トレポン内部パーツの消耗が激しくなってきたので、細々したパーツを交換していきます。ついでにちょっとピニオン位置調整
記事作成日:2018年10月4日
私が「流速ポン」と呼んでいる2012年チャレンジキットベースのトレポンですが、所々パーツの消耗が気になるようになってきたので、部分的に交換していく事にしました。
何度もセッティングの変更やオーバーホール等を行っていますが、なんだかんだ4〜5年ほど同じパーツを使い続けてますからね…。
とりあえず、今回はシリンダー周りを修理していきます。
お金の都合上一気に全部のパーツを交換する事は難しかったのでね…。
今回買ってきたのは純正シリンダーヘッド、ノズルB、ピストンヘッド・ガイドスプリング、シリンダーヘッド固定用のステンレスネジです。
まず、ピストンヘッドですが、だいぶ擦り傷がついていたので交換します。
ピストンヘッド側面のでっかい擦り傷はかなり初期の頃に付いちゃった奴です…。
ピストンヘッド・ガイドスプリングはちょっとだけ短くなっていました。
写真の左側が元々入ってた奴、右側が新しく買ってきた奴です。
シリンダーヘッドと、ピストンヘッド・ガイドスプリングを交換して取り付けていきます。
尚、シリンダーヘッド固定用ネジは純正ではありません(純正品切れの為、代替品を買いました)
例のごとく、VCW製のブレナイナーとGAW製のAOEショックアブソーバーも取り付けています。
また、OリングはGAW FRUS-Oリングを使っています。
消音化加工はまた追ってやろうと思っています。
というのも、前回手作業でやっていたのですが、効果と耐久性が十分ある事が分かったので、次は綺麗に加工する為にも旋盤でやりたいなと思っているので…。
続いて、シリンダーヘッド。
ノズルBも結構擦れてたので交換します。
という訳で、シリンダー周りでこれでこれらのパーツが交換されました。
最後に、ちょっとピニオンギアとベベルギアの当たり具合が気になったので久しぶりにピニオン位置を調整します。
基本的にこの辺りのセッティングを変えたつもりは無かったんですが、何度か分解・組み立てしてるうちにズレちゃったんですかねぇ…。(うっかり、シム入れる方向間違えてる説もありますが)
ピニオンギアを固定するイモネジを外してピニオンギアの位置を上下に微調整して最も良い位置を見つけます。
通常電動ガンならモーターの上下位置を微調整するだけで済むのですが、トレポンはこの調整が少々面倒です。
こんな感じで動作検証用の物理スイッチを繋いで動かし、音をチェックします。
通常電動ガンもそうですが、特にトレポンは無負荷状態と負荷状態で動作音がぜんぜん違うので、テイクダウンした状態ではなくピストンまで組み立てた状態で動作検証を行わないとよく分からないんですよねぇ…。
最終的に今回はピニオンギアを0.5mm程度ベベルギアに近づけました。
最終的にこんな感じの動作音になりました。
テイクダウンした状態だとこんな感じ。
アッパーを付けるとこんな感じになりました。
やはりピストンの打撃音が少々気になりますね…。
まあ、今まで気になっていたノイズは減っているのでいいかなと思います。
ちょっと立ち上がる瞬間に高い音が鳴っているので、もう少し調整した方が良いかもしれませんが…。
ただ、ギアボックス側の消耗もあるので、更に煮詰める作業はその時で良いかなと思ってます。
蛇足ながら、ピニオンギアの位置は下記のような調整をすると良いと思います。
- 動作音が甲高く、モーターが振動している:ピニオンギアが深く入りすぎているので、下に下げます
- 動作音が甲高く、モーターが振動していない:ピニオンギアが浅いので、上に上げます。
そもそも、ギアボックス側の調整がバッチリ出来ている事が前提ですが、大体この2パターンで何とかなります。