東京マルイ M&P 9L PCポーテッドを分解。チャンバーやブリーチ、トリガー、ハンマー等を見ていきます。
記事作成日:2018年4月19日
購入して直ぐ分解するのは癖みたいなものですね。
バラすために買ってるような節がありますし。
という訳で、早速東京マルイ製のM&P 9L PCポーテッドを分解していきます。
尚、外観や箱出し状態の初速等をレビューした開封レビュー記事はこちらから。
まず、通常のM&Pと同様スライドを定位置まで後退させ、テイクダウンレバーを90度回転させる事でグリップとスライドを分離させる事が出来ます。
そうするとアウターバレルとリコイルスプリングが外せます。
ここまでは特別な工具無しで分解が可能になっています。
インナーバレルが黒色になっている点と、アウターバレルが長くなっている点以外は特に従来品と大きな違いは無さそうです。
チャンバーの分解
続いて、チャンバーを分解していきます。
チャンバーの手前側のネジは普通に外せ、真ん中辺りのネジはHOPダイアルを定位置まで動かす事で外せるようになります。
尚、従来品には無かった気がする「CORE」という文字が入っていますが、何か違うのでしょうか…。
ネジを2本外し、真鍮製のカバーを外す事でチャンバーを真っ二つに出来ます。
この辺りの仕様も従来品と同じ気がします。
インナーバレルは長さ107mm。
先端部分だけが黒色なのではなく、インナーバレル全体が黒色になっているようです。
マルイがこういう処理をするようになったのは驚きです。
ますます今後出てくるハンドガンが楽しみです。
V10とかGlock19とか早よ…。
ブリーチの分解
ガスブローバックハンドガンの心臓部でもある、ブローバックエンジンを分解していきます。
M&P 9Lのブローバックエンジンは以前から新規設計である事が分かっており、気になっている人も多いのではないか?と思います。
ブリーチはドットサイトを乗せる場所のカバーに付いている2本のネジと、リアサイトを固定する為の2本のネジの合計4本のネジによって固定されているので、まずそれらのネジを外す必要があります。
これらのネジを外してもブリーチは簡単に外す事が出来ず、スライドを広げながらブリーチを押し出すような形で取り外す必要があります。
手順としては、
- ドットサイトを乗せる場所のカバーを外す
- リアサイトのネジを外す
- スライドの左右を広げながらブリーチを抜く
- リアサイトを外す
という感じになります。
尚、リアサイトは実はネジ止めだけではなく、ブリーチに付いている突起によって固定されているので、ブリーチを外さないとリアサイトが外せないのです。
どうやらブリーチだけではなく、リアサイトの構造も変わっているようですね。
M&P 9Lのブローバックエンジンはドットサイトを乗せる為の部分がある為、新規設計になっています。
ブリーチ上部にネジ穴があったりしているので、その辺りの仕様が変わっているのだと思うのですが、具体的に何がどう違っているのかは比較対象が無いので不明…。
「容量が小さくなっているのでは?」という話しも耳にしますが、動作も快調ですしあまり気にする事では無いと思います。
それ以上に驚いたのはドットサイトのスペースの分、ブローバックエンジンが圧迫されているのかと思いきやちゃんと円形のシリンダーノズルが入っている事です。
Glockだと、かまぼこ型のシリンダーノズルになってたりして明らかに容量が減っている事が分かる作りになっているのですが、M&P 9Lはそういった仕様では無さそうでした。
シリンダーバルブはこんな感じ。
バルブはシリンダーノズル側面から打ち込まれたピンによって固定されています。
グリップ側の分解(トリガー、ハンマーの取り外し)
続いて、グリップ側を見ていきます。
とは言え、スライドを外した時に分かっていたのですが、多分グリップ側は従来品と違いは無いと思います。
グリップ側を分解するにはまずパームスウェルグリップを外し、ピン3本とネジ2本を外します。
ピンはただの棒ピンではなく、ロールピンなので適切な大きさのピンポンチを使い、変形には気をつけましょう。
これでトリガーとハンマーが取り外せます。
M&Pのトリガーとハンマー部分はそれぞれが独立したユニット化されているのが良いですよね。
トリガー側はこんな感じ。
やっぱり従来品と同じ気がします…。
ハンマー側はこんな感じ。
こちらもやはり、従来品と同じ感じですね。
という訳で、東京マルイ M&P 9L PCポーテッドの分解レビューは以上になります。
大きな仕様変更としては、ブリーチ位な感じですね。
後はロングバレル化に伴うバレルの延長位ではないかと思います。
この感じなら、従来型のM&Pのグリップ側にM&P 9Lのスライドを乗せる事やその逆も可能な感じがします。