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ハンドガンのスライド直付けマイクロドットサイト比較(東京マルイ マイクロプロサイト、TASCO Optima2000、PPT RMR)

記事作成日:2017年11月29日

先日、DCI GunsのハイキャパE専用 RMRマウントを購入し、レビューしたのですが、これで手元のハンドガンはエアーコッキングとリボルバー意外全て(というか、サバゲーでよく使うハンドガン全て)にドットサイトが付きました。

せっかくなので、これらのドットサイトを比較してみようと思います。
それぞれ、東京マルイ マイクロプロサイト、TASCO Optima2000、PPT RMRになります。

まずは東京マルイ マイクロプロサイトから。
こちらはGlock17(ガスブローバック)に取り付けており、使っているマウントは、東京マルイ純正のGlockシリーズ専用マウントで、バックアップサイトが付いているタイプの物になります。

マイクロプロサイトのレンズは青っぽいですが、レンズが湾曲している割には歪みが少なく、ドットをレンズの縁によせてもある程度見える、割と優秀なドットサイトだと思います。

ファーストインプレッション記事でも書いた通り、淵にドットを寄せた時のパララックスは少なからずありますが、そもそもガスブローバックハンドガン自体の命中精度や、使用する距離を考えると多少のパララックスは問題無いかなと思っています。

酷い製品だと、5mで10cmレベルのズレを起こすドットサイトもありますからね…。
十分実用的な性能だと思います。

また、リコイルの衝撃でゼロインが狂うかどうかはまだ長期間のテストが出来ていないので何とも言えませんが、100発程度ではズレないようです。

ちなみに、マウントのバックアップサイトの方は正直信用できないです。
着弾点がだいぶ右にズレていますし、もちろん調整も出来ないです。(厳密にはマウントを取り付け直せばゼロが変わると思いますが、ランダムだと思います)


続いて、TASCO Optima2000。
こちらはハイキャパ4.3(ガスブローバック)に取り付けており、使っているマウントは、DCI Guns製のDoctorサイトマウントです。

元祖マイクロドットサイトとも言うべき製品で、90年代後半〜2000年初頭に発売されているドットサイトです。
かれこれ17年近く前の製品ですが、まだバリバリ動作してます。

ドットは2MOAと非常に小さく、レンズにドットの視認性を上げるような処理が施されておらず、しっかり構え方を練習しないとドットを見失ってかえって使い勝手が悪くなってしまうのがこのドットサイトの欠点でもあります。
その分、視界は非常にクリアなんですがね。

元々、競技用ドットサイトの類なので、そういう用途としてなら理想的な仕様なのかもしれませんが、サバイバルゲームにおける使い勝手はイマイチかもしれません。

ただし、実銃用という事もあり、ガスブローバックのリコイル程度ではゼロは狂いませんし、壊れる事も無いです。
安心して使えるドットサイトですね。

ちなみに重量は電池込みで14gと東京マルイ マイクロプロサイトの16gよりも軽かったりします。


最後にPPT RMRです。
こちらはハイキャパE(電動ハンドガン)に取り付けており、使っているマウントは、DCI Guns製のRMRサイトマウントです。

レプリカのRMRサイトはいろいろなメーカーから出ていますが、私はPPT製品が一番お勧めです。
お勧めな理由は、下記の通り

  • ドットが大きい
  • 比較的レンズがクリア
  • レンズに激しいグラデーションがあり、適切な角度で視認しているかが直ぐに分かる(中央付近は透明なので、実際にサイティングする時にはグラデーションによる悪影響はあまり受けません)
  • 光量が明るい(炎天下でもしっかりドットが視認出来る明るさ)
  • ちゃんとゼロイン出来る(エレベーテーション、ウィンデージ共に動く)

といった点です。

まず、ドットの大きさですが、6〜8MOA位はあるのでは?と思える位に大きいです。
ハンドガンを使うシーンは基本的に近距離なので、ドットは大きくても問題ないですし、逆に大きい方がドットを見失う事が少なく、便利です。

また、レプリカのRMRサイトの中では多分一番レンズがクリアなのがこのPPT製品だと思います。

一方、デメリットもあります。

  • レンズが外れやすい(多分、他社より外れやすい気がします)
  • 割と直ぐにゼロインが狂う

というわけで、ガスブローバック銃に乗せるのは現実的ではない耐久性でもあります。
尚、ゼロインが狂う問題は、AK74 ERGで発覚したので、あの程度のリコイルでも駄目そうです…。

というわけで、私は電動ハンドガンであるハイキャパEにこのドットサイトを乗せています。


というわけで、比較は以上になります。
比較と言うか、単に各ドットサイトのレビューをしているだけな状態になってしまいました…。
「せっかく3丁ドットサイトが乗ったんだし、何かやろう」と思って、書いた記事なのですが…。

何か良い比較方法でもあれば良かったのですが、結局の所、どれもこれも「アイアンサイトよりかは狙い付けやすい」という結論が出ただけで、「このドットサイトはずば抜けて使いやすい!」みたいな事は無かったんですよね。
全部普通に使えます。


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