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RETRO ARMS製新型チャンバー、GEN2 Hop-Up Chamber for M4を買ってみた

記事作成日:2017年1月21日

RETRO ARMS GEN2 Hop-Up Chamber for M4を買ってみました。
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第二世代目となるRETRO ARMS製のM4用チャンバーで、従来型に比べて内部の寸法やHOPダイアルの形状、更にインナーバレルのガタツキ対策として新パーツが追加されているモデルになります。
最初期のRETRO ARMSのチャンバーはHOPのドラムが非常に緩く、射撃時の振動(ピストン打撃の振動)で勝手に動いてしまう事が多々合ったり、弾やマガジン、銃のセッティングとの相性問題が起きやすかったのですがそこら辺が修正されているようです。

ちなみに、私は初期型のチャンバーを使っていた時はシールテープと大きめのOリングを付けて何とかズレないようにして使っていました。
その後、寸法が改良された樹脂製のHOPドラムが出ました。

このGEN2はそれらの後継機種に当る製品になります。

内容物はこんな感じ。
全てのパーツが分解された状態で袋に入っているので組み立ては自分で行います。(まあ当然か)
尚、左下に写っている付属のOリングは使いません。何で入ってるんだろう…。
また、バレルをしっかり固定させる為にコレットナットが付属するのですが、これも何故か2個入っていました。1個しか使わないのに…。
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チャンバーの組み立て方は特に複雑な事はありません。
普通に「ハマる所にパーツをはめていく」だけです。

しかし、いくつか他のチャンバーと仕様が異なる箇所があるので、そこら辺をピックアップしながら紹介します。

チャンバーにバレルとHOPパッキン(チャンバーパッキン)を取り付けると、Cクリップを差し込む所にパッキンが飛び出してしまいます。
この写真を見て気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、RETRO ARMSのGEN2チャンバーはCクリップを入れる向きが普通とは逆になります。
なので、チャンバーパッキンを少し切る必要があります。
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またCクリップは製品には付属しません。
既製品を使う事も可能なのですが、今回はRETRO ARMSのCクリップを使います。
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流石に精度がしっかり出ているので取り付ける時には「カチッ!」と良い音が鳴ります。
ガタツキも無し。

続いて、インナーバレルのブレを抑制する為のコレットナットを着けます。
今思えば「何で今までどのメーカーもやってこなかったんだろう・・・」と疑問に思うこのパーツ。
真鍮製のリングを入れる事はあっても、ここにコレットナットを使うという製品はありませんでしたよね。
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コレットナットはプライヤーかモンキーレンチを使って締め込みます。
あまりに力を掛けすぎるとバレルやチャンバーが回転してしまうので、適度に締め込めば大丈夫です。
本気で締め込みたいなら、バレルとチャンバーを万力で固定した状態で回すと良いと思います(そこまでする必要があるか不明ですが…)
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続いて、HOPアームとHOPテンショナーを取り付けるのですが、ここも要注意です。
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それは、HOPアームの高さが低く、一般的なサイズのHOPテンショナーを付けるとHOPの凸が全然出てきません。
私はスリックパッキンを使っているので、HOPを最大にしてもノンHOP状態になってしまいました…。
なので、何かしらの方法でHOPテンショナーを嵩増ししてあげる必要があります。

私は東京マルイ純正のHOPテンショナー(ムシゴム)を半分に切ってHOPテンショナーに貼り付けました。
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HOPアーム、HOPテンショナーの準備が出来たら付属のスプリングを取り付けます。
スプリングは結構長く、それなりに硬いのでうっかりふっ飛ばさないように注意が必要です。
まあ、これくらいのパーツなら無くしたら無くしたで既製品を使えばいいんですが…。
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スプリングを圧縮しながらHOPアームを取り付けて横からピンを差し込みます。
ピンは樹脂製です。
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続いて、ドラム式のHOPダイアルを取り付けます。
以前のモデルは無段階調整だったのに対し、GEN2では30段階のクリック感のある調整方法になっています。
これで振動によるズレが起きる心配は無さそうです。
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尚、HOPアームもこのHOPダイアルも、共に同じ材質(ジュラルミン)なので、このままだとHOP調整をする度にお互いが削れてしまいます。
なので、少量のグリス(ギアグリスのように粘度が高い方が良いと思います)を塗布しておきます。

私はG.A.W Gグリスを塗布しました。

チャンバーへはそのまま差し込むだけです。
差し込んだらCクリップのようなパーツでロックします。
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HOPダイアルを回すと「カチッ!カチッ!」と音がします。
そして、意外と硬いです。
恐らくHOPアームのスプリングの硬さが影響しているんでしょう。
こんなに硬かったらズレる心配は無さそうです。

HOP最低はノンHOP(突起無し)で、HOPを最大にするとこんな感じになります。
まあ、いつも通りの2点がけです。
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という訳で、これでRETRO ARMS GEN2 Hop-Up Chamber for M4の組み立ては終了です。
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銃に取り付けるとこんな感じで、インジェクションポートからチャンバーが見えます。
チャンバーは銀色、HOPダイアルは赤色なので結構目立ちます。
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という訳で、RETRO ARMS GEN2 Hop-Up Chamber for M4のレビューは以上になります。
部屋撃ちしかしていないので、実際の精度とかはまだ分かりませんがRETRO ARMSの製品ですしここは問題ないでしょう。
給弾不良やHOPダイアルが勝手にズレてしまう等の問題はいまの所起きていません。

とりあえず次のサバゲーで持って行ってテストしようと思います。


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