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バイポッドの支点を大きく前側にズラす『Accuracy Solutions BipodeXt』を参考に、三脚用アタッチメントを作ってみた

記事作成日:2019年10月23日

Accuracy Solutions BipodeXtという製品があるのですが、これを参考に三脚用のアタッチメントを作ってみる事にしました。

銃身の下に付いている長いパイプがBipodeXt

こちらはバイポッドの支点を大きく前側にズラす事で、作用点となる銃口のブレを抑える事を目的とした製品になります。

簡単に表すと、普通にハンドガードにバイポッドを取り付けた状態で銃を上下に10°動かした場合、このような感じに銃が傾きます。

バイポッドの脚の先端が支点となり、銃が回転するように動く為、このような挙動になります。

バイポッドの位置を前にする事で、この支点の位置を変更する事が可能で、仮に銃口の真下にバイポッドを配置した場合はこのようになります。

同じ10°の傾きでも全然動きが違うのが分かると思います。

また、バイポッドによっては角度の変更を行う事が出来る物もあり、それを使う事で少しだけ前側に支点をズラす事が出来るようになっています。
例えば、B&T Industries V8 ATLASなんかは45°刻みでバイポッドの角度を変える事が出来ます。

という訳で、今回はホグサドルでこういう事をやる為にアタッチメントを作ってみる事にしました。

まずは幅40mm、高さ20mmのアルミ角パイプを買ってきました。
これを適当な長さに切断します。

パイプの長さに関しては取り付けたい銃に合った長さで決めれば良いと思います。
恐らく支点が銃口に近ければ近いほど良いはずなので、銃のどこに取り付けるか?を決めたらそこから銃口までの長さを測って、その長さで切れば良いでしょう。

続いて、先端部分に穴を開けます。
これはカメラマウントを取り付ける為の穴です。

私の使っているカメラマウントは1/4インチネジなので、対応するナットを買ってきました。
モノタロウで売られている、「UNC 1/4 六角ナット」という製品です。

ナットを使って雲台をネジ止めします。
これでこの角パイプを三脚に取り付ける事が出来るようになりました。

続いて、雲台を取り付ける側の反対側にもネジ穴を開けます。
片面が6mm、もう片面を10mmにして、4つずつ穴を開けました。

これはM-LOKのナットを通す為の穴になります。

Keymodが良いならKeymod用、20mmレールに取り付けたいならちょっと工夫が必要ですがそれ用の固定部を作れば良いと思います。

という訳で、これで完成です。
長さ的には丁度銃口の真下に雲台が来るようにしました。

下から見るとこんな感じ。
一応ハンドガードの根本の所に長さを合わせてます。

三脚との位置関係はこんな感じ。

銃口を動かした場合、このようになります。
三脚なので支点の位置がかなり銃口に近いのがポイント。

という訳で、こんな感じになりました。
三脚が貧弱なので、SRSを支える事が出来ませんが、まあ普通に構えて射撃する分には困らないでしょう。
とりあえず、次の30mチャレンジではこの構成を試そうと思います。