
BOLT SR-16 URX E3 B.R.S.S 分解レビュー
記事作成日:2017年7月12日
Part1とPart2に分けようかとも思ったのですが、今回は一気にやっちゃいます。
その代わりハンドガード周りの分解はしていません。
まあ、ここは普通の通常電動ガンと同じでしょうから、特にレビューする必要も無いかなと…。
という訳で、エチゴヤ秋葉原店様よりお借りしたBOLT SR-16 URX E3 B.R.S.Sをバラしていきます。
まずはアッパーとロアーを分割させます。
ピポッドピンを抜いてアッパーレシーバーを手前にずらせば良いだけなのですが、その際にチャージングハンドルを少し動かしてやると外しやすい感じがしました。
インナーバレルはびっくりするほど軽い為、多分アルミでしょう。
BOLTオリジナルの6.0mm。超タイトバレルです。
チャンバーはダイカスト製で、ARESのM4系電動ガンで採用されているような形のドラム式HOPダイアルが付いています。
ドラムの硬さは程よく、射撃時の振動程度では緩まない位の硬さがあります。
歪な形をしたかなり大きなHOPクッションが組み込まれています。
何だか余り物のチューブを使ったような感じ…。意図的にこんな形状、大きさにしているのでしょうか…?
何故こんなサイズの物が入っているのかちょっと疑問です。
続いて、ロアー側の分解をしていきます。
まずはバッファーチューブ下部を外します。
銀色の小さなネジ3本で固定されているだけなので外し、バッファーチューブの根本にはめ込まれている金属製の板状のパーツを抜きます。
配線の中央にコネクタらしいパーツが熱収縮チューブで覆われていたので、剥がしてみたらどうやら単なるギボシで、かしめられてました…。
当然、抜けません。
これが自分の銃で、これから色々弄っていく前提ならこの時点で配線を切断してしまうのですが、今回は一応原状復帰させる予定なのでタミヤコネクターを外して配線を取り外す事にしました。
配線はストックチューブナットとエンドプレートの隙間をくぐらせて抜きます。
尚、尚、配線を抜く際にケーブルに付いている熱収縮チューブは全て外しておかないと抜けませんでした。
ケーブルが抜けたらストックチューブを回して外します。
これでリコイルバッファーやリコイルスプリング等も取り出せます。
リコイルバッファーはこのように2種類のスプリングに挟まれる形で配置されており、見ての通り後方打撃ではありませんが、次世代電動ガンとも仕様が異なる感じです。
BOLT B.R.S.Sシリーズのリコイルは、リコイルバッファーがこの2本のスプリングで挟まれている構造の為、前後に振られるようなリコイルがあります。
バッファーチューブやレシーバーの受け側は完全に独自仕様ですね。
他のリコイル電動ガン(次世代電動ガンや、KSC ERG等)とも全く異なる仕様でしたし、当然ガスブロやPTW等のバッファーチューブとも大きく仕様が異なっています。
続いてメカボックスを取り出していきます。
と、その前に擬似ブローバックのユニットを外しておきます。
このユニットは手前の引きバネを外した後、後ろ側の押しバネを圧縮しながらロッドを押してやれば外せます。
グリップ底部のネジを2本外してモーターを取り出します。
モーターはBOLTオリジナルのBM300Tというトルク系のモーターが入っています。
ピニオンギアを回した時の抵抗や、磁力からかなりとくるが高いモーター(EG1000とかより断然高いと思います)ではないか?と思います。
ピニオンギアはD形でエッジが丸まっているタイプです。
個人的にこのタイプのピニオンギアは比較的色んなベベルギアとの相性が良いので好きなんですよね…。
尚、グリップとメカボックスを固定するネジは2本で、アルミ製のプレートが挟まっています。
これは他の電動ガンでは見かけない仕様ですね。
グリップを外したらマガジンキャッチ、トリガーピン、テイクダウンピンを抜きます。
尚、トリガーピンは片側にスリッドが入っており、抜く方向が決まっているので、要注意です。
メカボックスは中華ガンでよく見かけるQDメカボックスではありません。
後部に銀色の何かが見えていますが、こちらがリコイルバッファーを動かす為のロッドです。
メカボックスの開き。
軸受は接着や圧入されている訳では無く、開いた時に簡単に外れました。
また、少し面倒ですが、メカボックスには4種類のネジが使われています。
六角鍋ネジ(長)、六角皿ネジ(長)、六角鍋ネジ(短)、プラス皿ネジ(短)です。
メカボックスから駆動系のパーツを取り出してみました。
全体的に粘度の高めな粘っこいグリスが付着しています。
ギアはBOLTオリジナルのギアセットで、ギア比は18:1。
ベベルギアが次世代電動ガンと同じ形状ですね。
また、セクターギアの歯がとても特徴的で、この通りめちゃくちゃ削り込まれています。
ギアノイズを軽減させる為にこのような形状にする事はありますが、それにしてもやりすぎ感が凄い…。ここまでやる必要ってあるんでしょうか。
シリンダーは加速シリンダー、シリンダーヘッドはOリングが二重になっているアルミシリンダーヘッドでした。
ピストンはリコイルバッファーを押し出す為のロッドが付いている少し特殊な形をしたフルティース(全金属歯)ピストンです。
ピストンヘッドはアルミ製で、後方吸気。
次世代電動ガン等でも見られる、擬似ブローバックユニットを引っ掛ける為の切れ込みが入っています。
切れ込み部分は根本が少し分厚くなっており、他の部分より強度が高くなっている感じです。
尚、ピストンヘッドとロッドは直接つながっており、ピストンに錘は入っていません。
また、ネジにはしっかりネジロック剤が塗布されているので、簡単には緩まないような仕様になっています。
ピストンスプリングの硬さ(重量)は5.2kgと少し硬め。(東京マルイ純正が約4kg)
普通の電動ガンに使うと軽い流速チューンとして使えそうな硬さはあります。
続いて、トリガー周りを外していきました。
こちらはセレクタープレートがアルミ製になっているくらいで特に変わった事はありません。
尚、セレクタープレートがアルミなので、もしトリガーのスイッチを交換する場合は要注意です。
東京マルイ製のVer.2用トリガーのように、セレクタープレートを経由して電気を通す仕様のスイッチの場合、漏電してしまいます。
という訳で、BOLT SR-16 URX E3 B.R.S.Sの分解レビューはこんな所です。
後は組み立てながら再調整して、終了といった感じですね。
サバゲーに持っていくかどうかはちょっと検討中です…。
シューティングレンジ位には持っていって良いかもしれませんが…。