SYSTEMA PTW用カスタムチャンバー、PDI TESSチャンバーを買ってみたのでレビューします | エボログ

SYSTEMA PTW用カスタムチャンバー、PDI TESSチャンバーを買ってみたのでレビューします

2018年1月6日〜7日に開催されたビクトリーショーにて数量限定の先行発売された、SYSTEMA PTWに通常電動ガンのインナーバレルとHOPパッキンを使えるようにするカスタムパーツ、『T.E.S.S. CHAMBER For Systema Professional Training Weapons』を買ってみました。
14000円という値段に『は?!』と思う人も多いかもしれませんが、トレポンパーツなんて大体そんなもんです。

正式販売は1月15日からのようです。

パッケージにPDIの記載がありませんが、こちらのチャンバーは製造がPDIで販売がTESSの製品為、パッケージにはPDIのロゴ等が入っていないようです。

内容物は取扱説明書とパーツ類です。
尚、こちらの製品はOリング以外のパーツが全て3Dプリンタで作られている樹脂製品になります。
非常に硬質な樹脂で作られているようなので、硬度は高そうですが、曲げ強度はかなり低いと思われます。

3Dプリンター製品を悪く言うつもりは無いのですが、適材適所があるでしょうと…。
あと、PDIなら他のカスタムパーツと同様、アルミで出して欲しかった…。

尚、見たところ荒っぽい積層の跡が無く、表面がちょっとザラザラしている程度なので、3Dプリンターはかなり性能が高い物を使っているのだと思います。
もしかしたら、DCI Gunsのマウントベースと同様、粉末レーザー焼結方式(SLS方式)で作られているのかもしれません。

取扱説明書はこの通り、図解付きで詳しく組立方法が記載されています。
困ることは無さそうですが、一部「あれ?」となる箇所があったので、当記事でも組立方法を載せてみます。(PDIに確認を取っている訳ではないので、当記事の組み立て方が合ってるかどうかは不明です)

いたる所に組立時の注意が書かれているので、熟読しましょう…。
『力を掛けると壊れる』事がよく伝わってきます…。

あと、推奨バレルと推奨チャンバーパッキンは共にPDI製のようです。まあ、そりゃそうですよね…。

という訳で、こちらを流速ポンに組んでいきます。
この銃ですね。

用意したのは、余っていたインナーバレル(長さ約23cmで、内径6.05mm〜6.08mm辺り)と、メイプルリーフ MONSTER AEG 70度です。
早速推奨パーツをガン無視した構成で組んでいきます。

まず、チャンバーパッキンをインナーバレルに取り付けて、TESSチャンバーに入れます。
メイプルリーフ MONSTER AEGは外周に突起が付いており、外径は一般的なチャンバーパッキンよりも少し大きくなっているのですが、問題なく取り付ける事が出来ました。

続いて、通常電動ガンで言う所のCクリップにあたるパーツを入れます。
「バレルロック」と説明書では呼んでいるパーツです。

こちらのパーツも硬い樹脂で整形されているので、電動ガンのCクリップと同じ感覚で挿入すると多分割れます
一切しならせてはいけません。

その為、インナーバレル左右の溝が定位置にあるかをちゃんと確認してから組み込む必要があります。
※取扱説明書にもその旨書かれています。

正しい位置で挿入するとスッと入っていきますが、ちょっとでもインナーバレルがズレていたりすると、ハマりません。

次に『チャンバーにバレルスタビライザーを装着してください。』と説明書には書かれているのですがスタビライザーと思しきパーツが2種類あるのです…。
これが先述の「あれ?」となった箇所。

透明のと黒色の筒が付属しているのですが、「多分黒色の方がスタビライザーだろう」と思って、私は黒色の方を取り付けました。

↑この後、インナーバレルに付けた黒い筒を、チャンバーにグッと押し込みます。

続いて「バレルスペーサーをバレルに固定してください」と書いてあるので、「多分こっちがバレルスペーサーだろう」と思った透明の方の筒をインナーバレルの先端付近に取り付けました。

尚、このバレルスペーサーはPTW用インナーバレルよりも細い設計の通常電動ガン用インナーバレルを太くする為のパーツなので、言ってしまえば無くても良いですし、ビニールテープやアルミテープ等で嵩増しして取り付けるのもアリだと思います。

そこはお好みだったり使用しているアウターバレルの内径に合わせて変更、調整する必要があります。

続いて、HOPキーと呼ばれるこのパーツを取り付けます。
通常電動ガンで言うとHOPアジャスターにあたるこのパーツですが、クッション材ではなくこちらも3Dプリンタで作られた樹脂パーツです。

いわゆる「直押し」な状態になるので、スリックパッキンを使った運用は現実的では無さそうですし、軽量のBB弾を使った際にうまくHOPが掛からないという問題が起きる恐れがあります。

幸い樹脂パーツの為、削る事でアジャスタークッションを入れる加工が可能なので、そういった加工も視野に入れても良いと思います。
今回は説明書通りにそのまま組みます。

最後に、HOPダイアルをとダイアル保持用のOリングを取り付けます。
このダイアルももちろん3Dプリンタで作られています。

尚、説明書にも書かれていますが、HOPキーを入れる前にHOPダイアルを取り付けてスムーズに回るかを確認しておいた方が良いと思います。

私の個体は一応動くには動くのですが、3Dプリンターの宿命なのか、表面の僅かな凹凸によってちょっと引っかかったりする箇所がありました

という訳で、TESSチャンバーの組み立てが完了しました。

上が元々使っていたSYSTEMA純正チャンバー+SYSTEMA純正バレルの構成、下が今回組み上げたTESSチャンバーです。

TESSチャンバー用に使ったインナーバレルの方が、若干バレル長が長いですがこの程度なら誤差の範囲内かなと…。

尚、HOPの突起はこんな感じになります。
分かりやすいように最大HOPにしています。

後はトレポンに組み込んで撃つだけです。

SYSTEMA純正ノズルとの相性はバッチリで、気密も保たれていましたし、ノズルへの必要以上の干渉も無くスムーズに動いていました。

また、チャンバーのガタツキもありません。

イジェクションポートからTESSチャンバーはこのように見えます。

ここから工具無しでHOP調節が出来るのが良いですね。
と言いたい所なのですが、ドラムの凹凸が浅すぎて中々うまい具合に回ってくれません…。
「ほんのちょっと動かしたい!」という時に苦労します…。

また、爪やマイナスドライバーで引っ掛けて回そうとした所、表面がえぐれてしまったので、回すなら指の腹でゆっくり動かす必要がありそうです。

続いて、HOPの突出量を中間ぐらいにして初速の安定具合を測ってみます。
使用している弾は東京マルイ 0.20g樹脂弾です。

だいたい90m/s前後と、でりほっぷ GEN2を使っていた時と同レベルに初速は安定しています
もちろん、給弾も問題ありません

初速を見る限り、特に問題は無さそうな気がします。

尚、流速ポンはフルオートをオミットしてしまっているので、フルオートでのテストは出来ません。

しかし、HOPダイアルをぐるぐる回してるとちょっと問題が起きました。
それは、パッキンの突起がズレてしまったのです…。

若干ですが、左側の方が突起が高い事が分かると思います。

恐らく、HOPダイアルを回しているうちにHOPキーが若干斜めになってしまったのだと思います。

これを直す為に「一旦ばらして組み直そう」と思った矢先、バレルロックが割れました…。

これも推測なのですが、HOPダイアルを回す際に一緒にHOPキーも左右に動き、インナーバレルを回転させてしまったのだと思います。
それにより、バレルロックにヒビが入ったかなにかが起きて、分解しようとした時に割れてしまったのかもしれません…。

断面はこんな感じ。
てっきり黒い樹脂だと思ってたのですが、どうやら半透明の黒(スモークグレー)みたいな色をしているようです。

とりあえず接着剤を使って直しましたが、バレルロックの扱いとHOPダイアルの動きには気をつける必要がありそうです。

HOPダイアルもかなり薄いので、あまり強い力で回すと割れてしまいそうな気がします。
というか、説明書に「無理に強い力で回そうとすると破損します」と書かれていますし…。

という訳で、PDI TESSチャンバーのファーストインプレッションは以上になります。
ちょっと次のサバゲーの時に屋外で撃ってみようと思いますが、ぶっちゃけ常用はしたくないですね…。

というのも、通常電動ガン用インナーバレルとチャンバーパッキンが使える最大の魅力って『色んな組み合わせを試して実験できる』という事にあると思うんですよ。

恐らく、TESSチャンバーは何度も分解・組み立てを行っているとそのうちパーツが破損してしまいそうです。
尚、物流を担当しているSFAによると2月中旬以降を目処に保守部品の販売を開始するとの事なので、もしかしたら壊れても修繕パーツが買える状態が整うのかもしれません。

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