KRYTAC KRISS VECTOR(クライタック クリスベクター)のファーストロットを入手したのでレビューします。
記事作成日:2017年8月11日
いやー…。
買う予定なんて全く無かったんですよ。
予約もしてなかったですし、今から予約してもセカンドロットとかサードロットくらいかな〜なんて思ってたら予約する気にもなれず。
そもそもCOYOTE AIRSOFTのKRISS Vectorも買っちゃったし…。
でも、店頭入荷分があるって聞いたら買うしか無いじゃないですか。
なので、買ってきました。
という訳で、ファーストロットのKRYTAC KRISS VECTOR(クライタック クリスベクター)のレビュー記事です。
今回はファーストインプレッション記事なので、外観のレビューと箱出し状態の動作(初速やフルオートのサイクル等)を見ていくだけの記事になります。
尚、追々コヨーテエアソフトのクリスベクターとの比較も行っていく予定です。
まずちょっと外箱を見てて気になった点から。
クライタックのクリスベクターって全部で5種類あるんですね。
01〜05までラインナップがあり、私が購入したのは05に穴が開けられていました。
国単位で別けられてるのかな?
という訳で、開封。
箱の蓋に説明書等の書類が袋に入っており、クリスベクター本体とマガジン、その他アクセサリー等がスチロール材に埋まっています。
内容物はこんな感じ。
銃本体とマガジン2本(ファーストロットには2本マガジンが付属するそうです)、クリーニングロッド、フロントサイトとリアサイト、20mmレイル、説明書や注意書き等の書類です。
20mmレイルは1枚しか付いてこないようなので、片側にしかレイルは生やせませんね。
説明書は英語。
分解手順等も書かれていますが、LayLaxが施している分解防止対策によってこの手順通りに分解する事は出来なさそうなので注意が必要です。
少なくともスプリングを簡単に取り外す事が出来なくなっていました。(発売前からQDオミットは騒がれていた)
これが分解防止ピンか。
本来なら底部のピンを二本外すとピストンスプリングが取り出せるのだが、国内仕様はこれが出来なくなっている。
なお、ピンの片方には一度剥がすと元に戻せないシールが貼られており、これを剥がすと保証対象外になると思われる。
なお、スプリングガイドがチラ見する。 pic.twitter.com/vBUSROWYr2— 橋田 優一@8/11 バトルシティ (@Evolutor_web) 2017年8月10日
まあ、別ページにパーツリストも書かれているので、その構造を見ながら何となくパーツを外していけば分解出来るかもしれませんが…。
マガジンはこんな感じでロングマガジンです。
何か特急列車みたいな、鋭利な先端形状ですね。
マガジンの前後はこんな感じ。
後ろ側の底部には刻印も入っています。
付属のフロントサイトとリアサイトはこんな感じ。
フリップアップ式で、材質は樹脂です。
KRYTAC KRISS VECTOR(クライタック クリスベクター)本体の外観レビュー
続いて、KRYTAC KRISS VECTOR本体のレビューをしていきます。
フロントはこんな感じ。
長いフラッシュハイダーが特徴的です。
付属の20mmレイルを取り付ける為のネジ穴が側面に空いています(ネジ受けが銀色になっている部分)
チャージングハンドルはフルストロークでは無さそうですが、ライブです。
インジェクションポート部分が少し特徴的で、インジェクションポートに付いているカバーを開けるとHOP調節ダイアルが出てきます。
カチッ!カチッ!と気持ちのよい開閉音が鳴ります。
尚、HOP調節ダイアルはカチカチとクリック感のあるダイアル式なので操作はやりやすいと思います。
レシーバー〜グリップ部分はこんな感じ。
セレクターレバーの下側にクライタックのシールが貼られていますが、これがトラップその1です(後述します)
ダミーのボルトリリースボタンの右下にシリアルNOが入っています。
グリップ底部の蓋を開けると、そこがバッテリー格納スペースになっています。
コネクタはタミヤミニコネクタで、配線は結構硬め。
また、スペースが非常に狭いので小さなバッテリーしか入りません。
手持ちのバッテリーで色々試したのですが、このようなストックチューブイン出来る程度のサイズのLiPoバッテリーしか無理そうですね。
蓋を閉めなくても良いなら、もう少し長かったり太いバッテリーでも大丈夫かもしれません。
これはMAGPUL PDR-Cみたいに追々延長グリップが出そうな予感…。
ストックは特徴的な形の折りたたみストックで、スリングを通す穴みたいなのも付いています。
ざっと外観をレビューしましたが、ここでKRYTAC KRISS VECTORのトラップを紹介します。
まず、発売前から噂されている分解防止ピンの追加ですが、これは外観からだとどこにピンが入っているのか分かりません。
何となく一筋縄ではいかなさそうな気がしています…。
そして、ピンやレシーバー部分に一度剥がすと元に戻せなくなるシールが貼られています。
写真の「QC」や「クライタックロゴ」のシールがそれです。
QCシールはQC PASSシールでしょうかね。
品質管理を合格した時に貼られるシールなのですが、それがピンに貼られています。
シール自体が非常に柔らかいですし、ゴムのような材質の接着剤でくっついているので、これを剥がすとこの通りくしゃくしゃになります。
また、クライタックロゴのシールは非常に薄く、粘着力が強いのではがせません。
多分「破る」とか「削る」が正しい言い方になると思います。
という訳で、そんな分解し辛い構造になっているクリスベクターですが、もちろん私は分解するつもりです。
というか、分解する為に買ったようなものですし…。
分解レビューは追々やるとして、まずは箱出し状態での動作を見ていきます。
KRYTAC KRISS VECTOR(クライタック クリスベクター)本体の動作や初速について
まずは基本的な動作から。
セミ、2点バースト、フルオートの空打ちです。
クライタックのベクターの事、何も調べてなかったから初見で驚いたんだけど、プリコック+ピストン解放機能付いてるのか。
ギアノイズはまあ、現行のクライタックらしい感じ。
バネなりは少しある。 pic.twitter.com/3XWOlQFbyn— 橋田 優一@8/11 バトルシティ (@Evolutor_web) 2017年8月10日
まあ、クライタックらしい感じの動作音ですね。
ギャーギャーとギアノイズが…。
それと、バネなりが少々気になります。
恐らく国内仕様にデチューンするに当ってかなり柔らかいスプリングを入れているのでは無いでしょうか。
また、驚いた事にピストン開放機能が付いています。
ピストン後退状態でセーフティレバーをSAFEのポジションにするとピストンが開放されます。
尚、クライタックの電動ガンはこちらのクリスベクターも含めてFETは入っていますがFCUにはなっていません。
その為、このようにFCU搭載機の感覚で指切りすると気持ちの悪い動きになります。
他のクライタック製品と同様にFCUが組まれてる訳では無さそうで、FCU搭載機感覚で指切りするとこうなる。 pic.twitter.com/c0G63MPgUg
— 橋田 優一@8/11 バトルシティ (@Evolutor_web) 2017年8月10日
これ、通常電動ガンとかなら当たり前の話なのですが、普段からFCU搭載機ばっかり撃ってると凄く気になってしまいます…。
続いて初速。
使用弾はいつも初速テストで使っているG&Gの0.20g樹脂弾です。
初速は0.20gで70m/s程度。
HOPを強くしても初速は上がらず、強くし過ぎると64m/s位まで下がる。初速は割と安定はしてる方かと。
連射サイクルも7.4Vで秒間15発くらいあるので、まあ普通な感じ。 pic.twitter.com/fA2hHfghcS— 橋田 優一@8/11 バトルシティ (@Evolutor_web) 2017年8月10日
初速は70m/s〜73m/s程度でした。
HOPを強くしても初速は上がったりせず、強くしすぎると逆に初速が64m/s位まで落ちました。
とりあえず、個人的な見解では「箱出しで問題なく使える品質とは言い難い」という感じでしょうか。
初速は別にこれくらいでも妥協出来ますが、ギアノイズとバネなりだけは許せません…。
ここらへんは要調整ですね。
後は屋外で長距離を撃ってみて判断します。
とりあえず初速と動作自体は安定しているので、ちょっと調整してやると良くなるのではないか?と思っています。