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ゼロイン機能付きマウントレール、ZB_Lite Pro Zeroing Blockを買ってみた

記事作成日:2019年11月12日

DEFCON1さんで売られているのを見かけて、即買いしたんですが、「ZB_Lite Pro Zeroing Block」という製品を買ってみました。

こちらはライザーマウントにエレベーテーションダイヤルとヴィンテージダイヤルが付いているような形をした製品になります。
見ての通り、光学サイト側で調整せずともマウントレール単体でゼロインを行う事が出来るのです。

マウントベースの耐荷重はリコイルレス(恐らく空気銃などリコイルが発生しない製品の事)で700グラム、300Gまでのリコイルで100グラムとなっています。
重量が割とシビアで、普通のライザーマウントのように何でも載せていいという訳では無さそう。

※説明書での単位は「gr」で書かれていました。grは「グレーン(grain)」の略ですが、その場合耐荷重が45グラム/19グラムとかになってしまい、あり得ないと思ったので「グラム(gram)」の略と解釈してます。

本来はLeupold LTOのように光学機器自体にゼロイン調節機能が備わっていない製品で使う為の物のようです。
参考:http://shop.drewslab.co.uk/accessories/708-zeroing-block-adjustable-weaver-rail.html

Leupold LTO Tracker装着時の様子

確かにサーマル系の製品ってレティクル表示があってもゼロイン出来ない物が多い印象がありますね。
中々面白い製品ですね。

エレベーテーションとヴィンテージはそれぞれこんな感じ。
1クリックで1/4MOA稼働し、最大で90MOA動かす事が出来ます。

ノブは大きめで操作しやすく、「カチカチ」というしっかりしたクリック感があります。

ヴィンテージダイヤルはレールを横にスライドさせているだけですが、エレベーテーション方向の保持は板バネのような物を使っています。
耐荷重が非常にシビアなのは、あまり重い物を取り付けてしまうとこの板バネが耐えられないからのような気がします。

裏面はこんな感じ。
20mmレールであればウィーバーでもピカティニーでも取り付ける事が出来ます。

という訳で、適当な光学サイトでも付けてみようか…と思って手元にあったTANGO6(KINETICマウント)を取り付けてみました。

そしたら、マウントのサイズがドンピシャだったんですよ…。
一体感も悪くない。そして、SRSに取り付けた時にマウントがかなりいい感じの高さになりました。

なので、急遽TANGO6からKINETICマウントを外し、PrimaryArms GLx4に取り付けてみました。
KINETICマウントは水平出すの簡単なので、スコープの取り付けもスムーズです。

おぉ…中々いい感じなのでは…?

ちなみにこの組み合わせだと985gもあるので、285gの重量オーバーですね。

ただ、マウント自体は結構がっちりしており、揺らしたりしてもガタついたりする感じはしなかったので、まあとりあえず良いかなと…。

尚、PrimaryArms GLx4 4-16x50FFPのエレベーテーションは25MIL(約84MOA)レティクルが稼働する稼働するので、それにマウント自体の90MOAの可動域が加わるので、なんとレティクルを174MOAも動かす事が出来るんですよね…。

実際に限界まで動かすとこのような感じになります。
緑色の線が銃身と平行、赤色の線がスコープの中心です。

今まであんまり実感無かったんですが、90MOAってこんなに傾くんですねぇ…。

という訳で、中々面白い物を手に入れる事が出来ました。

とりあえず30mチャレンジとかで使っていけたらなと思ってるんですが、このマウントがあるならLeupold LTOを買うのも手かもしれませんね…。
あのサーマルは使う使わない関係なしで、ちょっと持っておきたい製品の1つですし。

オマケ TorreyPinesLogic T10-Sを乗せてみた

せっかくなので、今手元にある唯一のサーマルであるTorreyPinesLogic T10-Sを乗せてみました。
T10にはレティクルでは無いものの画面中央に四角い枠が付いてるので、単体でも照準器として使おうと思えば使えます。

もっとも、一応この四角い枠は水平方向と垂直方向に動かす事が出来るので、ZB_Lite Pro Zeroing Blockが無くても一応ゼロイン出来るんですがね…。

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