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AEG SIG SAUER P320のスライドの動作をよりキビキビ動くように調整しました。

記事作成日:2019年12月3日

「邪魔なのでそろそろ手放したいな」と思ってきたので、AEG SIG SAUER P320の最後の調整を行う事にしました。

以前、AEG SIG SAUER P320の内部を色々弄ってかなりしっかり動くようにはしたのですが、スライドの動きが少しもっさり気味(特に戻る速度が遅い)のが気になったので、少しそこを改善する事にしました。

今回使用するのはLayLaxから出ている東京マルイ ハイキャパ5.1用のハイスピードリコイルスプリングです。

P320専用品なんて恐らく無いですし、ハイキャパ5.1用のスプリングが長さや太さ、巻数などが丁度いい感じだったので…。

AEG SIG P320のリコイルスプリングガイドに取り付けるとこんな感じになります。
SIG P320純正よりも少しスプリングは固くなっていますが、前回の調整でガスの放出量や流量の調整を行ったので問題なく動くでしょう。

結果、動作はなんの問題も無し。
それどころか気になっていたスライドが戻る速度が大幅に向上し、ダブルタップでも問題なくついてくるようになりました。

ブローバックエンジンの都合上、これ位が限界ですかね…。
あと、スライド自体が重いという事もあってマガジン温度が20度を下回るような冷たい状態だとかなり動作は厳しくなり、スライドストップも掛かったり掛からなくなったりといった状態になってしまいます。
10度とかだとほぼ動かないので、冬場はキツい感じでしょう…。

ただ、マガジン温度が30度以上あれば動作は良好なので、温かい所で元気に動く仕様といった感じですね。

なお、初速の変動はこんな感じ。
マガジン温度36度の状態では0.20gで76m/s後半。

マガジン温度50度で78m/sになります。

マガジン温度による初速のブレはかなり抑えられているのがこの銃のポイントです。
というか、個人的にはこういう仕様にするのが一番理想だと思うんですけどね…。

マガジンの気化室も多めに取っており、連射時でも安定した動作を得る事が出来ますし、ハンマースプリングも柔らかくする事によりガスの放出量も減らしてます。

夏場専用な仕様にはなりますが、温めても初速が殆ど上がらないので安心して使える仕様になっていると思います。

という訳で、AEG SIG P320のカスタムは恐らくこれが最後になると思います。

そのうちヤフオクかミリ物販かに投げるかもしれませんので、ご興味ある方はぜひ。
もっとも、VFC製のP320が発売された今、AEG製を欲しがる人が居るのか怪しいですけど…。