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東京マルイ89式GBB用 MASADAストックを買ってみたので、南蛮堂のMASADAストックアダプターと比べてみた

記事作成日:2019年9月11日

ORGAエアソフトにて予約されていた東京マルイ89式ガスブロ用 MASADAストックを買ってみました。
予約者には先週中には発送されているようで、既に小売店での取り扱いも始まっているようです。
先日(9月8日)のビクトリーショーでも売られているのを見かけました。

メーカーは不明ですが、輸入代理店はMIYAMA TRADINGという所がやっているようです。
海外製エアソフトガンやカスタムパーツなどを輸入している業者のようですね。

内容物はこんな感じで、ストックとネジ、南蛮堂 先進軽量化小銃のステッカーが同梱されています。

事前告知が一切されていなかったので驚いた方も多いと思いますが、色々な紆余曲折があり南蛮堂も協賛する事になったようです。
まあ、色々とありますね。この業界は。

そのため、このようなステッカーが同梱されています。

当製品は89式に取り付けるアタッチメントにスリングスイベルやMASADA風ストックが最初から付いた状態になっています。
また、ネジも同梱されていました。

同梱されているネジのうち2本の使いみちが不明で、1本はヒンジ用?と思われる二分割になっているネジ。
もう1本は妙に長いネジで、もしかして電動89式用のネジなのでは?と予測。
写真右側の一番短いのは実際に89式GBBに取り付ける際に使用するネジになります。

ヒンジ用のピンなら最初から組み込まれていますし、GBB用製品なのに何故AEG用と思われるネジが付属するのかが謎ですが、とりあえず今回はスルーします。

これも色々とあるのでしょう…。

という訳で、東京マルイ89式ガスブロ用 MASADAストックの本体はこんな感じです。

89式にMASADAのストックを付けるという中々強引なカスタムにも関わらず、あまり違和感の無い見た目に仕上がるのがこのストックアダプターの優秀な点だと思います。

ストックの基部はアルミで出来ており、内側は強度を損なわない程度の軽量化が施されています。

この形状を見る限りAEGの89式にも使えそうな気がしますね…。
誰か試してみて下さい(他力本願)

ヒンジ部分はこんな感じ。
寸法はドンピシャでかなりガッチリしているのですが、ストック基部がアルミでストック側が樹脂という事もあり、何度も折り畳みと展開を繰り返しているとと削れて緩くなってしまいそうな感じがします…。(実際何度か動かしてると少し削れました)

ストックを折りたたんだ状態にするとこんな感じになります。

先程「ヒンジ用のピンか?」と言っていた奴ですが、長さはやっぱりヒンジにドンピシャでした。
試しに交換してみようと思ったのですが、最初から刺さっていたピンが簡単には抜けそうに無かったので断念…。

ストックは7段階の伸縮ストックで、チークピースの位置も動くのですが、PTS MASADAのストックと大きく異なり、全体的に非常に動きが渋いです。
かなり力を込めて引っ張らないと動きません。

また、PTS MASADAのストックは伸ばす時は単に引っ張るだけで伸びるのですが、こちらのストックはボタンを押しながらじゃないと伸びません。
そしてこのボタンも非常に硬い(単純にスプリングが硬い)ので、PTS MASADAストックに比べるとかなり操作がし辛いです。

ちょっとここが残念な所ですね…。
せめてもう少し動きがスムーズだったら…。(中華レプリカ品でしょうし、個体差の可能性もありそうですが)

もっとも、引っ張るだけでストックが伸びちゃうPTS MASADAのストックもアレなんですが。
本物のMASADAストックってどういう仕様なんでしょうね…。

東京マルイ ガスブローバック 89式小銃に取り付けるとこんな感じになります。
尚、固定用のネジは2本あるのですが、うち1本(下側のネジ)は89式純正のネジを用います。

ストック基部と本体はほぼツライチで、違和感の無い仕上がり。

左右もそれぞれこの通り。
いい感じです。

ストックを折りたたむとこんな感じになります。
尚、ストックを折りたたんだ状態でもボルトハンドルとストックは干渉しないので、この状態で射撃を行う事も可能です。

ちょっとトリガーは引きにくくなりますが、引けない事は無い…といった感じです。

南蛮堂 89式小銃用 PTS MASADA ACRストックとの比較

という訳で、ここからが本題です。
以前私が購入した『南蛮堂 89式小銃用MASADAストック用アダプター PTS ACRストック用』と今回購入したストックを比較してみます。
尚、南蛮堂のストックアダプターにはPTS MASADA ACRストックを取り付けてあります。

説明する上で「南蛮堂ストック」「MIYAMAストック」という風にそれぞれ呼称します。
ここから先の写真は写真左側が南蛮堂、右側が今回購入したMIYAMAストックです。

まず、基部に関しては大きく違う箇所が2つあります。
1つが材質で、南蛮堂ストックは樹脂(3Dプリント)で造られているのに対し、MIYAMAストックはアルミで造られています。

2つ目がスリングスイベルの位置と形状ですね。
南蛮堂ストックは幅30mm、高さ5mm程度のスリングスイベルが付いており、スリングを通して使用する想定だと思われます。
一方MIYAMAストックのスリングスイベルは、MASADA用のスリングスイベルと形状が非常によく似ており、スリング末端のフックを使って取り付ける仕様になっています。

個人的にはスリングスイベルはMIYAMAストックの方(MASADA風スタイル)の方が好きですね。
こちらの方が色々なスリングを直接取り付ける事が出来ますので。

基部の反対側(ヒンジ側)はこんな感じ。
色々な所がよく似ています。

基部の上側と下側はそれぞれこんな感じ。

ストック基部の内側はこんな感じ。
私が購入した南蛮堂ストックの基部パーツは、AEG用にGBB対応加工が施されている物なのですが、MIYAMAストックと見比べてみると内側の形状もそっくりです。
やっぱりAEGでも使う事が出来るのでは…?

ストックを折り畳んだ状態だとこんな感じです。
南蛮堂ストックの方が少し肉厚ですね。

最後にストックの比較です。
この通り、PTS MASADAストックとは色々な違っています。

先述した伸縮ストックの挙動に外に加えてボタンの大きさやチークピース部の形状、バットプレートの形状が違っていますね。
また、QDスリンススイベルに関してはPTSがスチールっぽい材質で、MIYAMAはアルミのようでした。

一体どこのストックなんでしょうか…。
A&K MASADAのストックとも形状が違ってるんですよねぇ…。

という訳で、東京マルイ89式ガスブロ用 MASADAストックのレビューと比較は以上になります。