BATON Airsoft製 電動ガン用スプリング 70〜100までの比較レビュー
記事作成日:2018年2月22日
以前、SHS製、ZC製、ACE1ARMS製通常電動ガン用ピストンスプリングのM90とM100を比較しましたが、今回はBATON Airsoft製 電動ガン用スプリングの70、80、90、100の4種類を比較していきます。
製品のラインナップとしては間に85と95という硬さのスプリングもあるのですが、この2本のスプリングは今回の比較対象に入れていません。
全て並べるとこんな感じ。
長さは全てほぼ同じで、約17.5cm程度の自由長があり、ピッチはそれぞれ異なっていますが、線径もほぼ同じです。
70〜90までと比べて、若干100スプリングのが太いかな?といった感じ。
この写真を見て分かる通り、全体的にとてもピッチが細かいのが特徴です。
その為、ピストン内部に入れたベアリングや錘等の大きさ次第ではフルストロークのピストンを後退させる事が出来ない可能性があるので、組み込み前にしっかりピストンを後退させれる余裕があるのかを確認しておいた方が良いかもしれません。
最悪の場合、ピストンクラッシュやギアクラッシュを招くので、組み込む際は注意した方が良いでしょう。
特にBATON 70やBATON 80はやたらとピッチが細かいので、少し大きめの錘とかを入れていると駄目かもしれませんね。
初速調整用にスペーサーなんて入れていたら尚更です。
スプリングの先端はこのように、平らに処理されています。
これをやる事でスプリングにかかる負荷が安定し、タワミやヘタリを抑制する事が出来ます。
割とこの処理がされているのとされていないのでは、長期間使った時の差が出ますね。
硬さを比較する為には今回も測りを使います。
尚、比較対象として使っている東京マルイ純正のピストンスプリング(NO.60)の重さは約3.9kgです。
まずはピストンスプリングとスプリングガイド、ピストンを測りに乗せてゼロ表示にします。
続いて、グググっと圧縮していき、ピストンとスプリングガイドの間に5mm〜10mm程度の隙間を開けた状態での重量を見ます。
このように、かなり強引な形で取っているデータなのであくまで「目安」程度に留めておいて下さい。
また、実際に組み込んで、初速がどう変化するのか?というのをやってみたい気持ちはあるのですが、私が持っている電動ガンでDSG化されていない物のほとんどはマルイ純正のピストンスプリングで92m/sとか93m/sの初速を出しているものばかりで、一般的な社外製スプリングを組むと規定値(0.989J)を超えてしまい、まともなデータが取れないと思ったのでやりません。
まあ、基本的に『重いスプリング=高い初速が出る』と思ってもらって良いと思います。
BATON 70スプリング
約3.9kgと、東京マルイ純正のピストンスプリングとほぼおなじ重量でした。
BATON 80スプリング
約4.6kgと、マルイ純正よりも少し重く、約117%という結果でした。
マルイ純正だと少し初速が物足りない時にこれを試すのは良さそうですね。
BATON 90スプリング
約5.0kgと更に重くなりました。
比率は約128%で、70、80、90と順を追って重くなっている事が分かります。
BATON 100スプリング
約6.2kgとここで一気に重くなります。
比率は159%と、ZC製のM100スプリングとほぼおなじ重量でした。
重さの順番は、
- BATON 70(100%)
- BATON 80(117%)
- BATON 90(128%)
- BATON 100(158%)
という感じになりました。
70、80、90と順番にいい具合に重さが増えていっているのですが、100で一気に重くなるようです。
Amazonの商品ページにも、
- ノーマルチューンには70〜95をご選択下さい。100以上は、流速チューン、ハイサイクル、DSG など特殊チューン用。
- 70→80→85→90→95の初速変化は4~5m/sずつ、95→100の初速変化は8~10m/s、100以降の初速変化は5~10m/sが目安(仕様により変化は異なります)
と書かれているので、やはり100スプリングから設計時の考え方が変わっているみたいですね。
重量の比率を見ても、公式の説明文通りの結果になり、何だか面白くないですが、この重量計を使ったスプリングの硬さ比較は割とアリなのではないか?と思えてきました…。
今まで計測してきたピストンスプリングの硬さデータ一覧
※こちらのデータは随時更新されるので、当ブログで掲載していないスプリングも追加されているかもしれません。