
ローサイクルモードが搭載された不知火 陽炎2型B改をSIG MCXに組み込んでいきます
記事作成日:2018年5月31日
先日、不知火商店さんにソフトウェアアップデートを依頼した陽炎2型B改と陽炎1型改ですが、早速完了したとの事で、基盤が戻ってきました。
新しいバージョンの取扱説明書も同梱されていました。
それにしても、発送から1日でアップデート完了とは…。
相変わらず仕事が速い…。
新旧の取扱説明書を比較してみた所、新機能の説明に加えて説明文の追加、調整がされていました。
どうやら出荷時の設定が赤文字で記されるようになったようです。
また、右上にシリアルNoなる文字が…。
空欄でしたが、今後は基盤にシリアルNoが付与されたりするのでしょうか。
待望のローサイクルモードの表記はこんな感じ。
どうやらプログラムモードで行えるプリコック設定の数は15段階と変わらず、別途基本プログラムモードの方でローサイクルモードの設定が出来るようになっているようですね。
ハイサイクルモードの設定をする場所にローサイクルモードが追加された感じで、ローサイクルモードを使う場合は、まず基本プログラムモードでローサイクルモードの設定を行った上で、プログラムモードでプリコックの設定を調整していくといった手順になります。
これで発射サイクルの遅い銃でもしっかりプリコックさせる事が出来るようになるはず。
という訳で、アップデートされた陽炎2型B改をVFC/Cybergun SIG MCXに組み込んでいきます。
まあ、ばらしたパーツを元に戻すだけなので、楽ですね…。
特に配線周りはしっかり形が付いている状態なので組み込みやすいです。
とりあえずメカボックスを組み立てたらセンサーチェックモードでトリガーとセレクタープレートの検知を確認しておきます。
問題無さそうだったので、組み立てを進めて基盤の設定を行っていきます。
今回、出荷状態から変更した箇所は下記の通りになります。
基本プログラムモード
- サイクル設定→ローサイクルモード
- バッテリー設定→リポバッテリー(7.4V)
プログラムモード
- サイクル設定→1段階目
- プリコック設定→8段階目
- ブレーキ設定→強
これでプリコック位置はこんな感じになりました。(と言っても、影になって見えませんがね…)
とりあえず、プリコックの限界を探してみた所、本当にギリギリの位置でプリコックさせる事が出来ました。
バーストにもならず、かなり安定した挙動です。
ただし、この状態だとセクターギアとラックギアの歯がそれぞれ最後の1枚に引っかかっているような状態で、ギアへの負荷がとても高いです。
その為、プリコック設定を1段階下げてせめて2枚の歯同士が引っかかっているような状態にしました。
結果、こんな挙動になりました。
丁度、加速穴の後ろの方でピストンが停止するようになりました。
また、ピストン停止位置のズレも5mm程度まで抑えられています。
以前の状態だとプリコック設定を最大の15段階目にしつつ、モーターブレーキをOFFにしてオーバーランさせているにも関わらず、加速穴の真ん中辺りで停止、停止位置のズレも10mm程度もあったので、かなりの改善です。
やはり、ローサイクルモードのおかげでモーターブレーキがちゃんと使えるようになった効果は大きそうです。