ハイスピードギア(HSGI) ポリマー TACO ポーチのダブルデッカーとシングル マガジンポーチを購入
記事作成日：2018年7月4日
ハイスピードギア(HSGI)新作、ポリマー TACO マグポーチを買ってみました。
こちらの商品は今までナイロンで作られていたHSGI TACOポーチシリーズの新作で、マガジンポーチ全体が樹脂になっているのが特徴です。
今回はライフルマガジンとハンドガンマガジンポーチが一体となった『ダブルデッカー』と、ライフルマガジン1本のみ挿せる『シングル』を1個ずつ買ってみました。
色は共に黒色です。
実はグレーと黒で悩んでいたのですが、黒の方が色んな服に合わせやすいと思ったので、無難に黒色にしておきました。
背面はこのような感じで、ナイロン生地とHSG Clipが2本、ネジ止めされています。
また、予備ネジというか「マガジンポーチを連結させる為に使ってね」といった感じだと思うのですが、ネジとナットが2個付属します。
マガジンポーチ同士を連結させるにはマガジンポーチ上面のこの4つの穴を使います。
上下にズラして取り付けたり、マガジンを抜き差ししやすいように工夫した配置が出来るようになっています。
従来のTACOポーチだと後から連結させる事とか出来なかったですし、2段目のポーチの位置を変更する事も出来ませんでしたので、これはとても良い改良だと思います。
ライフルマガジンポーチが2段になっている場合、外側のマガジンポーチを少し下にずらすだけでもかなり抜きやすくなるので…。
このように樹脂製になった事によって従来のTACOポーチと若干仕様が変わっていますが、基本的な構造は同じで、ゴム紐のテンションによってマガジンを保持します。
ゴム紐は調整可能で、緩める事によってSCAR-HやG36のような大きめ・分厚いマガジンを挿入する事も可能になっています。
マガジンの固定はこのテンション保持のみで、マガジンポーチ内側に滑り止めのような素材は貼られていません。
側面はこんな感じ。
写真左がシングル マガジンポーチ、写真右がダブルデッカー マガジンポーチです。
ポリマー TACOポーチのダブルデッカーはライフルマガジンポーチとピストルマガジンポーチのゴム紐がそれぞれ独立しており、それぞれ個別にテンション調整をする事が出来るようになっているのが良いですね。
尚、ダブルデッカーのピストルマガジンポーチもライフルマガジンポーチ側にネジ止めされているだけなので、外そうと思えば外す事が出来ます。
更に、ライフルマガジンポーチとピストルマガジンポーチを別々で使いたい場合は単品を買わずにダブルデッカーとHSG Clip単品を買ってバラした方がお買い得です…。
尚、マガジンを入れるとこんな感じ。
写真左はAR15用マガジンとM&P用マガジンを入れた状態、右はAKM用マガジンとSIG P220用マガジンを入れた状態です。
シングルカラムのマガジンはテンションが弱くなってしまいますが、しっかりゴム紐を絞れば使えない訳では無いです。
少なくとも逆さにして振った程度では脱落はしませんでした。
こちらのマガジンポーチをFUSION TACTICALのパッド付きベルトキット 『FUSION EPIC BATTLE BELT』に取り付けてみました。
FUSION EPIC BATTLE BELTはベルト部分が2コマのMOLLEになっているのですが、HSGI Polymer TACOポーチは本来3コマのMOLLEを必要とします。
しかし、このポーチには便利な機能があるので、問題ありません。
それがこちら。
HSG Clipをマガジンポーチに固定するネジのうち、下側の2個を外し、織り込んで固定したHSG Clipにネジを通して固定します。(HSG Clipには最初からこうする為の穴が開けられてあります）
こうする事により、1コマ足りなくてしっかり固定出来ず、マガジンを抜き差しする時にゴソゴソ動いてしまうという問題が無くなります。
最近はベルトにポーチを直付けする事も多いので、そういった使い方への配慮かと思われます。
これ、とても優秀な機能だと思います。
という訳で、FUSION EPIC BATTLE BELTはこんな感じになりました。
実際にこのベルトキットを着用した状態でマガジンを抜き差ししてみたのですが、マガジンポーチ内側に滑り止め的な素材が付いていない事で抜き差しがスムーズというのは良いのですが、G-CODEの食いつきに慣れているとちょっと不安を感じてしまいます。
特にガスブロのような重いマガジンを使った時、大丈夫かなと不安になります…。
いかんせん、旧TACOというか、ナイロンのTACOよりもスルスル抜けるので。
ポリマーTACOポーチで良いなと思った所は、
- マガジンの抜き差しがスムーズ（これがデメリットにもなっている）
- マガジンポーチ同士を合体させた時に上下位置を調節する事が出来る
- ベルトキットに取り付けた際にグラつかないようにする配慮がなされている
といった所でしょうか。
