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東京マルイ GBB 89式小銃をアンビボルトハンドルにしました

記事作成日:2019年4月4日

去年(2018年)の夏に散々いじくり倒した89式ですが、2019年も夏に向けてバージョンアップを行いました。
毎年同じ銃使ってても面白くないですからね。

2018年8月時点の私の89式

という訳で、今年はアンビボルトハンドルに改造しようと思い、加工を行いました。
構想自体は去年の段階からあったのですが、やろうかな〜と思った頃にはガスブロがシーズンオフの時期になっていたので「来年でいいや…」となり、今まで放置されていました。

という訳で、まずはアッパーレシーバーに穴開け。
穴を沢山開けてつなげていく、プラモデルの肉抜きと同じ方法でやろうと思ったんですが、途中で「これは無理だ」と思いました。
予想以上にフレームが肉厚で疲れました…。

ディスクグラインダー使って一気に削ってヤスリで整える方法に変えました。
ドリルだと穴開けるだけで30分くらい掛かったんですが、ディスクグラインダーを使えば30分も掛からずにバッサリ削れました。
ヤスリで整える作業を加えても1時間ちょっとの加工時間。
やはりディスクグラインダーは最高です。

使った道具は、

  • ディスクグラインダー+アルミ用切断砥石(何が適切なのか分からなかったのでとりあえずアルミ用を使いました)
  • 金属用角棒ヤスリ
  • 金属用丸棒ヤスリ
  • 600番の紙やすり
  • 400番の耐水ペーパー

です。
グラインダー以外は手作業ですが、サクサク削れるので比較的楽。
これがスチールとか鉄だと地獄なんですがね…。
追々再塗装をやるつもりなので、多少の傷は気にしない方向でサクサク加工していきました。

形状を整え、バリ取りも行い、ボルトがスムーズに可動するようになったらボルトに印を付けます。
ボルト閉鎖状態とボルト後退状態でレシーバーに干渉しない事をチェック。

この印の所4.5mmのドリルで穴を開け、5×0.80mmのタップを掘りました。
穴開けは電動ドリルを使った手作業なので、4.5mmのドリルを使っても4.8mm位の穴になってしまうので、逆にちょうど良いのです。

また、ネジ穴をここにした理由としては、多少ネジが飛び出してもこの場所ならどことも干渉しないですし、ソコソコ肉厚なので十分な強度が確保できるかな?と思った為です。
もちろん、ネジが飛び出しすぎるとローディングノズルと干渉してしまうのでネジの締め込みすぎには注意が必要ですが。

タップが掘られたらネジを取り付けてレシーバーと干渉しないか、ちゃんと引けるか?など一通りの動作を確認。

なんとなく大丈夫そうだったので最後の仕上げ。
3M ULTRAFINを使って研磨を行い、わずかな凹凸や加工時に付いた傷を慣らします。

このスポンジ研磨材は非常に優秀で、適当にゴシゴシこすってるだけで簡単に擦り傷程度の傷は消えます。
金属パーツのすりあわせ調整とかにも使えるので1個持っておくと結構便利。

3M スポンジ研磨材 ウルトラファイン 5084 10枚入り 5084ASD(#800-#1000)Amazonで購入する

個人的にはピカールよりもこっちの方が好きです。
ピカールに比べるとコストパフォーマンスが悪いので、適材適所な感じがしますが…。

研磨が終わったらブレーキクーナーで汚れを落としてからパーツを組み立てていきます。

全部のパーツが組み上がったらマガジンを入れて動作テスト。
動作は快調でした。

この段階ではまだ+ネジをボルトに突き刺していましたが、これをちゃんとしたチャージングハンドルに変更します。

買ってきたのはステンレスの寸切りナット(5x40mm)と、5x20mmのスペーサーです。
そして、余っていたAK用の大型ボルトハンドルを用意。

まず、スペーサーをAK用ボルトハンドルに取り付けます。
ボルトハンドルに付いているイモネジを締め込み、スペーサーを押しつぶして寸切りナットを固定する仕様です。

何かあった時(こんなむちゃくちゃな加工してたら絶対何かあると思っている)ので、簡単に分解出来るようにこういう仕様にしました。
安定しているようだったらちょっと別の固定方法を考えます。

後はボルトに取り付けるだけです。

FPS視点で撮影。
なかなかキモくて良い感じですが、ネジ丸見えというのが気になるので、熱収縮チューブを巻くか、パテか何かで盛ってうまいこと隠そうと思います。

上から見るとこんな感じ。
左右に生えたボルトハンドルがなんというか、面白い。

動作させるとこんな感じ。
大きなボルトハンドルが面白い具合に動きます。

ちなみにマガジンを温めて撃った場合、アンビボルトがレシーバーにぶつかる問題が起きていたので、少し削る量を増やす微調整は行っています。

という訳で、89式はこんな形になりました。
多方面から「MASADAっぽい」と言われますが、これは89式です。
誰が何と言おうが89式は89式です。

たまにこういう加工をするのも楽しいですね。
良い気分転換になります。
いつもありきたりな「パーツを買ってきて組み込んで…」のカスタムしかやってないので。

さて、割とあっさりボルトハンドルが付いてしまったので、次は何をしようか悩んでいるのですが、とりあえずリアサイトですね…。
20mmレールを取り付けるか、純正以外のアイアンサイトをどうにかこうにかして付けるか悩み中。

ちなみに加工したアッパーレシーバーは、MILMO(ミリモ)さんに塗装や刻印の施工をお願いする事にしました。
この記事が公開されている頃には丁度配送中かMILMOさんに届いてる頃…かな…。