
安価な実銃用ドットサイト、HOLOSUN(ホロサン) PARALOW HS403Aのレビュー
記事作成日:2017年8月3日
私のTwitterのフォロワー界隈でちょっと賑わっていたので便乗して買ってみました。
HOLOSUN PARALOW HS403Aです。
こちらのドットサイトはHOLOSUNのドットサイトの中では恐らく最安のモデルになるかと思います。
2017年8月3日現在はAmazonで18,800円(プライム)という値段で販売されています。
Holosun 実物 サークル ドットサイト T1 日本語説明書 生涯保証 PARALOW HS403A
という訳で、そんなHS403Aのレビューをしていきます。
内容物は本体(ハイマウント、レンズキャップ付属)、ローマウント、トルクスレンチ、ローマウント用トルクス皿ネジ、レンズ拭き、説明書(日・英)になります。
HS403A本体(レンズキャップが付いた状態)はこんな感じでT1サイズのマイクロドットサイトになります。
エレベーテーションダイアルとウィンデージダイアルはキャップを外して回す、よくあるタイプです。
キャップの内側に目盛りが付いています。
対物レンズはルビーコートが施されています。
尚、当然ですがレンズは斜めに付いています。
最近「レンズが斜めに付いてるから不良品だ」という謎のクレームが多いそうですが、投影されたレーザーを反射させる必要があるので、斜めについてて正常なんですよ…。
電池はマウントベースを外して、ドットサイトの底部に入れるという特殊な構造になっています。
この構造の為、T1のような形をしていますがマウントは専用品になります。
他のHOLOSUNは基本的にT1マウント互換な物が多いので、注意が必要です。
電池を入れたタイミングでHS403Aの重量がちょっと気になりました。
実は箱から取り出した時点で「軽っ!」と思ったのですが、電池を入れた状態の重量でもかなり軽いです。
測ってみた所、122gしかありません。
例えば同サイズのSIG SAUER ROMEO4は191gあります。
ROMEO4にはバトラーキャップが付いてたりするので、厳密にまったく同じ仕様ではありませんが、それでもHS403Aは軽いと思います。
69gの差は結構大きいですよ…。
続いてレンズやドットを見ていきます。
まずはレンズ単体から。
真っ白の印刷用紙を覗いた状態でこんな感じです。
肉眼でも認識出来る位には薄く青みがかっていますが、かなりクリアで視野も十分に広いです。
安いからと言って他のHOLOSUNよりもレンズの性能が落ちているという訳では無さそうです。
HOLOSUNと同じ工場が使われているという疑惑がある、SIG SAUER ROMEO4と比較。
レンズの直径や青さ、クリアさは見た感じ全く同じに見えます。
他のHOLOSUNではドットの形状が2MOAと、2MOAドット+65MOAサークルの切り替えが出来る製品もあありますが、HS403Aは2MOAドットしかありません。
という訳で、とりあえずゼロインが狂わないかどうかのテストがてら、MWSに乗せてみる事にしました。
次のサバゲーで使ってみて様子を見ます。
とりあえず、現段階での評価ですが、2万円を切る価格でこの性能のドットサイトが買えるのは驚きです。
下手なレプリカドットサイトに1万円とか出すならもうちょっと足してこれを買った方が幸せになれそうですね…。
ドットのパララックスも見た感じ大きな問題はありません。
当然レンズの縁の方はズレてしまいますが、これは小型のチューブ型ドットサイトの宿命みたいな物なのであまり気にしてはいけないと思います…。
普通に構えて使う分には問題ないですね。
ただし、サードパーティのマウントが使えないのは注意が必要です。
HS403Aのこの形状が好きならアリだと思いますが。
ちなみに、自動消灯やモーションセンサー等は付いていますし、光量もレッドドット10段階+IRモード2段階もあります。
更に防水・防塵仕様(IP67)になっていたりと、他のHOLOSUNと同等の機能を持っています。
何でこんな安いのか、謎なレベルの製品です。
Holosun 実物 サークル ドットサイト T1 日本語説明書 生涯保証 PARALOW HS403A
同社製の「HS510C」というリフレックスドットサイトのレビュー記事も書きました。
ご興味の有る方はどうぞ…。