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東京マルイ M&P 9L PCポーテッドを買ったのでレビューします。

記事作成日:2018年4月18日

2018年4月18日から発売となった東京マルイ製ガスブローバックハンドガン、M&P 9L PCポーテッドを買ってみたのでレビューしていきます。
例のごとく予備マガジンも一緒に購入。

中々オシャレなパッケージです。
最近のマルイのパッケージデザイン、かなりいい感じだと思います。

尚、当記事はファーストインプレッションという事で開封〜外観確認と箱出し状態での動作等いつもの感じのレビューになります。

私がM&Pを買うのはこれが4丁目で、最初はWE M&P(フルサイズ)、次に東京マルイ M&P(黒色の奴)、次にWE M&P Compact、そして今回の東京マルイ M&P 9L PCポーテッドになります。
今まで買ってきたM&Pは全て数年前に手放してしまっているので、昔がどういう仕様だったのかあんまり覚えてないので比較とかはあまり出来ないと思います。

という訳で、M&P 9L PCポーテッド(以後M&P 9L)です。

内容物は銃本体にマガジン、取扱説明書、パームスウェル(S/M/Lの3サイズ)などなど普通のM&Pと同じですが、S&W パフォーマンスセンター仕様のマガジンバンパーが付属します。
そして、本来付属するはずの東京マルイ マイクロプロサイト様のマウントプレートと取付ネジ、保護キャップ、六角レンチが入っていませんでした。

本来は銃本体とマガジンの間に置かれている銀色の箱の中にBB弾と一緒に入っているハズなのですが、BB弾しか入ってなかったんですよね…。

まあ、これらは使うつもりは無いので別に良いんですけど…。(返品交換する方が面倒くさい)

尚、取扱説明書はM&P 9L用のものと、M&P用の物がそれぞれ入っていました。

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M&P 9Lのマガジンと従来品のマガジンの比較

とりあえず、マガジンから見ていきます。
M&P 9Lのマガジンは従来品と比べてもマガジンバンパーが異なっている以外の違いはありませんでした。

M&P 9Lの外観レビュー

M&P 9L本体はこんな感じ。
スライドはザラついた感じの塗装が施されており、樹脂スライドではあるもののとてもリアルな質感になっています。

正直、外観で言うとメタルスライドが標準装備されているWE製品よりも東京マルイ製の方がメタルっぽさがある気がします。

反対側はこんな感じ。
銀色のイジェクションポートがオシャレ。

刻印はこんな感じ。
パフォーマンスセンターの刻印もしっかり入っています。

反対側はこんな感じで、こちらにはスミス・アンド・ウエッソンの刻印が入っています。
また、『Capable of firing with magazine removed』とか書かれてますね。
実銃でも入っている文字ですが、「当たり前の事を刻印に入れるなよ」と、海外でも賛否両論のようです。(どちらかと言うと否定派の方が多い気がしますが)

マズルはこんな感じ。
M&P 9Lを見て驚いたのは、インナーバレルが真鍮の金色ではなく黒くなっている事です。
その為、正面から見た時の印象がかなり良くなっています。

KSCみたいな事しよって…。

スライド上部には左右合計8ポートが空いており、銀色のアウターバレルがちら見しています。

スライドを後退させると、アウターバレルにも穴が空いている事が分かります。

イジェクションポート上部には9MMと入っており、スライドとの間に空いている穴から薬莢っぽい金色の物が見えるギミックが付いています。
また、イジェクションポートの後ろ側にある「C.O.R.E」と書かれた部分がドットサイトを乗せる為の場所になります。

尚、エキストラクターは残念ながらスライド一体型です。
USPみたいに別パーツで金属製だったらテンション上がったんですが、スライドの厚み的に別パーツにするのは難しいのでしょうかね…。

従来品と同様、HOP-UPはスライドを外さなくても調節する事が出来る仕様ですが、相変わらず操作性は悪いです。

USPはHOP調節結構やりやすかったんですがねぇ…。

スライドストップ、セーフティレバー共にアンビ仕様で、右側にはシリアルNOとQRコードっぽい物が付いています。
シリアルNOはユニークな物では無く、全て共通のようです。

トリガーは根元の部分がダイカスト製、下側が樹脂製です。

M&P 9Lではトリガーを引ききった後の遊びを抑制する為に長い突起が付いており、従来のM&Pに比べてトリガートラベルが少し短くなっています。
写真左の位置から少し引くとハンマーが落ちて、写真右の所まで引く事が出来ます。

トリガーストロークやトリガープル自体に変化は無さそうです。

グリップに関してはパームスウェルグリップのデザインが異なっている点以外は従来品と同じ。
グリップ側に入っているS&Wの刻印はパフォーマンスセンター仕様ではありません。(実銃も同様の仕様)

パームスウェルグリップはグリップ底部のつまみを90度回転させて引っこ抜くと外せるようになります。

付属のパームスウェルグリップはS、M、Lの3サイズ。
SとMは厚みの差のみですが、Lサイズにはビーバーテールっぽいのが付いています。

ちなみに私はSサイズ派です。

フロントサイト、リアサイトは共にダイカスト製で、ホワイトドットが入っています。
また、ドットサイトを乗せる事を考慮して背の高い仕様になっています。

サイトピクチャはこんな感じ。
サイトの背が高いと言っても、そんなに違和感は無いと思います。

M&P 9Lにドットサイトを乗せてみます

「C.O.R.E」と書かれたパネルは上部から2本のネジで固定されています。
これを外して、付属のマイクロプロサイト用マウントを取り付ける事によって、マイクロプロサイトを乗せる事が出来るようになりますが、冒頭で述べた通り何故か私が購入した個体にはマウント等一式付属してこなかったので、マイクロサイトを乗せる事は出来ません。

説明書でも眺めて、気分だけでも…。

ちなみに、元祖マイクロドットサイトでもある、TASCO OPTIMA2000は、少しスライドとドットサイトの間に隙間が出来たり、リアサイトとドットサイトの間に隙間が出来てしまうものの、ポン付け出来ました。
まあ、見栄えがあまり良くないので直ぐに外しましたが…。

東京マルイ M&P 9L の初速について

初速を測っていきます。
HOPの状態は箱出し状態、ガスはHFC134A(ウッドランドガス)、弾は東京マルイ 0.20g 樹脂弾です。

まずは常温(24度)から。

少しもっさりした動きではあるものの、しっかり動いていますし、スライドストップもちゃんと掛かります。
初速は73m/s前後とおとなしめでした。

続いて、温めた状態(46度)での初速です。

ガツンガツンといい感じのリコイルがあります。
キビキビ動き、とても気持ちが良いです。

初速は90m/s前後とかなり良い値を記録。

箱出し状態での注意点

M&P 9Lは箱出し状態でスライドの動きが少し渋いです。
店頭でも確認したのですが、どうやら個体差ではなく全ての個体においてスライドの動きが渋いようです。

その為、たまにこのようにスライドが中途半端な位置で止まってしまう事がありました。
射撃時は問題ありませんが、スライドストップを解除してスライドを前進させたり、ゆっくり手で戻した時にこのような状態になります。

スライドの動きの渋さに加えてハンマーローラーがブリーチと干渉する事による抵抗により、スライドがこの位置で止まってしまうようです。

改善策としては、少し多めにグリスを塗布した状態で暫くガシャガシャスライドを動かしているとスムーズに動くようになり、この症状もある程度改善されます(完全に無くなる訳ではありません)
塗布するグリスは、スムーズに動くようになったら落す事を考えると粘度柔らかめの方が良い気がします。

私は50cpsのサラサラしたグリスを使って慣らしました。

[2018年4月25日 追記]

具体的な慣らしの方法と、その結果を記事にしました。

オマケ

東京マルイ M&P 9L PCポーテッドは、勢い良くマガジンを叩き込むとスライドストップが勝手に解除されます。

普通にマガジンを挿入する場合は問題ありませんが、勢い良くガン!とマガジンを叩き込むとスライドストップが解除されます。

確か、前持っていた東京マルイのM&Pも同じような感じだったので、基本的には変化は無い感じでしょうかね…。

やっぱりUSPが最強です。

[2018年4月26日 追記]

スライドストップが勝手に解除されないような加工を施しました。


という訳で、東京マルイ M&P 9L PCポーテッドのレビューは以上になります。
また後日分解レビューを書こうと思っています。

[2018年4月19日 追記]

分解レビューを書きました。


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