AGM M1カービン エアーコッキングライフルを分解していきます
記事作成日:2018年4月24日
AGM製のエアーコッキングライフル、M1カービンを分解していきます。
外観や箱出し状態での動作、初速に関してはこちらの記事をご参照下さい。
という訳で、まずは上部被筒から外します。
上部被筒はスリングスイベルを外した後、アウターバレルを前側に少しスライドさせる事で外れます。
続いて、アウターバレルを外し、ストックに付いているピンとネジ、マガジンキャッチボタンを外します。
こうする事で、メカボックスとバレル・チャンバー等の内部機構が一式ごっそり取り出せます。
AGM M1カービンの優秀な所がこのこの仕様。
内部機構が全て1つのユニットとなっている為、ストックに取り付けずとも動作させる事が出来ます。(マガジンも刺さりますし、ロックもされます)
メカボックスを分解するにはまずチャージングハンドルを外します。
チャージングハンドルを固定している板状のパーツを外してから引きバネを外すとチャージングハンドルが外れます。
次にリアサイトを外します。
AGM M1カービンの少々面倒な所として、リアサイトを外さないとメカボックスを真っ二つに出来ず、リアサイトを外すにはサイトを分解しないといけないという所…。
続いて、セーフティレバーを外します。
セーフティレバーはE型スナップリングによって固定されています。
後はメカボックス側面の10本のネジを外す事で真っ二つに出来ます。
スプリングやトリガー周りはこんな感じ。
非常にシンプルなシアーの構造をしています。
ピストンヘッドはカップ型。
少し粘度の高めのグリスが塗布されていました。
ピストンスプリングは長さ約140mm。
太さはSYSTEMA PTW用のものとほぼ同じで、互換があります。
純正スプリングを圧縮した際の重量は約6.1kgと、SYSTEMA純正のPTW用ピストンスプリング(4.9kg)よりも割と硬めでした。
どうりでコッキングが重い訳だ…。
インナーバレルは約420mm。
シリンダー容量に大してかなり長いインナーバレルが組み込まれている事が分かります。
また、インナーバレルの手前側(HOP窓側)は何故か黒い塗装がされていました。
HOP窓付近はこんな感じ。
バレルクリップやチャンバーパッキンを固定する溝の位置等、かなり独自要素満載のインナーバレルです。
AGMのエアコキシリーズ共通仕様だったりするのでしょうか…。
少なくとも、東京マルイ系のパッキンやバレルを組み込む場合は加工が必要になってくると思います。
尚、私が確認している限りではVSR10用のインナーバレルとコンパクト電動ガンのチャンバーパッキンの組み合わせが一番簡単に組み込めると思います。
バレル側面にバレルクリップをはめ込む窪みさえ作れば良いだけなので…。
チャンバーパッキンはこんな感じ。
厚みや硬さ等は東京マルイのGBB用パッキンと同じような感じなのですが、こちらも専用品です。
一般的なGBB用パッキンよりも若干長く、回転防止用の突起が付いていない単なる筒状です。
HOPの突起はこんな感じで、単なる突起が付いているだけのシンプルな物。
見ての通り、バレルやスプリング以外は殆どが樹脂で出来ており、非常に軽いです。
その代わりに、ストックにがっつり錘が仕込まれており、ストック単体でもかなりズッシリとした重量感があります。
そして、ストック内部にも錘が入っているのですが、こちらはストックを真っ二つにしないと見れない場所にある感じでした。
ストックは接着剤によって左右がくっついているので、今回はそこまで分解しません。
ちなみに、バットプレートはネジ止めのようで、取り外し可能でした。
という訳で、AGM M1カービンの分解は以上になります。
非常に分解がやりやすく、困る事はあまり無いと思います。
少し不安な点として、メカボックスで使われているネジがタップネジで、受け側が樹脂なので何度も分解・組み立てを繰り返しているとネジ穴がナメてしまう可能性がある事くらいでしょうか…。
まあ、気をつけて組み立てればそう簡単に壊れる事は無いと思います。
という訳で、これから色々と弄っていきます。
というか、ほぼ弄り終わってるんですがね…。
まだ少し煮詰めたい所もあるので、調整終わったら記事にしようと思っています。