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Primary Arms Platinum Series 1-8X24mm Riflescope with Patented ACSSを購入したのでレビューします

記事作成日:2018年8月23日

Primary Arms製ショートスコープのフラグシップモデルであるPlatinum Seriesを買ってみました。
今回購入したのはACSSレティクル仕様のモデルになります。

まあ、このレティクルが採用されているモデルです。
このレティクル欲しさに買いました。

Primary Arms公式サイトから画像を拝借

という訳で、早速開封。
この梱包方法、ライト光機ですよねぇ…。

まあ、本当にライト光機製なのかはどこにも書かれてないのでわかりませんが、そもそもこの価格帯でMADE IN JAPANのスコープって言えば大抵ライト光機製だと思います。

内容物はスコープ本体(バトラーキャップ付き)とトルクスレンチ、取扱説明書のみ。

スコープの外観はこんな感じで、いわゆる「ショートスコープの形」です。
チューブ径が34mmという事もあってかなりゴッツい。あと、エレベーテーションノブとウィンテージノブがすごくゴッツい。

付属のバトラーキャップはこんな感じ。
Butler Creek製のバトラーキャップが付属しています。
尚、接眼レンズ側のバトラーキャップは黄色いボタンを押す事で展開出来る仕様の物です。

ちなみに、対物レンズ側のバトラーキャップは内径がちょっと小さめで無理やりはめ込まれているような感じでした。
もう1周り大きいのは用意出来なかったのでしょうか…それとも34mmぴったりのバトラーキャップが無いとか…?

バトラーキャップを外した状態だとこんな感じ。
当レビューは以後バトラーキャップを外した状態で行っていきます。

対物レンズ側はこんな感じ。
まあ、特に変わった感じはありません。

スコープ中腹の底部には製品名とシリアルNO、Made in Japanの表記がされています。

イルミネーションの光量調節ダイヤルこんな感じで、光量が1〜9で調節出来るのに加えてナイトビジョンモードが2段階あります。
また、スイッチがON/OFFが交互に付いている仕様のダイヤルですね。

光量調節ダイヤル上部のキャップを開けて電池を入れます。
使用する電池はCR2032です。

エレベーテーションノブとウィンテージノブはそれぞれこんな感じ。
非常に大型で操作しやすいです。
レティクルは1クリックで1/10MIL動きます。

尚、通常時はノブが回らないようにロックされており、ノブを回すにはノブを引っ張り上げる必要があります。
写真左がロックされた状態、写真右がロック解除状態です。

また、付属のトルクスレンチを使ってノブを外す事が出来ます。
いわゆるゼロリセット機能付きです。

接眼レンズ側はこんな感じ。
Primary Armsのロゴと、反対側にはACSSのロゴが入っています。

パワーノブはこんな感じ。
1、1.5、2、3、4、5、6、7、8と倍率の表記があり、倍率が高くなるにつれて数字の間隔が詰まっていく仕様です。
特に1倍〜2倍までの間と3倍以降では全然違いますね。

視度調節ノブはこんな感じ。

レンズのコーティングについて

対物レンズと接眼レンズはそれぞれこんな感じ。
34mmという大きなチューブを採用していますが、対物レンズは24mmと小さく、少し奥まった位置にあります。

レンズのコーティングは対物レンズ、接眼レンズ共に緑や青、黄色(オレンジ?)の反射が見受けられるマルチコートが施されています。

対物レンズを奥まった位置に設置する事で、光の反射をある程度防ぐ事が出来るとか、そういう効果があるのかもしれません。(ライフルスコープのロングフード的な感じ)

覗いた時の様子とパララックスについて

という訳で、Primary Arms Platinum Series 1-8X24mm Riflescope with Patented ACSSを覗いた時の見え方を紹介します。
尚、撮影時のシチュエーションによってカメラの設定は変更していますが、同一のシチュエーションでの撮影は全て同じ設定で撮影しています。

覗くとこんな感じで見えます。
こちらは1倍の時の状態で、イルミネーションの明るさは6。

ちょっとカメラの問題でイルミネーションが黄色っぽく見えていますが、実際は赤色です。

1倍の状態では縁の狭さは申し分ない感じで、像の歪みも控えめ、アイレリーフも13cm程度あり、アイボックスも広いです。
適当にサッと構えてもレティクルをしっかり視認できるアイレリーフとアイボックスの広さがあります。

像の色は若干黄色がかっていますが、白い場所を見ながら肉眼とレンズ越しの像を交互に見比べない限りわからない位の差です。

倍率を上げていくとこんな感じ。

このFFPレティクル、最高に良いです…。
感動しました。

動画でも撮ってみました。
動画の方がレティクルの動きが分かりやすいと思います。

尚、高倍率系ショートスコープの宿命だとは思いますが、倍率を上げていくとアイレリーフもアイボックスも狭くなっていきます。
特に8倍はかなり狭くなりますね。

3倍〜6倍位までは概ねほぼ同じような感覚で覗いていられます。

1〜2倍の時はドットサイトのような感覚で、サッと構えてサッと撃つ。
3〜6倍の時は中距離のターゲットをちゃんと狙って撃つ。
8倍まで上げる場合は長距離のターゲットをしっかり構えてじっくり狙いをつけて撃つ。

みたいな使い分けが必要ですね。
というか、遠くの的を当てる為にしっかり構えてじっくり狙いを付けるとか、当たり前の事だと思いますが…。

続いて、パララックス検証をしていきます。
いつもどおり、3m先のディスプレイを覗きます。
倍率は1倍です。

見ての通り、歪みはほとんどありません。
流石にスコープの縁ギリギリはちょっと歪んでますけどね…。

この状態で視点を上下左右に動かします。

↑縦線引くの忘れてた…(まあ、無くても分かりますよね?)

直径2cmの円内にしっかり収まっています。
パララックス量としてはなんの問題も無さそうです。

WEAVER TACTICAL PREMIUM MSR 99681に取り付けます

という訳で、こちらのスコープを先日レビューしたワンピースマウントリング、『WEAVER TACTICAL PREMIUM MSR 99681』に取り付けていきます。

まず、このマウントリングを銃(流速ポン)に取り付けてマウントリング上で水平を取ります。
マウントリングの水平が出せたらスコープを乗せて、スコープの水平を取ります。

後はマウントリングの上側を取り付けてネジを締め込んでいくだけです。

34mmのポリカーボネートレンズカバーを付けました

このスコープが届くのを待ってる間にこういうのも買っておきました。
ドラゴンフォースオリジナルのポリカーボネートレンズカバー 34φです。

厚さ2mm、直径34mmのレンズカバーで、表面のフィルムを剥がして使います。

ただ、付属のバトラーキャップが確実に34mmよりも小さいものが付いており、このレンズカバーをバトラーキャップ内部に仕込むのに苦労しました。
ヒートガンでバトラーキャップを熱して柔らかくしながらレンズカバーを押し込みました。

後はバトラーキャップをスコープに取り付けて完成。

ちなみに、私はバトラーキャップを上下逆向きに付けるのが好きです。
バトラーキャップを空けた時にスコープの上に蓋があると視界の妨げになるので、それを防ぐために上下逆向きに付けています。


という訳で、念願のPrimary Armsのフラグシップモデルが手に入り大満足です…。

3〜5万円位の高コストパフォーマンス系も良いですが、こういうハイエンドモデルもこれはこれで所有欲が満たされるので良いですねぇ…。
もちろん、性能も良いんですが、性能以外の何かがあります。