不知火 陽炎2型B改と陽炎1型改のアップデートが来たので、不知火商店さんにお願いしました | エボログ

不知火 陽炎2型B改と陽炎1型改のアップデートが来たので、不知火商店さんにお願いしました

私がSIG MCXに入れている陽炎2型B改と、手元にあるもののまだどの銃にも組み込んでいなかった陽炎1型改のソフトウェア・アップデートの準備が出来たようなので、不知火商店さんに依頼させていただきました。

今回のソフトウェア・アップデートでは下記の機能が追加になるそうです。

  • ローサイクルモード
  • バッテリー選択モードの自動検出の取り止めマニュアル化

特にローサイクルモードの実装は私が待ち望んでいた機能です。

最初、陽炎2型B改をMCXに組み込んだ時に「プリコックがうまく出来ない!」と悩まされ、ガンジニアさんに症状を伝えて助言を頂きながら検証を行ったものの変わらず、最終的には不知火商店さんにお送りし、見て頂く事になりました。

経緯や原因の詳細は上記記事を参照頂きたいのですが、原因としては「発射サイクルが遅すぎて、設定によってはうまくプリコックが出来ていない」という問題でした。

私のMCXはフルオートの発射サイクルが秒間12〜13発程度と非常に遅く、その状態でプリコックを可能な限り行う為にはプリコック設定を最大で設定しつつ、モーターブレーキをOFFにする必要がありました。
そのため、モーターがピタッ!と止まる訳ではないのでプリコック位置が少々不安定なのです。

実質、モーターブレーキが搭載されていない、陽炎1型改みたいな状態で使う必要があったのです…。

バッテリーの電圧が安定している時でも上の写真のように、1cm程度ピストンの停止位置が前後する事があります。
電圧が下がってきたら尚の事不安定に…。

今回のローサイクルモードの実装によって、この問題が解消されるはずです。

アップデートをお願いするにあたって、基盤単体を郵送する必要があったので、一旦バラします。
まだ弄ってから3ヶ月程度しか経っておらず、まだ1万発も撃っていないような状態なので、メカボ内は全然綺麗です。

ギアの消耗もありません。
興味本位で組み込んでみた、LONEX製のヘリカルギアも大丈夫そうです。

というわけで、取り出した陽炎2型B改と、陽炎1型改を箱に入れて郵送します。
こういったアップデートを無償で行って頂けるのはとても有難いですね。

ローサイクルモードのプログラム自体も、症状が判明してから1日経たずに実装されていたみたいなので、驚きです。

アップデートが完了次第、また記事にしようと思います。

ついでのオマケ

たまーに『シム調整のコツ』みたいなのを聞かれる事があるのですが、正直な話、シム調整にコツなんて無くて地味なチェック作業の繰り返しだと思っています。
「慣れ」とか「勘」みたいなのはありますが…。

「方法」とか「うまいやり方」みたいなのを聞かれても、いつもうまく答えられないので、MCXを分解したついでに「こういう動作になればOK」としている例を撮ってみました。

メカボックスにギアのみ組み込んだ状態で、ギアを回してスルスル回りつつ、回転させたり少し振ったりして異音が発生したりギアの回転が止まってしまわなければOKです。

尚、これはあくまでメタル軸受けと通常のギアセットを組み込んだ電動ガンでの例であって、樹脂軸受やヘリカルギア、SYSTEMA PTW系のギアボックスには別の判断基準があります。

これを実現するには、シム調整以前の大前提として下記が必要です。

  • メカボックスの精度が高い事。
  • 軸受の内径とギアのシャフトの太さが合っている事。
  • ギアの精度が高い事。

この3点です。

例えば、メカボックスが歪んでいたり、軸がズレてたりしているとどれだけシム調整を頑張ってもノイズは消えません。
そのまま動かし続けるとギアのシャフトがねじ切れる、ギアの歯が割れる、軸受が変形するなどの問題に繋がります。

軸受の内径よりギアのシャフトが細いとギアがガタついてしまい、ノイズは消えません。
また、軸受の内径とシャフトの太さがピッタリ過ぎても抵抗が高まってしまい、スムーズに回りません。
こちらも軸受の変形、ギアの破損につながる問題です。

尚、軸受はざっくりベアリング、削りだし、オイルレスメタル、樹脂の4種類位あると思うのですが、それぞれ長所短所があるので一概に「これが良い」みたいなのはありません。
用途に最適な軸受を選択するのが良いでしょう。

この辺りの話はガンジニアさんのウェブサイトが詳しいので、その辺りをご参考に…。
http://gungineer.matrix.jp/nagamono_custom/dendou/Mechanism/bearing/bearing.htm

ギアの精度もメカボックスや軸受の話と同様です。
例えばシャフトが曲がっているギアとかは論外です。
バリがある程度であれば、しばらく動かすか、該当化箇所を削れば改善する事があるので、一概にダメとは言えません。

ギアに関してはロット差とかもあるので、一概に「このメーカーがオススメ」というのはあまりありません。
私はZC、SHS辺りの良さそうな個体を選んで買って安く済ませてますが、お金に糸目をつけないのであれば、SIEGETEK CONCEPTS製のギアはオススメです。

とはいえ、この手の製品は不良個体以外にも相性問題とかもありますがね…。

「なんかうまく回らないな」と思ったら、ギアを1個ずつ入れていって、ギア単体でスムーズに回るかチェックしたほうが良いでしょう。

  1. セクターギアのみ入れて回してみる、スパーギアのみ入れて回してみる、ベベルギアのみ入れて回してみる。
  2. セクターギアとスパーギアのみ入れて回してみる、スパーギアとベベルギアのみ入れて回してみる。

これでどのギアや軸に問題があるのかが分かるはずです。

[2018年5月31日 追記]

アップデートが完了したので、レビュー記事を書きました。