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東京マルイ ノンフロン・ガンパワーガスとHFC134Aでマガジンの冷え具合を比較してみた

記事作成日:2017年10月30日

以前書いた東京マルイ ノンフロン・ガンパワーガスのレビュー記事が中々反響良かったので追加でテストをしてみました。

ノンフロン・ガンパワーガスの比較として使うのはまたHFC134Aのガス、「ウッドランドガス」です。
今回行う比較は、撃つ度にどの程度マガジンの温度が下がるのか?という試験で、10発撃つ(空打ち)毎に温度測っていきます。

検証に使うのは前回同様東京マルイ ハイキャパ4.3です。
外装は色々してますが、駆動や初速に影響を及ぼすパーツはチャンバーパッキン意外純正のままです。

というわけで、まずは東京マルイ ノンフロン・ガンパワーガスから。
まず、マガジンに満タンにガスを入れます。

続いて、マガジンの温度を調整します。
というか適当に温めたら26度と、丁度良い感じだったので26度で検証を始める事にしました。

  • 10発目・・・24.5度
  • 20発目・・・23.2度
  • 30発目・・・21.7度
  • 40発目・・・20.6度
  • 50発目・・・19.1度
  • 60発目・・・17.8度
  • 70発目・・・16.5度
  • 80発目・・・14.9度(度々スライド後退不良発生)
  • 90発目・・・12.8度(スライド後退不良多発)
  • 92発目・・・10.9度(生ガス噴射で動作停止)

以前、連射して何発撃てるか検証した時も、26度から始めたのですが、その時は73発でブローバックしなくなり一旦連続動作停止、最終的に78発で生ガス噴射という状態だったのに対し、ゆっくり撃っていくと100発近く撃てる事が分かりました。

しかし、80発を超えた辺りからスライド後退不足によりハンマーが起き上がらなくなったりしたので、実質70発程度で限界かもしれません。

続いて、HFC134Aで同じようにテストを行います。
ガスを満タン(309g入りました)にして、温度を26度に調整します。

  • 10発目・・・24.8度
  • 20発目・・・23.1度
  • 30発目・・・21.5度
  • 40発目・・・20.1度
  • 50発目・・・19.0度
  • 60発目・・・17.2度
  • 70発目・・・16.0度
  • 80発目・・・14.8度
  • 90発目・・・13.0度
  • 100発目・・・11.8度(度々スライド後退不良発生)
  • 107発目・・・8.1度(生ガス噴射で動作停止)

こちらも以前連射して何発撃てるか検証した時よりも撃てる回数は多かったです。
そして、意外な事に、ノンフロンガスと最初のうちは温度の下がり方がほとんど同じでした。(厳密には若干HFC134Aの方が若干冷えが速い)

しかし、低温状態での作動性はHFC134Aの方がしっかりしている感で、特にマガジン温度が15度を下回った辺りでの差が歴然です。

ノンフロンガスではマガジン温度が15度を下回ってしまうとほぼマトモに動作しませんが、HFC134Aではギリギリ動いてくれています。
とは言っても、そんな低温の状態で使う事はまず無いと思いますがね・・・。

今回の検証で分かったのは、ノンフロンガスもフロンガスも、温度の低下速度はほぼ同じという事ですね。
ということは、マガジンの冷え対策で必要なのはフロンガスと同じデータが使えそうだという事です。

連射した時にノンフロンガスの方が撃てる弾数が少なかったので、てっきり冷えが速いのだと思っていたのですが、意外とそいう訳でも無さそうで、この検証結果を見る限り、単に低温で気化してくれないだけのようです。

もしかしたらフィクスドガスハンドガンやリボルバー、ガスショットガンのようにガスの消耗が少ない銃との相性は悪くはないのかもしれません。
もしくは、モスカートのようにガスを一気に放出するような物でも同様に従来のフロンガスとの差は感じられないのかもしれません。

残念ながら私はそういった銃を持っていないので、検証出来ないのですが・・・。


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