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G.A.W. x M-Factory M-chamberを少し使ってみて、いくつか気づいた事があるので報告+微調整

記事作成日:2018年3月17日

先日購入したG.A.W. x M-Factory M-chamber for SYSTEMA PTWですが、少し使ってみてというか、部屋撃ちと何度か分解組み立てを繰り返しているうちに気づいた事があるのでその報告と行った調整を紹介します。

尚、M-chamber自体のレビューはこちらから

マガジンとの相性問題について

購入後のレビュー時点では、写真左側のマガジン(MOVEで購入した実物PマグGEN3の20連に、MAG辺りのインナーを入れた物)で確認していたのですが、試しにFCCのPマグやHEXMAGで確認した所給弾が不安定になる事が分かりました。

初弾は確実に発射されるのですが、2発目以降が2回〜3回に1回不発になる感じです。
そう言えば、DYTACのアウターバレルと社外製チャンバー(RWA製チャンバー)を組み合わせた時に似たような問題に遭遇した事があります。

その時の原因はマガジンのリップ部分とチャンバーの給弾口の位置が合っていない事による給弾不良でした。
今回も同じ原因ではないか思い、チャンバーの位置を全体的に動かし、給弾口の位置を合わせる事にしました。

まず、チャンバーの手前側にフラッシュハイダー用のワッシャーを1枚入れます。

これはSYSTEMA純正チャンバーなどでも行えるチャンバー位置の調整方法で、フラッシュハイダー用のワッシャーのサイズがドンピシャなんです…。

しかし、このままだとチャンバーだけではなく、シリンダーも一緒に後ろに動いてしまい、アッパーレシーバーを閉じにくくなってしまうので、反対側(シリンダー側)を少し削ります。

※削った後、ノズルの入り口部分に少しテーパーをかけています。

そうすると今度はノズルの位置が前に動いてしまうので、気密やBB弾の保持位置に影響を及ぼしてしまう可能性があります。

今回は特に問題が無さそうだったので、これ以上の加工は行っていませんが、もし必要以上にノズルが前に突出してしまい、BB弾の保持位置が不安定になったりノズルの後退量不足で給弾不良が発生する場合は、ノズルも削る必要があります。

一旦これでマガジンごとの給弾不良問題は解消されました。


2018年3月17日追記

ガンジニアの石岡さんよりご忠告をいただいたので追記致します。

PTWのノズルはフランジ(つば)がチャンバーとシリンダーヘッド内側の2カ所に当たって固定されるのですが、チャンバーのお尻を削るとバレル側のフランジだけが強く当たってしまいます。

強く当たった分だけノズルがシリンダー内に伸びてしまい、ピストンがノズルに当たってチャンバーを打撃、壊してしまう可能性があります。

ノズルのお尻とピストンヘッド内のねじのクリアランスが0.45mmで、更に打撃時の緩衝材の潰れ代がありますので、コンマ数mmでも削ってしまうと打撃してしまう可能性が高くなってしまいます。

チャンバー側を削った分、ノズルが後ろにずれてしまうのでシリンダーヘッドとのシーリングも甘くなってしまいます。

あと、M-Chamberはノズルが最後退した位置でギリギリ給弾ルートに被らないようになっているので、チャンバーのお尻を削るとその分だけノズルが給弾ルートに出っ張ってしまい、逆に給弾不良の原因になったり弾に傷が入って弾道が不安定になる原因になる可能性があります。

なので、チャンバーとシリンダーの寸法は固定したままコレット部分のシムとバッファーチューブキャップのシムでチャンバーの位置調整を行うのが正解となります。

とりあえず自分はこのまま様子を見ながら使っていこうと思いますが、もし給弾周りのの調整をする方はご注意下さい。

追記ここまで


HOPアームのスプリングが紛失しそうだったので接着しました

最初からバネが小さいし、組み込むのちょっと面倒だな〜と思っていたのですが、何度も分解・組み立てを繰り返している途中で遂にHOPアームのスプリングを接着しました。

かなり細かいスプリングですし、分解組み立てをすると必ず外さないといけない部分なので、そのうち紛失しそうでしたので…。

接着にはセメダイン3000ゴールドを使いました。
ゲル状の瞬間接着剤なので、垂れたりはみ出したりする事が無く、細かいパーツを接着する時に便利です。

M-chamberとHOPパッキンとの相性問題について

私は最初、M-chamberにメイプルリーフのチャンバーパッキンを組み込んでいたのですが、分解・組み立てを繰り返している時に初速が頻繁に上下してしまう事が分かりました。

低い時だと60m/s台まで低下してしまい、明らかに組み込みに失敗し、気密が取れていないような状態になっていました。

色々原因を考えたのですが、恐らくメイプルリーフのチャンバーパッキンの構造に問題があるのではないか?という結論に至りました。

メイプルリーフのチャンバーパッキンは上の写真の通りパッキンの外側の4箇所に突起が付いており、チャンバーと密着して気密を向上させる効果があるのですが、M-chamberでは恐らく東京マルイ製品のインナーバレルとチャンバーパッキンを使った時にピッタリのサイズになるように設計されており、こういったチャンバーパッキンとの相性が悪い可能性があります。

精度が高すぎる弊害といった所でしょうか…。
メイプルリーフ以外にはPDIのチャンバーパッキンでも同じような効果を持たせる為の突起があるので、同様の問題が起きる可能性がありそうです。

もちろん、うまく組み込めた時は特に問題は起きないんですがね…。

という訳で、一旦メイプルリーフのチャンバーパッキンを使うのはやめて、東京マルイ純正にしました。
押しゴムもマルイ純正にしています。

HOPの突起量は最大でこんな感じ。
もう少し突出させたい気もするので、SCPでも入れようかと考えています。

という訳で、マルイパッキンに交換して初速計測。
結果は0.20gで91m/s前後で安定しました。

という訳で、M-chamberの集弾性テストは東京マルイ製のチャンバーパッキンと押しゴムを使って行う事にします。