP9のマガジンの注入バルブをWE用の国内用注入バルブに交換しました。
VFCの注入バルブは基本的WEの注入バルブと互換があるので、WE用を買ってくれば問題ありません。
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これがVP9純正の注入バルブ。
先端にすべり止めのスリットが入ってる面白い形をした注入バルブです。
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尚、この滑り止めのスリットのせいで、一般的な注入バルブより外れにくくなっています。
ネジを回し切って、空回りし始めたら、爪やマイナスドライバーの先端等で引っ掛けて引っこ抜く事で外れます。

注入バルブ中身はいたって普通な感じ。
ちなみに、このバルブの中に入っているスプリングテンションを調整する事でも、海外製バルブを国内向けに改造する事が可能だったりするのですが、調整がシビアなので、あまりお勧めしません。
試してみる価値はありますが、350円でちゃんとした注入バルブが買えるならそっちの方が良いという判断で毎回買ってます。
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WE用の国内向け注入バルブとVFCの注入バルブを比較。
長さは若干VFCの注入バルブの方が長いですが、ネジピッチとかは同じです。
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尚、VFC MP5 GBBを弄った時にも書きましたが、WEの注入バルブをVFCのマガジンにポン付けして、ネジを限界まで締め込むと、Oリングがはみ出してきてしまい、ガス漏れの原因になってしまいます。
VFC MP5 GBBを弄った時は、単にネジを締め込む量を減らしただけでしたが、今回は部屋に転がってた少し太めのOリングに交換する事にしました。
ジャンク箱をあさってたら出てきたOリングなので、サイズやどこで買ったか等は不明…。
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後は注入バルブを取り付けるだけです。

で、注入バルブを交換する事によって起きる変化として、「ガスが入れやすくなる」、「ガスを入れる時にシューと音が鳴るようになり、満タンになると吹き出す」といった事がありますが、それ以外にも純粋にガスが入る容量が増えます。

まず、これが空のマガジン。
重量は234gです。
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続いて、これが純正バルブを付けた状態で、30秒ガスを充填し続けた状態。
重量は248gでした。
14g、ガスが入っている事が分かります。
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続いて、WE用国内向け注入バルブに交換したマガジンにガスを充填すると、10秒程度でガスが吹き出しました。
ガスが吹き出すという事は、ガスが満タンになったという事です。
この状態で計測した所、重量は257gでした。
23gのガスが入っている事が分かります。
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国内向けの注入バルブに交換するだけで、約2倍近いガスがマガジン内に充填されるようになるようです。

続いて、ガスを満充填したマガジンを使って、何発撃てるのかをテストしてみる事にしました。
尚、マガジンは50度近くまで温めている状態での計測になります。
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実際に撃ってみるとこんな感じ。
50発を超えた辺りからリコイルが弱くなり。70発を超えた辺りからかなり弱々しい動きになり、75発程度で撃てなくなりました。
マガジンが冷え切って生ガスが吹いた訳ではなく、ただ単にガスが無くなった事による動作停止です。

このテストから分かる通り、かなりいい感じに動いてくれるようです。
いくら最初、50度まで温めていたとは言え、撃ってるとマガジンは冷えてしまいますし、実際撃ち終わった後のマガジンはかなり冷たかったです。(ちゃんと温度測っておけば良かった…)
冷えたマガジンでもちゃんと動いてくれるのは良いですよね。

また、大抵の海外製ガス銃は、気化室が用意されておらず、ガスを満充填した状態で使うと最初の数発は生ガスが吹いてしまう事がよくあるのですが、このVP9ではそれが起きませんでした。
マガジンやガスルート、シリンダーピストン周りの設計は、わりと優秀なのかもしれません。
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