東京マルイ M45A1 ガスブローバックハンドガンのレビュー(外観・初速など)
記事作成日:2018年2月24日
昨日(2018年2月23日)に発売が開始された東京マルイ製のガスブローバックハンドガン M45A1を買ってきたのでレビューしていきます。
いつも通りファーストインプレッションという事で主に外観や箱出し状態の初速(常温状態、マガジンを温めた状態)、軽く分解できる範囲で見える内部についてのレビューになります。
また、今回はついでにチャンバーパッキンの交換も当記事内でやっています。
という訳で、M45A1です。
いつも通り予備マガジンも1本一緒に買ってきました。
東京マルイ M45A1 CQBピストル 18歳以上ガスブローバック
まずはマガジンから見ていきます。
M45A1のマガジンは設計が変わっているものの、旧バージョンのガバメントシリーズと互換があるようです。
ただし、マガジンの底部がロングマガジンと同様、ピン打ちになっている為、バンパーの互換性は無さそうです。
リップ部分とマガジンバンパー、マガジンの前後はそれぞれこんな感じ。
ちなみに、マガジンパンパーは金属(ダイカスト)製です。
外観的にはバンパー部分以外の大幅な変更は見受けられませんが、どうやら従来マガジンに比べ気化スペースをアップしているようです。
東京マルイ パーツ No.50 ガスブローバック M45A1用 スペアマガジン
スライドやグリップ部分の刻印はこんな感じになっています。
ぶっちゃけ、こういう銃の事は全然詳しくないので刻印がリアルなのかどうなのか判断不能。
イジェクションポートからはメッキ塗装が施されたアウターバレルが見えます。
色はクロムメッキのようなテカテカした感じでは無く、光沢は大人しめです。(写真左)
ホールドオープン状態だとこんな感じになります。(写真右)
かなあり長めのトリガーが採用されており、M1911A1はもちろんMEUよりも長く、トリガーに指を掛けた瞬間かなり違和感を感じました。(トリガーストローク自体は従来のガバメントシリーズと変わりません)
グリップセーフティーは握った時に確実にセーフティーを解除出来るようにか、少しボコっとした出っ張りが出ています。(MEUとかよりも大きい気がしますが気のせいでしょうか…?)
ハンマーとセーフティーレバーはこんな感じ。
セーフティーレバーはアンビ仕様ですが、非常に薄いのが特徴的です。
ハイグリップ大好き人間な私からすると、握り込んだ時に親指と干渉しない為、とても理想的なセーフティーレバーの形状です。
グリップ底部はこんな感じで、ランヤードを取り付ける為の金具が付いています。
また、右側の写真だと分かりやすいと思うのですが、M45A1のマガジンバンパーはMEU用のマガジンに比べると薄いですね。
フロントサイトとリアサイトはホワイトドット付きで、とても狙いやすいです。
東京マルイ M45A1の実射性能
外観も一通り見たので実際に撃っていきます。
と、その前にマガジンにどの程度ガスが入るのかを見ていきます。
付属のマガジンに入っているガスを一旦全部抜いて、HFC134Aガスを満タンに入れます。
結果、空の状態が185g、ガスを満タンにした状態で193gと、約8gのガスが入る事が分かりました。
まあ、シングルカラムですし、まあ普通かな?といった所。
東京マルイの公式Twitterアカウントもガス容量が増えている訳ではない事をアナウンスしていますし…。
では、実際に撃っていきます。
使用弾は東京マルイ 0.20g 樹脂弾です。
動き自体は「バッコン!バッコン!」といった具合でモッサリした感じですが、ちゃんとスライドストップも掛かりますし、問題なく動いているようです。
続いて、マガジンを温めました。
いつもの感じで温めたら50度超えてしまいましたが、そのまま計測した所、90m/s近い初速を出しました。
リコイルはとても良い感じです。
以前レビューした東京マルイ ガスブローバックハンドガン USPよりかは劣ってしまいますが、スライドの動きは非常に早く、鋭いリコイルを体感出来ます。
USPは鋭くかつ重いリコイルだったのですが、M45A1は鋭いリコイルですね。
作動性自体は何の問題もないと思います。
これはUSPと同様、夏場が楽しみです…。
マガジン挿入時にスライドストップが解除される問題復活
USPでスライドストップの挙動がかなり良くなっていたので、M45A1ももしかして…と淡い期待をしていたのですが、マガジン挿入時にあっさりスライドストップが解除されてしまいました…。
これを解消する方法はいくつかあり、そこまで大変でも無いのでそのうち加工をしていこうと思っています。
USPなんてこんなに叩き込んでも大丈夫だったのに…。
残念です。
東京マルイ M45A1を軽く分解しつつ、ちょっと弄っていきます
続いてM45A1を分解していきます。
冒頭でも述べましたがファーストインプレッションなので、簡単に分解できる範囲でのレビューになります。(なる予定でした)
まず、このように従来品のガバメントシリーズ同様に分解していきます。
手順も特に違いは無いので方法は割愛します。
USPで採用されていたような二重リコイルスプリングではなく、従来品と同様ゴムクッション付きのリコイルスプリングガイドとスプリングが組み込まれていました。
スライドストップ部分には、金属の補強パーツが組み込まれています。
ブリーチはこんな感じで従来型のガバメントシリーズと比べるとかなり形状が異なっています。
シリンダーノズルも長いですね。
また、今までには無かったローラーがブリーチ内部に付いています。
このローラーは設置されている位置や大きさ、形状から察するに恐らくノズルの動きをスムーズにする為のローラーだと思われます。
細かい所に手を加えていったな〜といった感じ。
また、アウターバレルとチャンバー部分も大幅に仕様が変わっていました。
まず、今までのガバメントシリーズだと、工具なしでチャンバー部分とアウターバレルを分離させる事が出来たのですが、M45A1ではアウターバレルが写真左赤矢印部分のネジと干渉している為、このネジを外さないといけません。
尚、ネジにはネジロック剤が塗布されていました。
これでアウターバレルとチャンバー部分を分離させる事が出来ます。
尚、このような構造なので、アウターバレルもこんな感じで別物ですね。
チャンバーはリニューアルされているものの、HOP調整ダイアルの仕様は従来型と同じで、M45A1でもスライドを外さないとHOP調節が出来ない構造になっています。
この時点で「簡単に分解出来る範囲」を既に超えてしまっているので、ついでにチャンバーも分解していきます。
チャンバーは1本のネジを外すと真っ二つに出来ます。
インナーバレルの長さは約11.3cm、チャンバーパッキンは従来品と同じ物が使われています。
チャンバーを分解したついでにチャンバーパッキンも交換していきます。
今回はメイプルリーフのDELTAを組み込みます。
という訳で、M45A1のファーストインプレッションは以上になります。
東京マルイ M45A1の総評
外装のリアルさ、再現度的な所はその手の事にあんまり詳しくないので置いといて、作動性は流石マルイ、申し分のない物になっています。
また、ブリーチの大容量化によってブローバック速度やリコイルの強さ等が若干だとは思うのですが、向上している気がします。
ただし、マガジン挿入時にスライドストップが勝手に解除されてしまう問題が起きてしまうのは残念ですね…。
USPのように、そう簡単にはスライドストップが解除されないような仕様だったら最高に良かったのですが…。
おまけ こんなことが出来ました。
この記事を書いてる最中にふと思いついたのでやってみたのですが、案外良かったです。
ハイキャパのスライドとM45A1のグリップは組み合わせる事出来たからネタでやってみたんだけど、意外と良いぞこの形と色!
ちなみに、M45A1のスライドとハイキャパのグリップはダメだった。 pic.twitter.com/Er4sgoevwx— エボログの中の人 (@Evolutor_web) 2018年2月23日